2歳でも友だちと仲良く遊ぼう!2歳児の友だちトラブル解決法
友だちとトラブルになったときの解決法
トラブルの原因を聞き、共感する
相手を泣かせてしまったら、とりあえず「ごめんなさい」と謝るように声をかける方もいますよね。ですが、一方的な大人の意見を押しつけて喧嘩を仲裁すると、子どもは納得できず、何が悪いことなのかわからないため、同じような喧嘩を繰り返してしまいます。
喧嘩を仲裁する際には、何が原因で起きたのかそれぞれの言い分を聞き、共感しましょう。この時期の喧嘩は大人に自分の気持ちを聞いてもらうだけでも落ち着き、収まることもありますよ。
子どもの気持ちを代弁する
特に同じくらいの年齢の友だちであれば、お互いに「イヤ」に込められた様々な感情を読み取ることができないので、喧嘩に発展しやすくなってしまいます。喧嘩になったときは、ママはお互いの気持ちを聞き、子どもの気持ちを代弁してください。
2歳の子どもは自己中心性が強いですが、大人の仲介によって相手の気持ちを知ることで、少しずつ相手の気持ちを考えられるようになります。さらに、自分の気持ちを相手に伝えることの大切さも学んでいきますよ。
ママ友同士でも対応を共有する
また、教育方針は家庭によって違うので、「手を出すまでは見守る」「喧嘩になってもどっちが悪いかは白黒つけない」など、日ごろから対応をどうするか話し合っておきましょう。事前にトラブル時の対応を決めておくことでさらに大きなトラブルに発展するのを防ぐことができるでしょう。
この時期はお互い様と割り切っているママも多いのです。この時期は大きなトラブルになっても子ども同士で根に持つことはないので、ママ友同士で対応を話し合ってみてくださいね。
人付き合いが上手な子になるママの関わり方
親子遊びは社会性を身につける第一歩
社会性とは、人の話を聞く、規則に従う、相手をほめるなど、他人と関わるときに適切に対処する能力のことをいいます。学ぶことで誰でも身につけられるものなので、まずは親が子どもにお手本を示しましょう。
そこでおすすめしたいのが、「親子遊び」です。子どもに主導権を持たせつつ、子どもと同じ目線に立って、友だちのように遊んでみましょう。親が子どものアイデアにたくさん反応すると、子どもは自分の遊び方に自信を持つようになります。親子で遊ぶ中で、家族以外のほかの人とも遊ぶ意欲が湧きやすくなりますよ。
子どもも大好き!ごっこ遊びの効果
そして2~3歳ごろからは、友だちと一緒に人形や小道具を使いながら、おままごとなどの「ごっこ遊び」を始める子が増えてきます。ごっこ遊びは、社会性を高める上でも重要な役割を担っており、子どもにも様々な効果をもたらします。
〈ごっこ遊びの効果〉
・社会のルールを学ぶことができる
・言葉のやり取りによって言語能力を高められる
・他人の気持ちを考えられるようになる
・自分の気持ちを相手に伝えられるようになる
親子間でも、ごっこ遊びをどんどん取り入れていきましょう。
読み聞かせで自己肯定感を身につけよう
そこで、ぜひやってもらいたいのが絵本の読み聞かせです。子どもは想像力が豊かなので、実体験がなくても、絵本の中で疑似体験することができます。絵本の中で味わった成功体験や達成感が、そのまま心の経験となり、積み重なっていくというわけです。
読み聞かせした分だけ、子どもは経験を積み、自己肯定感を高めることもできます。家庭でも積極的に読み聞かせをしてみてくださいね。
まとめ
子どもの社会性を高めるために、親ができることはたくさんあります。絵本の読み聞かせや、ごっこ遊びなどで親子のコミュニケーションを増やして、心や言葉の発達を促せるとよいですね。