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子どもが号泣するのはなぜ?主な理由や見極め方、原因別の対処法

子どもが号泣するのはなぜ?主な理由や見極め方、原因別の対処法

子どもが号泣すると、パパやママは不安になりますよね。嫌なことがあったのか、どこか痛いところがあるのかなど、考えを巡らせることになります。そこで、子どもが号泣する理由、心理的な理由で泣く場合や身体的な理由で泣く場合の対応について紹介します。子どもをうまくサポートして、不安を解消しましょう。

子どもが号泣する理由と見極めのコツ

不安や寂しさなどの心理的な理由

言葉でうまく気持ちを伝えられない赤ちゃんや子どもは、泣くことで、パパやママにさまざまな気持ちを伝えます。そのようなときに号泣してしまうことも少なくありませんね。

子どもが号泣する理由の一つに、心理的なものがあります。寂しい、怒っている、不安などですね。

具体的には、環境の変化、パパやママが見えなくなったとき、自我が芽生えて思いどおりにいかないとき、夜泣きなどです。パパやママが抱っこしたり、あやしたりすることで泣き止むことが多いですが、パパやママにとって、どうして泣いているのかがイマイチよく分からないのが難点です。

成長すれば、号泣しなくなることが多いですが、心理的な理由の場合、小学校低学年くらいまで号泣する子どももいます。

ケガや病気などの身体的な理由

子どもは、心理的な理由のほかに、身体的な理由で号泣することがあります。おむつでかぶれてかゆいときや、ケガをして痛いときなどは、号泣することが多いようです。

また、発熱などの病気の場合、予兆として号泣することがあります。号泣してから体調が悪化したというケースもめずらしくないようですので、普段の様子と何が違うかをよく観察しましょう。

お腹がすいたとき、ねむいとき、おむつや服がきついときなどに号泣することがあるようです。お腹がいっぱいになったのに、号泣することもあります。

げっぷがうまく出ていない、排泄したいのにうまく出ないなどが原因の場合があります。げっぷが出たか、水分は取れているかなどよく確認しましょう。

五感をつかって子どもの様子を観察して

頻繁に号泣されると、親としての自信がなくなってしまうという方もいるようです。決してパパやママの対応が悪くて号泣しているわけではありませんよ。

子どもの成長過程で誰もが通る道だと思って、広い心で子どもを受け止めてくださいね。子どもが号泣したら、いつも違うところはどこか、五感をつかって子どもの様子を観察しましょう。

いつもと同じ泣き方か、高い声で泣いているのか、涙は出ているのかなど、いつもと違うところを覚えておきましょう。体調が悪いときの泣き方、寂しくて泣くときの泣き方などとパターン化してくることもあります。

また、号泣した日の様子を家族や幼稚園の先生に聞くこともよいですね。友だちとけんかをしたから、家で号泣したなどということが分かるかもしれません。

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心理的な理由で泣いているときの対処法

まずは親が慌てず落ち着くことを心がける

おもちゃ売り場の床でゴロンゴロンして「おもちゃ、ほしい!」と号泣されると、パパやママはどうしてよいのか分からなくなりますよね。つい、子どもに押し切られた形で買ってしまうと、子どもは何度もやるようになってしまいます。

子どもが号泣しても、パパやママはまずは深呼吸。少しでも落ち着くように心がけましょう。大声で叱ったり、無理やり店の外に連れ出したりしてしまいがちですが、パパやママは冷静に子どもの様子を見ることが大切です。

できれば号泣している理由を聞きたいですが、号泣しているときは無理なことが多いですね。子どもの気持ちを代弁し、パパやママの気持ち、我慢すること、約束を守ることなどを伝えて、その場を後にしましょう。

子どもの気持ちに寄り添った対応をとる

普段、「泣いちゃダメ!」「泣かないの!」などといっていませんか?果たしてこの声掛けで、子どもは納得するでしょうか?このような声掛けは子どもの行動を否定するだけでなく、子どもの素直な感情をも否定してしまいます。

子どもが幼稚園くらいになれば、ある程度言葉で気持ちを表現することができるようになります。最初はすべて肯定するつもりで話を聞きましょう。そして、間違った考えや行動のみ、否定することがポイントです。

気持ちをうまく伝えられない年齢の子どもには、パパやママが気持ちを予想し、穏やかに話しかけましょう。気持ちのコントロールはまだ難しいかもしれませんが、パパやママが子どもの気持ちをコントロールするお手伝いをしているという気持ちで対応することが大切ですね。

子どもの注意をほかへ向けることも効果的

子どもが号泣しているときは、注意をほかに向けることが有効です。月齢が低い子どもには、抱っこをして揺らしたり、ビニール袋のカシャカシャという音を聞かせたりすると泣き止むことが多いようです。

また、くすぐるのも効果的で、条件反射から泣き止む場合があるそうです。別の部屋に連れていったり、おんぶをしたり、音楽を聞かせたりして注意をほかのことに向けるのもよいようですよ。

自分がしたいことができずに号泣している子どもには、好きな動画や絵本、遊びに誘うのがよいです。興味が別のことにうつるように、声をかけましょう。

子どもが泣き止む不思議な動画や歌がインターネット上にたくさん出ていますので、試してみるのもよいですね。

身体的な理由で泣いているときの対処法

全身の状態をチェックしてみよう

うまく気持ちが表現できない月齢の子どもにとっては、痛い、かゆい、気持ち悪いなどといった身体的な訴えは泣くことで伝えるしかありません。皮膚や表情、体温などに現れれば、パパやママもすぐに対応がとれますが、分からない場合もありますよね。

そのようなときは
・睡眠
・機嫌
・食欲
・顔色
・耳垂れ
・皮膚
・便の様子
・尿の様子
・泣き方
など、全身の状態をチェックしましょう。いつもと違うことに気づき心配だと感じるならば、小児科医を受診しましょう。

また、ママの気持ちは赤ちゃんにうつるものです。ママが不安になっていると、赤ちゃんも不安になってしまい、泣くことがあるようです。落ち着いた気持ちで育児ができるように、リフレッシュする時間を作りましょう。
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