幼稚園入園後はストレスでぐったり。新生活は親子で乗り切ろう

2019,4,2 更新

みんなで信頼関係を築いて安心な場所づくり

幼稚園は安心して過ごせる場所と知らせよう

新たな環境に身を置くことは大人でも不安な場合があります。人生経験の少ない子どもならばなおのことです。そこで、未知の世界である幼稚園が「安心して過ごせる場所である」ということをまずは知らせることが大切です。

そのため、「もしも困ることがあったらなんでも先生に伝えていいんだよ」「お昼ごはんを食べて、みんなと遊んだらママがお迎えに行くからね」というように子どもの不安な気持ちを和らげ、「幼稚園は安心できる場所なんだ」と思えるような声かけをしましょう。

また、楽しい幼稚園生活のイメージがわくような絵本を読み聞かせするのもよいですね。絵がある分、子どもにとっても具体的にイメージしやすく、幼稚園が身近に感じられるでしょう。

信頼できる人の存在を知らせていこう

子どもにとってもっとも信頼できる人というのは、ママやパパなどの家族ですね。けれども、幼稚園へ入園すると信頼できるママやパパと離れて過ごすことになります。これは子どもにとって大きなストレスになることは前述のとおりです。

そこで大切なことは、幼稚園にも信頼できる人がいるということを知らせることです。「先生に頼ってもよいんだ」「お友だちと遊ぶことは楽しいんだ」と、周囲に信頼感を持てるようになると幼稚園に対する不安感は小さくなっていくでしょう。

子どもが、家庭でも幼稚園でも信頼できる人に囲まれていると実感することは「自分は愛されている」という自己肯定感をも育み、子どもが自分に自信を持てるようにもなります。

親子で友だちをつくるのも方法

最近は少子化によって子ども自体の人数が減っています。幼稚園に入園する前に、同年代の子どもと接する機会が少なかったという子も多いです。そのため、子どもがたくさんいる幼稚園という環境に置かれても、ほかの子とどのように関わっていけばよいのかわからないのです。

入園後、ママがわが子と気が合いそうな子どもを見つけたら、親子で友だちになるのも一つの方法です。ママ友になれば子どもたちがのびのび交流できる機会を作りやすいですよね。

このとき、大人は子ども同士のやりとりに干渉しないことが大切です。やりとりを重ねるうちに、多少のケンカなら子ども同士で解決できるようになっていきます。こうして、子ども同士の信頼関係が築かれていくのです。

まとめ

幼稚園に入園すると、これまでの生活環境と大きく変わる点が多く、子どもにとってはストレスになってしまうケースがあります。そのストレスが、子どものイライラやわがまま、甘えを引き起こしているのですね。

こうした姿が見られたら、ママは子どもに求められるままに甘えさせてください。受け止めることが子どもの自己肯定感を育みます。

そして、幼稚園は安心できる場所であることを伝えてください。先生やお友だちは信頼できる人であることが理解できると、だんだんと幼稚園での新生活を楽しめるようになるでしょう。