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幼稚園入園後はストレスでぐったり。新生活は親子で乗り切ろう

幼稚園入園後はストレスでぐったり。新生活は親子で乗り切ろう

幼稚園入園後から子どもの様子がなんだかおかしい、と感じることはありませんか?もしかしたら原因は幼稚園生活によるストレスかもしれません。子どものイライラやわがままにママもぐったりしてしまいますが、親として子どもの心に寄り添いながら適切に対処することで新生活を楽しく乗り切りましょう。

幼稚園入園後の気になる子どもの変化

ストレスを抱えて変わる子どもの姿がある

入園式が無事に終わると、いよいよ幼稚園生活のスタートです。「休むことなく調子よく通えているな…」と思ったのもつかの間、幼稚園から帰宅した子どもの様子が変わったと感じるママも多いのではないでしょうか?

子どもがいつにもましてわがままになったり、なんとなくイライラしていたりという姿が見られるのであれば、もしかしたら子どもがストレスを抱えているのかもしれません。

幼稚園という新しい環境に慣れてくると同時に、多くの子どもにとって「ママと離れて過ごす」という初めての体験により疲れが出てきているのです。それが大きなストレスとなり、落ち着かない様子として現れます。子ども自身に自覚はなくても、ストレスを抱えている場合が大いにあるのですね。

入園後のわが子との距離の取り方

幼稚園への入園は、子どもはもちろんのこと、親の立場からしても「子どもが自分と離れて過ごす」ということに対して少なからず不安や心配な気持ちを持つでしょう。

しかし、そういった親が感じている不安感は子どもにも自然と伝わってしまいます。そのため入園後に、幼稚園に対してネガティブになっている子どもと一緒になって不安になってしまうと、子どもは余計に幼稚園を拒否するようになってしまいます。

そこで、「幼稚園はお友だちとたくさん遊べるよ」「おいしい給食(お弁当)が食べられるよ」というように、幼稚園に行くことが楽しみになるような声かけをしましょう。子どもに寄り添いつつ、幼稚園への期待感や安心感を伝えられるとよいですね。

幼稚園に入園する前からできること

幼稚園に入園することで、これまでの環境や生活リズムとの違いに戸惑う子どもは少なくありません。そこで、入園前の準備としてできることをご紹介します。

基本的に、子どもの一番の不安は「親から離れること」です。そのため、幼稚園で行われる未就園児向けのイベントや園庭開放、子育てサロンなど、親から離れて複数の同年代の子どもたちと過ごすという体験をさせましょう。

また、幼稚園の生活リズムにスムーズに入っていけるように、登園時間や昼食など幼稚園で決まっているスケジュールにあわせて生活リズムを整えておくこともおすすめです。

登園が待ち遠しくなるように、園グッズはお気に入りのキャラクターなどで揃えるのもよいですね。

環境の変化に敏感な子どもの姿を受け止める

子どもの不調を受け止めよう

過ごし慣れた「家庭」という環境から「幼稚園」という未知の世界に入っていく。これは子どもにとって大きな変化であり、前述のようにストレスに感じてしまうほどのできごとです。「幼稚園なんか行きたくない」「ママとお家で遊んでいたい」これらが子どもの素直な気持ちでしょう。

こうしたストレスがわがままやイライラなどの不調を引き起こします。そんなとき、ママは子どもの不調を一度受け止めましょう。受け止めてくれるママがいる、という安心感で子どもなりに心の折り合いをつけられるようになるのです。

幼稚園児はまだまだ心のバランスが不安定になりやすい年齢ですが、こうした不調を乗り越えることで少しずつ自分で自分の心のバランスをとれるようになっていきます。

甘えさせることと甘やかすことは違う

入園後に、赤ちゃん返りを起こす子どももいるでしょう。いつも以上にママにつきまとって、自分でできることも「ママがやって」と甘えてくるなどしたとき、つい「自分でやりなさい!」と叱りたくなりますが、ここはグッとこらえてください。

こうした赤ちゃん返りは、慣れない幼稚園という場所で一生懸命がんばっている反動によるものなので、そのがんばりを認めて、ときには甘えさせることも大切なのです。子どもが甘えてきたときに、それを受け止めることは子どもの自己肯定感を育てます。

ただし、子どもから頼られていないのに先回りしてなんでもやってあげる、といった行為は子どもの自立を阻む「甘やかし」であり、「甘えさせる」こととは違うので気をつけましょう。

クラス担任やママ友からの情報を活用

子どもが幼稚園に行きたがらなくて毎朝親子で悩んでしまうのであれば、幼稚園内での子どもの様子を把握しているクラスの担任の先生から情報を聞き出すのもよいですね。もしかしたら、親が気づかないような憂鬱になる幼稚園のポイントがあるのかもしれません。

たとえば、お友だちとケンカをした、トイレが暗くて怖いなど、大人からすると些細なことでも子どもにとっては大問題なので、そこを改善すれば幼稚園が楽しくなるケースがあります。

また、同じ「母親」の立場であるママ友にも相談すると、解決策となるような情報が聞けるかもしれません。たとえ解決策が見つからずとも、悩みを共感してもらえるだけでママの心は軽くなり、子どもに余裕を持って接することができるでしょう。
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