幼稚園年長でおむつをしていると問題?お漏らしや夜尿症の原因と対策
幼稚園に入ると、トイレトレーニングが終了する子どもも増えますが、幼稚園年長になってもまだおむつが取れないと嘆くママがいます。なかには昼間は大丈夫でも夜はおむつなしでは過ごせない子どももいるようです。小学校入学前におむつが取れるか心配なママへ、おむつが取れない原因や対策をまとめました。
おむつがはずれる一般的な時期について
トイレトレーニング開始OKのサインとは
それまではおむつを覗くたびにおしっこをしていたのに、2~3時間ほど間隔が空くようになったらトイトレをはじめてもよい時期です。ただ、トイトレをはじめる時期に正しい、間違っているということはなく、その子その子に合った時期があるものです。
排泄は独立した生活を送るために必要なことではありますが、ゆっくりでも確実な方法で訓練していけばできるようになります。あまり焦らず子どもを追い込まないようにすることが大事ですね。
発達段階から見るおむつはずれの目安時期
年齢の目安だけでなく、1人で立ち歩くことができる、自分の意思を言葉やしぐさで伝えられるかも目安になります。トイトレで苦労しているママのなかには、「すべての条件をクリアしているのになんで?」と思うこともあるかもしれませんが、トイトレをはじめる2歳前後は正にイヤイヤ期の真っただ中。
ママがしてほしいことは「やだ!」という時期ですので、トイトレが難しいことも多いのです。その子自身のやる気を引き出させることもポイントですね。
5歳は遅い?昼間のおむつはずれの平均時期
日本の平均的なおむつはずれの時期は2歳半から3歳3カ月までがもっとも多く、全体の50%以上を占めます。5歳でまだおむつをしていることは遅めではありますが、排泄機能が整うまでには個人差もあり、遅ければ8歳までかかるというデータもあります。
トイレに行きたい感覚そのものがつかめないのか、気持ちの問題なのかで今後の対策も変わりますので、ママは注意深く見守る必要がありそうですね。
昼間のおむつがはずれない原因と対策
トイレトレーニングの影響による可能性
トイトレではまずは便座に座らせることが必要ですが、ここから嫌がってしまう子もいます。トイレに行きたがらなくては、トイトレも先が思いやられますね。
また、トイトレをはじめるとお漏らしをしたときに怒ってしまうママもいます。すると子どもは排泄することに恐怖を覚え、逆にお漏らしをしてしまうことも考えられます。
2歳以降では、子ども自ら「トイレに行けるようになりたい」と思わせることがカギです。
機能性の問題がある可能性
年齢も気になりますが、普段の排尿の様子もチェックしてみましょう。1日の排尿回数は幼児の場合6回程度が普度になりますが、頻尿やあまりにも少なすぎるのは問題ですね。
排尿障害の場合、先天的に膀胱や尿道に問題がある、腎臓や脊椎の疾患、尿路感染症が原因になっているなど、検査や治療が必要になります。精神的なストレスが原因になることもあり、原因が一つではないこともありますが、5歳でおむつが取れない理由を探るためにも、気になる点がある場合は医師に相談してみましょう。
うんちだけはおむつでしたがるケースも
うんちがすんなり出る子はよいですが、便が硬め、便秘がちだと力まなくては排便できないことがあります。大人用のトイレでは、子どもの足が床につかないため力みづらいのかもしれません。
またリラックスすることもうんちをスッキリ出すには必要です。おむつであれば、自分の好きな場所、好きなポーズで挑むことができるので、わざわざパンツからおむつに履き替える子もいます。
こうしたこだわりも、なにかのきっかけで薄れることが多いので、ママは気長に待ちましょう。