3歳児は昼寝は必要?入園前に整えておきたい生活リズムについて
ママも子どもの生活リズムを意識しよう
昼間は子どもと体をいっぱい動かそう
まずは、体が強くなります。抵抗力がついて、園でも病気にかかりにくくなります。それだけでなく、肺や内臓機能などを強化したり身体能力をアップさせたり、夜ぐっすり眠れるようになったりします。
また、脳にもよい影響もあるようです。広い場所で色々考えながら夢中になって遊ぶことで、五感が刺激され集中力がつきます。感性と集中力が育てば、園での色々な活動に積極的に参加できるようになりますよ。ほかにも、お友だちと一緒に外遊びをすると、コミュニケーション能力が鍛えられて、入園後の集団生活への不安も解消されますよね。
夜に寝ることは子どもの成長にかかせない
具体的には、子どもの睡眠が成長ホルモンに大きく影響を与えます。成長ホルモンは寝入ってから 1~2時間の間に最も大量に分泌されますので、そのときにぐっすりと寝ていないと、成長ホルモンの分泌量が減ってしまいます。十分に睡眠が取れないことが原因で、身長が伸びなくなるという説もあるくらいです。
どうしても寝つきが悪ければ、早起きする習慣をつけましょう。朝からカーテンを開けて部屋を明るくしたり、目覚ましとして子どもの好きな音楽をかけたりするのもよい方法です。朝早く起きれば、自然と夜早くに眠くなります。
子どもの生活リズムにママが合わせてみよう
朝は、家族みんな一斉に起きるようにします。ママが起きていれば、子どもも目が覚めやすいです。園でおやつがないのならば、ママも当分おやつは我慢です。ひとりで我慢するのが辛ければ、家族にも一緒に我慢してもらいましょう。
食事は、ママも子どもも園での時間に合わせます。食事時間は生活リズムを作るための重要な基準になりますので、毎回同じ時間に食べるようにしてくださいね。
園に昼寝があれば、ママも一緒に昼寝をしましょう。夜は、子どもが寝る時間には一斉に家の明かりを消します。これも、家族の協力が必須です。
生活リズムを整えるには朝食も重要
朝ご飯の時間が活動的に動けるスイッチ
朝ご飯を毎日しっかり食べると、体の中に不足しているエネルギーが蓄えられます。車はガソリンを入れないと走らないのと同じで、人の体も朝食を摂ることで日中に活動的に動けるのです。
また、食事をすると体が温まり、体や脳も活発に働きます。朝ご飯をしっかり食べて幼稚園や保育園に登園できると、朝から元気に楽しく遊べるでしょう。
体内時計のリズムが規則正しくなる
朝食を摂ると体内時計がリセットされて、脳が「今日も1日頑張ろう」「たくさん遊ぶぞ」など、活発に働き出します。脳や体が活動的だと心まで前向きになれるので、「幼稚園で早く遊びたい」「保育園の準備を頑張ろう」など、登園にも意欲的になってくれるかもしれませんね。
最初は牛乳とバナナだけでもよいので、毎日朝ご飯を食べる習慣をつけましょう。習慣化すると朝になると自然とお腹が空き、朝ご飯をしっかり食べられるようになりますよ。
早起きをして朝ご飯の時間をたっぷり取ろう
朝ご飯の時間を十分に取れるように、その分早起きすることが大切です。時間がたっぷりあれば子どものペースで食べられますし、朝ご飯を食べている間に「今日は幼稚園に行く日だ」「食べたら着替えないと」など、子どもなりに朝ご飯の後の予定をイメージできますよね。
「早く食べて」「急いで」などと急かすと子どもは朝ご飯の時間が嫌になるので、時間に余裕を持って朝ご飯や準備を進めていきましょう。
まとめ
事前に園に見学に行ったり、パンフレットを参考にしたりしながら、大まかな生活リズムをつかんでおく必要があります。幼稚園や保育園、地域によって生活リズムは違うので、分からないことがあったら園に直接聞くとよいですよ。
最初は、食事の時間を合わせることから始めるとよいかもしれません。それを基準にして、少しずつ生活全般のリズムを合わせていきましょう。