幼児期の冬休みの過ごし方。早寝早起きやお手伝いと冬にできる遊び
年末が近づいてくると、家族で冬休みをどう過ごそうか計画を立て始めますね。旅行や帰省など、普段とは違った生活を送ることが多くなりますが、幼児にとっては規則正しい生活を継続することがとても重要。そこで今回は、冬休みの過ごし方で気を付ける点と、冬ならではの過ごし方を紹介していきます。
幼児期は冬休みでも早寝早起きをして過ごす
幼児が早寝、早起きをするメリット
幼児期に早寝早起きを習慣づけることで得られるメリットはたくさんあります。ひとつは「体内時計を整える」ということ。規則正しい生活を送ることで、決まった時間に3食しっかり食べることができ、結果体力がついて1日元気に過ごすことができます。
また早寝早起きをすることで精神的にも安定します。十分な睡眠がとれていない子どもは、イライラしたり、日中ボーっとしたりしてしまう傾向にあるといいます。
早起きを習慣化するためのコツ
朝起きて太陽の光を浴びることで、精神を安定させるホルモンが分泌されますが、このホルモンが分泌されることで、夜適切な時間に眠気が訪れるのです。夜早く眠れば、朝も早く起きることができますね。
早起きが苦手な子どもにおすすめのテクニックは、前日の夜寝る前に「明日はこんなことをして遊ぼう!」などと、翌日の楽しい予定を伝えておきます。そして朝起こすときに「さあ!今日はあれをして遊ぶ日だよ!」と一言声をかければ、「そうだ!起きて準備しなきゃ!」とスッキリ起きてくれますよ。
夜の睡眠も大切!早寝をするコツ
各家庭の事情もあると思いますが、できる範囲で子どもと一緒に早寝することを心がけてみてください。ママが「やりたいことがあるから早く寝て~」という雰囲気を醸し出していると、なぜか子どもはそれを察知してなかなか寝付かないものです。
ママが落ち着いて一緒に寝てくれるという安心感が、子どもを早寝に導いてくれるでしょう。見たいテレビは録画して、スマホやパソコンは明日の朝やると決めて、子どもと一緒に早寝してみてくださいね。
冬休みはおうちのお手伝いをしてみよう
お手伝いは子どもの成長に繋がる
【幼児期のお手伝いのメリット】
・責任感が強くなる
・自分で考える力が身につく
・自信がつく
・親子のコミュニケーションの時間になる
・生活するすべを学ぶことができる など
「自分に仕事を任せてもらえた」「自分にもできた」という経験が、子どもの自己肯定感を育て、成長に繋がります。年齢によってできることは限られてきますが、簡単なことでよいので、積極的にお手伝いをお願いしてみましょう。
幼児にもできるお手伝い
【3、4歳の子どもにできるお手伝い】
・食器を並べる(落としても割れないもの)
・お部屋を片付ける
・カーペットやソファーにコロコロをする
・野菜を洗う、ちぎる
・植物の水やり など
【5、6歳の子どもにできるお手伝い】
・食材を切る
・食器を洗う(割れにくいもの)
・コップに水を注ぐ
・テーブルを拭く
・掃除機をかける
・洗濯物を干す、たたむ、しまう など
年齢はあくまでも目安です。子どもの成長に合わせて、危なくないものを任せてみてくださいね。
幼児がお手伝いをするときのポイント
子どもにとってはおそらく「遊び」の一環という認識です。ママが自分でやった方がきれいで速いのは当然ですが、そこはグッと我慢して、子どものやりたいように任せてみてください。
あれこれ口出ししてしまうと、「もうやらない」と気分を損ねてしまうかもしれません。どんな仕上がりでも、「ママ、とっても助かったわ!あなたのおかげ!嬉しい!」と、オーバー気味に感謝を伝えましょう。きっと子どもは嬉しくなって、またやってみようという自信がつくでしょう。
冬休みにしかできない過ごし方で楽しもう
冬にしかできない遊びをやってみよう
雪が降らないところに住んでいるなら、ちょっと遠出してゲレンデに行ってみるのもよいですね。場所によっては子ども専用の「キッズパーク」が設置されているところもあります。そり遊びは大人も童心に帰れて楽しいですよ。
また、冬といえば「イルミネーション」というイメージがありますよね。陽が落ちるのが早いので、夕方くらいから点灯するところも多いですよ。子どもは夜に外出する機会が少ないと思うので、きっと特別な思い出になるでしょう。