ママチャリの後ろの子どもを守ろう!注意点とママができる安全対策
子育てママの必須アイテム「ママチャリ」。車よりも小回りが利く分、瞬発力や機動力が高いので重宝しますよね。しかし、子どもをママチャリの前方シートから後ろのシートに乗せ換えるタイミングに迷うママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、子どもの後ろ乗せのタイミングや安全対策について、解説していきます。
後ろ乗せは何歳から?安全な乗せ方の手順
後ろに乗れるのは2歳から6歳まで
では、具体的に後ろに乗せることができる年齢は何歳からなのかというと、明確な法律はありません。各チャイルドシートの規格によって変わってくるようです。「1歳以上」と明記されていても、実際はしっかりとお座りができて体格のしっかりしてくる2歳くらいから乗ることが多いでしょう。
後部座席に乗ることができる年齢は「6歳未満」と法律で決まっています。ですから、後部座席に乗せられるのは2歳頃から6歳までとなります。ただし、子どもの体格や性格によって乗せ始められる年齢は変わってくるので、柔軟に対応しましょう。
ママの話が理解できていることが大前提
ママが気付かぬうちに、子どもが勝手にシートベルトをはずしていたら…。知らぬ間に眠っていたら…。信号待ちで隣の自転車のかごをつかんでいたら…。想像すると怖いですよね。
後ろ乗せデビューをするなら、ママの話が理解できるようになってから、というのが大前提になりそうです。「ベルトを外してはいけないよ」「眠たくない?」「ちゃんとハンドルをにぎっている?」など、後ろの子どもとコミュニケーションが取れれば安心ですね。
荷物はあとで!乗せ降ろしは子どもを先に
自転車のスタンドをかけて、しっかりと停車していても、目を離したすきに子どもが自力で降りようとして、バランスを崩すことがあるかもしれません。買い物帰りで荷物が多いときでも、まずは子どもを先に降ろしましょう。
また、降ろす前に「降りてもママのそばにいてね」と一声かけて、子どもが逃走しないように釘を刺しておくことも忘れずに。大切なことは、子どもを乗せたまま別の作業をしたり、目を離すことがないようにする、ということです。
子どもが後ろに乗るときの注意点
ヘルメットとシートベルトは必ず着用する
大切な我が子を守るためにも、自転車の後ろに子どもを乗せる際は必ずヘルメットとシートベルトを着用させましょう。2、3歳はイヤイヤ期とも重なり、子どもがヘルメットをかぶることを嫌がるということも多いでしょう。
また、シートベルトを勝手に外してしまうということもあるかもしれません。これはママが根気よく、ときには強く注意して、自分を守るためにも必ずしなくてはならないのだと繰り返し教えていく必要があるでしょう。
後輪への巻き込み防止の対策をする
マフラーよりはネックウォーマー、ブランケットよりはポンチョなど、身につけるものは短くて巻き込みにくいものにしたほうが安心でしょう。また、ママのロングスカートや裾の広いパンツなども、後輪への巻き込みの危険があります。
後輪部分に「ドレスガード」や「ドレスネット」などの巻き込み防止部品がついていることも確認しましょう。衣類の巻き込みだけでなく、乗せている子どもの足の巻き込み防止にもなりますよ。
動いたり寝たりしないように話しかける
後部座席で子どもが寝たり動いてしまったりすると、自転車のバランスがとりにくくなって危ないですね。万が一シートベルトをしっかりと締めていなかったら、座席からずり落ちてしまう危険性もあります。
後部座席に子どもを乗せるときは、子どもが無理に動いたり眠ったりしないように、話しかけながら走るのがおすすめです。走行中、子どもはママの背中で前方が見えないので、どんなものが見えるのか、会話を楽しみながら走るのもよいと思いますよ。
後ろに子どもを乗せるママができる安全対策
すぐに止まれるようにゆっくり走る
後ろ乗せできるようになった子どもは、体重もしっかりと重たくなってきていますよね。車体に加え、ママの体重、子どもの体重を考えると、かなりの重量になります。スピードが出すぎているときに急ブレーキをかけるのは大変危険ですし、思った以上にすぐに止まれません。
ふらつかない程度のスピードを保ちつつ、なにかあってもすぐに止まれるようにゆっくりと走ることを心がけましょう。用事があるときは、焦らないように時間に余裕をもって出発するのがよいですよ。