海外のおむつについて知りたい!各国の事情や日本との違いについて
日本のメーカーの紙おむつの品質は高く、アジアの一部の国では「日本の紙おむつ」を使うのがステータスになっていることもあります。そんな紙おむつは、日本の子育てでは当たり前のアイテムですが、海外のおむつ事情はどうなっているのでしょうか。海外でおむつを買うときのポイントもご紹介します。
目次
- アジア諸国の赤ちゃんとおむつの関係
- おむつをつけている時間が少ない
- 紙おむつを1枚ずつ購入できるインドネシア
- おむつ卒業が早いアジアの子どもたち
- おむつ生活が長めの欧米の赤ちゃん
- 1歳を過ぎてもテープタイプが主流
- オーガニック派にぴったりのエコ紙おむつ
- 布おむつを使うと助成金がもらえる
- おむつを買うときに知っておくと便利なこと
- 日本より細かく種類が多いサイズ展開
- 日本と同じ銘柄でも機能や肌触りが違う
- 海外在住ママおすすめのおむつ関連グッズ
- 海外旅行の前に知っておきたいおむつ事情
- 外出先におむつ台があるとは限らない
- おむつ用のゴミ箱はないので注意
- どこで買えるのかもチェックしておく
- まとめ
- 海外へ行く前に知っておきたいおむつ事情
アジア諸国の赤ちゃんとおむつの関係
おむつをつけている時間が少ない
日本のママは「どうしてそんなことができるの?」と思ってしまうかもしれませんが、たとえば中国の子どものズボンにはお尻部分に穴が開いていて、しゃがむとすぐにおしっこができるようになっているものがあります。日中は大人がしっかり子どもを見て、子どもの「用を足したい」というサインを見逃さないようにするそうです。
ただ、アジアでも経済が発展している国や、同じ国でも都心に行くほど紙おむつの普及率は高くなります。
紙おむつを1枚ずつ購入できるインドネシア
実は紙おむつに限らず、たばこ1本、薬1錠など、欲しい分だけ買える国は結構あります。お店の人が封を開けて販売しているので、衛生面でちょっと心配になることもありますが、それが当たり前の現地の人はあまり気にしないようです。
小さな雑貨店や薬局で紙おむつを1枚ずつ購入することができるので、赤ちゃん連れの旅行でおむつが足りなくなったときなど覚えておくと便利ですね。
おむつ卒業が早いアジアの子どもたち
赤ちゃんのいる家庭には子ども用のおまるが当たり前のようにあり、首がすわるようになったころからトイトレをスタートさせることもあるようです。ママは赤ちゃんがもぞもぞしだしたり、寝起きだったりするタイミングを見計らっておまるに座らせることを根気よく繰り返します。
すると、歩けるようになるころには自分でおまるを持ってきて用が足せるようになるのです。ただ、赤ちゃんに一日中付き添うことが必要なので、忙しいママにはちょっと難しいですね。
おむつ生活が長めの欧米の赤ちゃん
1歳を過ぎてもテープタイプが主流
また、物価が高いといわれるイギリスですが、子ども用品の税金は低く設定されているので、おむつも日本と同程度かそれ以下で購入することができます。
面白いのは、イギリスやアメリカなど欧米では1歳を過ぎてもテープタイプの紙おむつに人気があることです。これは、日本のようにおむつ交換台の設置がある公共トイレが少ないため、ズボンを履いて立ったままでも交換できるテープタイプの方が使い勝手がよいことが影響しているようです。
オーガニック派にぴったりのエコ紙おむつ
赤ちゃん用品もその例外ではなく、化学物質を極力控えたエコ紙おむつを選ぶママが多くいるそうです。日本ではオーガニック製品や環境に優しいと謳われる商品は割高なことが多いですが、欧米ではエコ紙おむつが一般のおむつと変わらない価格で手に入ることも選びやすい要因ではないでしょうか。
もちろん、環境に優しいだけでなく赤ちゃんの肌にも負担が少ないことがおむつには求められます。その二つを兼ね備えたエコ紙おむつが日本にも浸透するとよいですね。
布おむつを使うと助成金がもらえる
南ドイツではごみの削減運動の一環として、布おむつの貸し出しや布おむつを使う家庭へ助成金を出すなどの政策を行っている自治体があります。また、布おむつといっても、日本人のママがイメージするような長いさらしのような布おむつではなく、最近ではおしゃれでカラフル、デザイン性の高い海外ブランドの布おむつも販売されていますよ。
いきなり布おむつオンリーにするのは難しいかもしれませんが、紙おむつと併用して使うなど工夫をすると気軽に試せますね。
おむつを買うときに知っておくと便利なこと
日本より細かく種類が多いサイズ展開
日本では一番小さいおむつのサイズは体重が3kgからのものが多いですが、欧米サイズは2kgから使えるサイズがあり、小さめの赤ちゃんでも安心です。反対に、大きいサイズだと19kg以上の子どもでもOKなサイズがあり、大きな体格の子どももカバーできます。
欧米のおむつは小刻みなサイズ展開が特徴的ですが、日本のおむつはよく伸びてフィット感があるので、そこまでのバリエーションが必要ないことが背景にあるのかもしれませんね。