子どもと一緒に文鳥を飼いたい!子どもへの影響や飼い方のコツなど
文鳥は、人の手や肩に乗るくらい人懐っこい生き物なので、ペットとして根強い人気があります。実際に飼うなら、どのように飼育をするとよいのか、飼い方のコツや注意点をチェックしておきましょう。小さくても命のある生き物と一緒に暮らすことで、子どもにも様々なよい影響をもたらしてくれるのではないでしょうか?
飼う前に知っておきたい文鳥の特徴と必需品
人懐っこい性格をしていて飼いやすい
特に、雛のときから育てると飼い主に慣れやすく、手乗り文鳥にしやすいでしょう。人に慣れた文鳥は、飼い主に触れられることに幸せを感じるといわれています。
成鳥からの飼育でも、時間をかけて世話をすれば飼い主に懐きますし、文鳥は賢いので顔を見ながら繰り返し名前を呼ぶと、次第に名前を呼ぶだけで飼い主へ近づいてくるようになることもあるようです。
文鳥の物怖じしない性格や人懐っこさから、人と文鳥の距離は近く、これが文鳥が長年ペットとして日本で愛されてきた理由といえるでしょう。
文鳥の寿命は7~10年ぐらい
5歳くらいになるまで繁殖に携わり、7~8歳ごろから老化現象が見られ、やがて一生を終えるのです。文鳥の8歳は人間に置き換えると約84歳です。このように、小さな文鳥が7年以上生きると聞くと意外だと感じる人もいるかもしれませんが、文鳥は比較的長生きします。
なお、文鳥は4種類ありますが、種類に関わらず寿命はほぼ同じです。大切に育てれば10年以上生きる文鳥も珍しくはないため、文鳥の生涯を責任を持って見届けるという覚悟を持って飼い始めましょう。
文鳥を飼うときに必要なグッズ
文鳥は羽を広げて羽繕いをするため、のびのびと羽を広げられるスペースを確保してください。文鳥の爪削ぎにもなる止まり木や、遊んだり昼寝ができたりするブランコも用意したいですね。
また、欠かせないのが「水浴び器」です。文鳥の健康と清潔を保つため、毎日綺麗な水を用意しましょう。そして「ペットヒーター」もお忘れなく。寒暖差に強いとされる文鳥ですが、少しでも体温が下がると免疫力が低下し体調を崩しやすいので注意してください。
文鳥などのペット飼育が子どもに与える影響
餌やりなどのお世話で責任感を持てる
そのため、子どもにも「ペットのお世話」という仕事を任せたいですね。餌やりなどのお世話に取り組む中で、子どもの心に責任感が芽生えるでしょう。文鳥の場合には、水浴び用の綺麗な水を用意することなら、子どもにもできそうですね。
「自分がお世話をしてあげなくちゃ」と使命感を持つことで、自分も家族の一員として必要とされていると自信もついてきます。例えば「犬の場合には散歩」など、飼っているペットに必要なお世話と、子どものできることを考えながら、子どもにもお世話を分担しましょう。
命の大切さを学ぶことができる
ペットが亡くなるということは、悲しみが大きいものですが、大切な者の「死」を通じて「命の大切さ」について子どもが真剣に考えるきっかけとなるでしょう。ペットとの永遠の別れを、家族みんなで受け止めることで、命の尊さを学ぶことができるのです。
また、動物愛護や保護についても、家族で考える機会になるのではないでしょうか?ペットの飼育を通して、大事なことに気がつけるでしょう。
優しい気持ちや思いやりの心を育める
こうした関わりの中で、子どもは生き物を通じて「相手の立場に立って考え行動する」ということを覚えていくのです。このように、動物をペットとして飼い、家族の一員として過ごすことは、子どもの心を育むための情操教育にもなるといわれています。
また、自分よりも小さくてか弱い存在が家族の中にいるという環境によって、そういった相手には優しく対応するということを自然に学べるでしょう。ペットを飼育することで、子どもは優しい気持ちや思いやりの心を育んでいきます。
文鳥の飼い方のコツや注意すること
放鳥するときは家族に伝えて近くで見守ろう
そして、家族にも放鳥することを伝えてください。放鳥していることを知らない家族がドアを開けたり、誤って文鳥を踏んでしまったりという事故を防ぐためです。
放鳥する際は、家族全員が文鳥がどこにいるかをしっかり把握しておくことが大切です。テレビを見ながらや、ほかの作業をしながらなどではなく、きちんと近くで見守るようにしてください。
なお、鳥は糞を我慢できません。所かまわずしてしまうので、大切なおもちゃや洋服などが汚れないよう事前にカバーをするなどの対応をしましょう。