子宝祈願に出雲大社が人気な理由!参拝の方法や授かりエピソード
出雲大社は「子宝に恵まれたい」と願う女性に人気の神社です。まず「縁結びの神様」というイメージがありますが、子宝に関する言い伝えがあるのでしょうか。今回は、古くからある出雲大社の歴史や子宝祈願されるようになった理由とともに、子宝祈願の方法と子宝祈願をされた方のエピソードなどをご紹介します。
子宝祈願で有名な出雲大社について知ろう!
出雲大社は古い歴史を持つ神殿
日本で最も古い歴史書とされている古事記によると、神代の昔、初めに国土を開拓したのは御祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)と記されています。人々が暮らせるよう、衣食住や医療法、病気、災害を防ぐためのおまじないの方法などを授け国の基礎を整えました。その後、皇室の祖先である天照大御神(あまてらすおおみかみ)に国を譲るときに、その功績を称えて神殿を建てたのが始まりだといわれています。
奈良時代にはすでに存在していたと考えられていますが、歴史が古くはっきりとした創建時期は分かっていません。
意外と知られていない正式名称
そんな出雲大社ですが「いづもたいしゃ」と読んでいませんでしたか。実は、正式名称は「いづもおおやしろ」というそうです。出雲大社の公式ホームページにも、【一般的には「いづもたいしゃ」と申しておりますが、正式には「いづもおおやしろ」です。】と掲載されています。
ちなみに「いづもおおやしろ」と読むのは島根県にある出雲大社だけで、全国にある分祠・分院などは「いづもたいしゃ」と読むそうです。
周りに知らない方も多いと思いますので、ちょっとした豆知識として披露するのもおもしろいでしょう。
子宝の守護神といえば「大国主命」
これほど多くの子孫を残したとされる大国主命は、子宝や縁結びの神様とされたようです。大国主大神(大国主命が黄泉から戻っての名)を御祭神としている出雲大社は「早く妊娠できますように」「自分と子どもの縁を作ってほしい」「2人目の赤ちゃんがほしい」などと願う全国からの参拝者がたくさん祈願に集まります。
もちろん、大国主大神を御祭神とする神社は出雲大社以外にも全国にありますが、総本社である島根県の出雲大社が子宝を願う人たちに人気のようです。
出雲大社で子宝祈願をする方法は?
神馬像の鼻を撫でてお願いする
名越弥七朗の妻は当時妊娠していたのですが、神社では古くからの言い伝えで出産は穢れだとされていたため、像が完成するまで出産が遅れるようにお祈りしました。その効果があってか、出産は遅れたようです。妻は出産の時期が遅れたにも関わらず安産で、生まれた子どもも元気だったといわれています。
そういった言い伝えから、出雲大社の神馬像には子宝と安産のご利益があるといわれ、像の鼻を撫でて子宝祈願するようになったようです。
子宝祈願のご祈祷を受ける
ご祈祷の受付時間は8:30~16:30、ご祈祷開始は9:00~、1回のご祈祷料は5,000円、8,000円、10,000円ということです。3種類の金額が設定されていますが、ご祈祷内容はどれも同じなので、本人の気持ち次第で金額を決めましょう。ご祈祷後には、御神札(お札)やおまもりなどをもらうことができます。
直接参拝するのが難しい方は、郵送での申し込みが可能です。
縁結びや安産のおまもりを買う
出雲大社には、縁結びや安産のおまもりもありますよ。出産が近づくにつれて少し緊張したり不安になったりしたときに、安産のおまもりを持っていると心強いですね。また、安産のおまもりは子宝に恵まれるご利益があるといわれており、これから妊娠をしたいと思っている方にも人気です。
縁結びというのは恋愛成就だけでなく、色々な人との縁を結ぶという意味が込められています。生まれてくる赤ちゃんとの出会いに期待して、縁結びのおまもりを持つというのもよいでしょう。