実家に子どもを預けるときは?ポイントを知って良好な関係を築こう
ママが自分の親に子どもを預けるとき、気軽に頼めてお礼のことなどで気をもむことは少ないですね。しかし、嫁の立場から義理の両親に預けるとなると話は別です。「頼んでも大丈夫?」「お礼は渡すべき?」の疑問に答え、ママの実家、パパの実家に子どもを預ける場合のマナーやポイントをまとめました。
実家の負担にならないよう配慮が必要
子どもの世話を一日するのは親も大変
しかも、自分の子どもではない分気を使ったり、いつもより張り切ったりしてしまい、余計に疲れます。たとえ半日でも子どもを預かってもらうときは、実家であっても義理の両親であっても負担がなるべく少なくなるよう工夫し、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
預けたい気持ちがある場合は、まずは相手の予定を聞いて無理のない範囲でお願いします。両親の時間を拘束することになるので、送り届けるときや迎えの時間をきちんと守るようにしましょう。
お試しで短時間あずかってもらう
ときどき会うだけの祖父母の場合はとくに、子どもとの信頼関係がしっかり確立するまで短時間で預かってもらうようにしましょう。実家に預けたら、ママは1時間、3時間とだんだん子どもと離れる時間を長くして子どもに「出かけても必ず迎えに来てくれる」と分かってもらうことが大事です。
両親にとっても、お試し期間があることでだんだんと子どもの性格や行動パターンが読めてくるのでお世話がしやすくなりますね。
おむつ処理のにおいを防ぐアイテムも
まだおむつが必要な子どもをみてもらうときには、紙おむつとおしりふき以外にもママの方からおむつ交換の負担を軽減するアイテムを持参してもよいですね。おむつを処理するときににおいが広がるのを防ぐ消臭機能付きのビニール袋などを添えておくと、祖父母の時代にはなかった育児アイテムとして話の種にもなります。
ほかにも必要なものがあるときは、おむつ用品、食事セットなどアイテムごとにまとめて持っていくようにしましょう。
子どもを預けるときに用意しておくこと
子どもに祖父母のことを好意的に話しておく
普段から良好な関係が続き、感謝の気持ちや親しみの気持ちがあふれた会話なら問題ありませんが、愚痴や苦情などをパパに話しているところを子どもに見られているママは要注意です。子どもはママが思っているよりも記憶力がよいので「ママがこういってたよ」などと祖父母にいってしまわないとも限りません。
いわないとしても「おじいちゃん、おばあちゃんは怖い人なんだ」と間違ったイメージを植え付けてしまうこともあります。子どもの前で過剰に褒める必要はありませんが、好意的に話しておくことは大事です。
子どもを預けるときの持ち物を準備する
おむつセットはもちろん、おやつや離乳食、使い慣れた食器やコップがある場合も持っていきます。子どもがいないと子ども用のスプーンやフォークもないので持参します。
念のための着替えも1セット用意しておくと安心です。靴下や下着、上着も1枚も寒かったときのためにあると便利です。お気に入りのおもちゃや絵本など、子どもが飽きずに過ごすことができるような持ち物も忘れずに。
パパとママとで話し合ってお礼を考える
パパの実家に預けるときはとくにママも気を使いますね。どちらにしても、何度も頼まなければいけない場合はお礼として決まった金額を支払った方が気が楽と考えるママがいてもおかしくありません。
ただ、お金を支払われることが「他人行儀で嫌だ」と考える祖父母がいるのも事実です。手土産を持っていったり、節目で旅行に招待したりするなどお礼の仕方も色々ありますので、パパとママとで話し合って、お互いに負担のない方法で感謝の気持ちを表すようにしましょう。
子どもを預けるときの注意点と心づもり
口頭ではなく必ずメモ書きにして渡す
育児施設や幼稚園では当たり前に「ない」ことが、祖父母の家では起こり得る可能性があります。際限なくお菓子を与えたり、ずっとテレビやDVDを見せるなどがそれにあたります。
「たまにはいいか」と思える範囲なら問題ないですが、後々そのことが原因で預けたくないと感じるようなことであれば、最初からきちんと祖父母に知らせておくことも配慮の一つです。そのとき、口頭でそれとなく伝えても聞き流されてしまうことがありますので、メモ書きにして印象付けるように心がけましょう。