幼児が秋に外遊びするメリット。年齢別の遊び方と遊ぶときのポイント
少し涼しくなって過ごしやすい秋は外遊びにもってこいの季節ですね。子どもたちにとって、秋にはどんな遊びができるのでしょうか。ここでは、秋の外遊びのメリットや年齢別の遊び方をご紹介します。また、外遊びを楽しむためのポイントもお伝えしますので、参考にしてくださいね。
秋の自然の中で楽しむ外遊びのメリット
五感を刺激して感受性を育てよう
自然のものは五感を刺激します。五感とは見て、聴いて、触って、嗅いで、味わうことであり、五感を使って自然体験をすることにより感受性が育ちやすいそうです。
感受性とは外界の刺激や印象を感じ取れる能力であり、感受性が豊かであると人の気持ちを思いやったり、感動したりすることができます。また、毎日に充実感を感じることができるので、自然を味わう外遊びは大切なのです。
自然体験は五感を使って実際に体感するので、事実をありのままに受けとめることができるのだそうです。
自然の中で自発性や創造性を育てよう
子どもはもともと遊びが上手なので、自然のなかに連れて行くとたくさんの遊びを自分で見出すことができますよ。子ども独自の発想で、ママやパパも驚くようなものを見せてくれるかもしれませんね。子どもの遊びをしっかりと褒めてあげてください。やる気もどんどん出てきますよ。
外遊びを通じてそのような体験を重ねると、普段の生活においても自分から何でもやってみたり、アイディアを思いついたりするようになるのでよいことづくしですね。
自然物さがしで体力や集中力を身につけよう
そして同じように自然のなかの外遊びも、木登りや岩場に上ったりして体や筋肉をしっかりと使うので体力がつきます。遊びのなかで自然と身につくので頑張らなくてもよいのです。
また、自然のなかには不安定な場所も多いので、同時にバランス感覚も養うことができますよ。ときには転んだり落ちたりすることもありますが、そのようにして危険を回避することができるようになります。
さらに木の実や落ち葉、石ころもいろいろな形や色があって子どもたちはまるで宝物を探すように夢中になるので、集中力も育むことができますよ。
幼児の年齢に合った楽しい秋の外遊び
1~2歳の外遊びは音や形で楽しもう
お気に入りの落ち葉があったらお土産に持って帰るのもよいですね。大きな落ち葉が見つかったら、穴をあけてお面を作ることもできます。
また、落ち葉を踏みつけて「カサカサ」といった音を楽しむこともできます。落ち葉を両手でたくさんすくって投げるのも、落ち葉が落ちる様子が面白く「パラパラ」と音がするので楽しいですよ。
同じように木の実の形を楽しんだり、袋など入れ物に木の実を入れて音を楽しむことも秋ならではの楽しみ方です。
3~4歳の外遊びはちょっと工夫した遊びを
例えば、準備しておいた袋に見つけた落ち葉や木の実、木の枝などを入れて持ち帰り、お家でゆっくりコラージュして作品を作るのも面白いものです。何ができるか子どもの感性を見ることができますし、完成したものをお家に飾ると秋を感じることができて素敵ですね。
また、木の枝を使って公園などにある物を叩くと音の違いを楽しむことができます。ほかにも、お面の形に切った厚紙に猫じゃらし(エノコログサ)やススキ、落ち葉を貼って、愉快なお面を作ってみるのもおすすめです。
ぜひ親子で一緒に作って楽しんでみてくださいね。
5~6歳の外遊びはゲーム感覚が楽しい
ほかには、紙コップの外側の底に糸の端をテープで止めて、糸の反対側にまつぼっくりをつけて、けん玉のように紙コップに入れる競争ができます。
また、クリスマスに向けてまつぼっくりに色を塗って飾り物を作ってみるのも素敵ですね。
どんぐりはおままごとの材料として使ったり、絵をかいてお人形を作ったりできるので、女の子に人気があります。
トイレットペーパーの芯を縦半分に切ったものをいくつかつなげて滑り台を作り、どんぐりを滑らせるのも楽しいですよ。
秋に自然の中で外遊びするときのポイント
いっぱい動ける遊びやすい服を選ぼう
秋のスタイルは長袖Tシャツが活躍します。近年は秋でも暑い日があるので気温に合わせて半袖シャツに羽織りものを持って行くのもよいですね。
下は動きやすい長ズボンがおすすめです。子どもは外遊びでは大きな動きをするので、軟らかくストレッチのきいた素材のものを履かせると子どもの動きを邪魔しません。
サイズも大きいとずれ落ちてきたり、ズボンの裾が引っかかって転んだりするので、合うものを選んでくださいね。
動きやすい服だと外遊びが楽しくなります。様子を見ながらママが子どもに合った服を選んでくださいね。