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子育てしながら猫が飼いたい。夫婦で協力してお世話をするコツ

子育てしながら猫が飼いたい。夫婦で協力してお世話をするコツ

動物を飼うことは子どもの心の発達にいいといわれています。猫は癒やし効果も大きく、子育てで疲れたママの心も癒やしてくれるでしょう。ここでは、子どもがいる家庭で猫を飼うときのポイントや注意点を基本的な猫の性格などを交えて紹介します。

子育て中に猫を飼える?不安なこと3つ

猫から病気はうつらない?

頻繁に起こることではありませんが、猫から病気がうつることもあります。

猫から感染する病気は、猫ひっかき病、Q熱、パスツレラ症、カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症、皮膚糸状菌症、トキソプラズマ症、回虫幼虫移行症、疥癬などがあります。

感染源は原虫、寄生虫、カビ、細菌などです。猫ひっかき病など、猫自体には症状がない病気もあります。猫に病気があるのかないのか分からない場合は、猫や猫の排泄物に触ったら必ず手を洗いましょう。また、猫とキスをするなど濃厚な接触は避けておいたほうが安全です。

猫を外に出すと、ほかの猫から病気をもらうことや、ネズミを狩ることで感染することがあります。猫は室内のみで飼育したほうがリスクが大幅に軽減されます。

子どもが猫に引っかかれたりしない?

子どもが猫に引っかかれる可能性は十分にあります。猫も人間と同じように、猫それぞれ性格が違いますが、犬に比べると我慢強い性格ではない猫が多いようです。

小さい子どもは「猫のしっぽを引っぱっちゃだめよ」と教えても理解できなかったり、理解できてもどうしても引っぱってみたくなったりするものです。

子どもにこのようなことをされると、猫は引っかいてしまうかもしれません。しかし、猫も「やめてよ!」という感じで、本気で引っかくことは少なく、深い傷を負ってしまうことは稀でしょう。

本気で引っかかれる可能性があるのは、猫同士のケンカ中など、猫が興奮状態にあるときです。そのようなときは子どもを近づけないようにしましょう。

猫は子ども好きな動物なの?

基本的に猫は子どもが嫌いです。しかし先ほどもお話しましたが、猫によって性格が異なるので、稀に少々荒い扱いをされても平気な子ども好きな猫もいるようです。

猫は基本的に静かな空間で、誰にも邪魔されることなく寝たり食べたりして過ごすのが好きな動物です。逆に追いかけまわされたり、無理やり抱っこされたりするのは苦手です。特に急に大きな音を出されたり、寝ているところを急に捕まれたりすることは猫にとって大きなストレスになってしまいます。ストレスを抱えると猫も病気になってしまうことがあるので注意が必要です。

特に子猫は人間の赤ちゃんと同じようにデリケートなので、かわいいからといって、嫌がっているのにむやみに捕まえて抱っこするのはやめましょう。

子育てしながら猫を飼うとこんなメリットが

猫がいるとリラックス効果がある

猫などのペットを飼うことはリラックス効果や癒やし効果があることが世界各国の研究により証明されてきました。動物と触れ合うと、ストレスを軽減させたり、自信や意欲を増幅させることで、心身の不調を改善したりする効果があるそうです。

猫を撫でると、幸せを感じるホルモン、オキシトシンが分泌され幸福感を感じることができ、ストレスホルモンのコチゾールを抑制する効果があるといわれています。猫を飼っている人は心筋梗塞で死亡するリスクが40%も減少するという研究結果もあるようです。

また、猫が嬉しいときにゴロゴロとのどを鳴らしますが、その音で骨芽細胞や破骨細胞が活性化され、骨を成長させたり、骨密度を維持させたりする効果や免疫機能を活性化する働きもあるのだとか。

猫がいると自然に掃除ができる

猫を飼っていると、猫の毛がたくさん落ちます。床に落ちている毛はあまり目立ちませんが、猫の毛がくっつきやすいウールなどの素材や、黒っぽいソファや服には猫の毛がついていると、とても目立ちます。

そのため、こまめにお掃除をするようになるでしょう。猫を飼うときにおすすめの掃除用具は、ソファや服についた猫の毛も取ることができるコロコロやさっと床に落ちた猫の毛を絡めとってくれる、クイックルワイパーなどのシート式の掃除用具があると便利です。気づいた人がこまめに掃除できるように、すぐに手に取れる場所に置いておきましょう。

また、猫は毛玉を吐く習性があるので、和紙でできたランプなど、汚されたらキレイにできないものは撤去することをおすすめします。

猫がいるとかけがえのない思い出ができる

猫も家の中で大切に飼うと20年くらい生きるようになりました。長い間一緒に暮らすことで、ペットと言う枠を超えて家族の一員といった存在になるようです。その分、猫が亡くなったときに子どもが受けるショックも虫やハムスターなどよりも大きく、命の大切さを実感する学びの機会になることでしょう。

猫は犬と違って、人間にこびることはありません。抱っこしたいのにプイッとどこかにいってしまったり、抱っこされること自体嫌いな猫もいたりします。その分、自分からゴロゴロ甘えてくるときはかわいいものですよ。

また、からっぽの土鍋の中で丸くなって寝ているというような、猫のとる奇想天外な行動や、子どもとの関わりなど、かけがえのない思い出をたくさん作ってくれることでしょう。

子どもと猫が仲良くなるために注意すること

猫のトイレは子どもの手が届かないところに

猫のトイレには様々なタイプがあります。オムツをシートにしたペットシートと呼ばれるものや、砂タイプのものなどがあります。

砂タイプはゴミが少なくていいのですが、砂が散らばるので飼育数が多い場合には飼い主の負担が増える場合も。また、子どもにとって砂はとても魅力的な遊び場に映るかもしれません。

猫のトイレは子どもが小さい場合は、子どもの手が届かない場所に設置しましょう。子どもの手がとどかない高い場所に置いたり、子どもが入らない部屋のドアに猫用の出入り口を付けたりすることもできます。2、3段ゲージなどもおすすめです。例えば1段目は開けておき、2段めはカギを閉めます。2段めにトイレを設置すれば片付けも楽ですし、猫の避難場所にもなりますよ。
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