小学校入学前の知能検査。内容や再検査の場合、特別支援学級について
再検査になった場合や特別支援学級について
再検査を受けて「問題なし」となる場合も
もし、再検査の通知がきても慌てないでくださいね。受験と違って、合格しなければ学校へ通えないというものではありません。改めての診察や、自治体の運営する教室へ通えば、発音の仕方について子どもにわかりやすく教えてもらえることもあります。
就学前の子どもは、まだまだ発達途中です。言葉の練習をしているうちに、上手に話せるようになることがあります。ママの動揺が伝わると、子どもも心配になってしまいます。再検査になっても問題ない場合もあるのです。
特別支援学級や通級はどんなところ?
障がいの程度が軽い場合は、特別支援学級だけでなく通常のクラスにも席をおき、両方のクラスで学校生活をおくる「通級」という方法もあります。音楽や体育など比較的簡単な教科は通常の生徒と一緒に学びあい、算数など理解するのに時間がかかる教科は、特別支援学級でわかりやすく学ぶことができるのです。
就学前健診で発達に問題があるとわかったら、特別支援学級や通級も含めて専門医や学校の先生と相談し、学校での過ごしかたを決めることが大切です。
問題ありでも普通学級に通うことはできる?
高学年になると児童会やクラブ活動を通常の学級で決め、音楽や体育も通常学級の生徒と交流しながら行います。一緒に行動することでお互いが慣れ、協力する大切さを学べますね。
就学前健診で問題があったからといって、普通学級に通えないということはなく、特別支援学校や、普通の学校にある特別支援学級、または特別支援学級と普通学級の両方に属するなど選択肢もあるのです。
子どもにとってよい選択をするためにも就学前健診を受けることが大切ですね。
特別支援学級だけではなく、その子どもの学年の通常の学級に「交流学級」があり、朝の会と帰りの会はそこで過ごしています。机、椅子、ロッカー等も特別支援学級と交流学級の両方に用意されています。
まとめ
もし、問題があっても特別支援学級や、普通の教室で授業を受けることもできる場合があります。子どもにとって、どの学校に通うのがよいか判断するためにも就学前健診を受けて、専門の先生に診てもらいましょう。