赤ちゃんがリラックスするには?お世話で意識したいポイントを紹介
赤ちゃんはリラックスすると寝つきやすくなるといわれています。ですがどうすれば赤ちゃんがリラックスするのかわからないというママも多いですよね。今回は赤ちゃんがリラックスできる方法やお世話するときに意識したいポイントをご紹介します。赤ちゃんと一緒にリラックスタイムを過ごしましょう。
赤ちゃんはどんなときにリラックスするの?
ベビーマッサージなどのスキンシップ
スキンシップの一つであるベビーマッサージには高いリラックス効果があります。ベビーマッサージはポイントを押さえれば、初心者のママでも簡単にすることができますよ。
まず、ベビーオイルまたはベビーローション、バスタオルを用意します。マッサージはオイルを手にたっぷり取って、「足、胸・お腹、腕・肩、背中・お尻」の順番に行います。やさしくなでるように、赤ちゃんに話しかけながら行ってくださいね。マッサージは赤ちゃんにとって運動するのと同じなので、終わった後はしっかり水分補給をしましょう。
寄り添うだけでもママの心音が効果を発揮
さらに、赤ちゃんはお腹の中で聞こえていた音を聞くと高いリラックス効果を得ることができます。そして、赤ちゃんが一番聞いていた音はママの心音です。つまり、ママの心音が聞こえるように寄り添うだけでもリラックス効果を発揮します。
赤ちゃんにリラックスしてほしいときやなかなか寝ついてくれないときは、ママの心音がよく聞こえるように左胸を赤ちゃんの耳元に当ててみましょう。抱っこや添い寝をするときもなるべく左胸を近づけるように意識してみてくださいね。
子守唄などママのやさしい声も安心材料に
赤ちゃんは音が出るものに反応します。特にママやパパの声には強く反応し、親子の絆を深めていくための重要な刺激になります。そのため、子守唄はCDやスマートフォンを頼るのではなく、なるべくママの声で聴かせてあげましょう。
また、入眠前に子守唄を歌うことを習慣化させると、赤ちゃんが条件反射で寝つきやすくなります。入眠のルーティンができるとママも寝かしつけが楽になりますよ。さらに、子守唄を歌うことでママにもストレスを発散する効果があります。親子でリラックスタイムを過ごしてくださいね。
お腹にいたときを思い出すリラックス方法
おくるみで赤ちゃんの落ち着く姿勢に
赤ちゃんはママのお腹の中にいるとき、足を軽く曲げて腰を丸めた姿勢をしていますよね。一般に「胎児姿勢」と呼ばれ、人間にとって一番落ち着く姿勢といわれています。そのため、おくるみを使って赤ちゃんが落ち着く姿勢にしてあげましょう。
しかし、おくるみを使っても赤ちゃんがぐずつくときは温めすぎていないか確認してみましょう。背中が汗ばんでいるときは涼しくなるように、室内の温度調節をしてみたり、巻き方を変えてみたりするとよいですよ。赤ちゃんがお腹にいたときを思い出せるようにしましょうね。
温かな湯船は親子の絆を深める場にも
湯船につかると血行がよくなり、疲れが体外に放出されます。さらに、赤ちゃんは大人に比べて新陳代謝がよいので、肌の汚れを洗い流すことも大切です。汗疹やおむつかぶれをしやすいので、肌を清潔に保てるようにしましょう。
また、お風呂は意外と体力を使うものです。湯船につかることでリラックスするだけでなく、適度な疲れから寝つきやすくなります。毎日決まった時間にお風呂に入ることで赤ちゃんの生活リズムも整い、入眠時間も整ってきますよ。
抱っこは心地よい揺れで赤ちゃんが安心する
赤ちゃんはママのお腹の中にいたときに、ママが歩く度に羊水の中で揺れていました。つまり、抱っこをしながら心地よい揺れを与えることで、赤ちゃんはママのお腹の中にいたときを思い出すので、安心することができます。これは「輸送反応」というもので、理科学研究所による研究結果でも赤ちゃんのリラックス効果が証明されています。
さらに抱っこするだけでも赤ちゃんのストレスを緩和させる効果が期待されています。赤ちゃんを長時間抱っこすることが大変になってきたら、スリング(ハンモック型の抱っこ紐)を使ってみるのもよいですよ。
ママが忙しいときはオルゴールで癒しを
視覚でも赤ちゃんを楽しませるメリータイプ
オルゴールの音色は副交感神経を刺激し、安心感を与える効果が期待されています。赤ちゃん用のオルゴールを選ぶときは胎内音に似ている「ホワイトノイズ」が内蔵されているものがおすすめです。たとえば赤ちゃんがよく泣き止むテレビの砂嵐音は代表的なホワイトノイズの一つです。
さらに、オルゴールには様々な種類があります。メリータイプのオルゴールは音色だけでなく、視覚でも楽しむことができます。寝かしつけにも活躍してくれるので、ベッドや枕元に置いておくとよいですよ。