子どもの靴をつけ置き洗い!注意点や方法と頑固な汚れへの対策
毎日元気いっぱい保育園や幼稚園で遊んだり、お友だちと公園で遊んだりして靴がひどく汚れてしまったとき、つけ置き洗いをするママは多いかもしれません。靴をつけ置き洗いをする際の注意点や方法、そして臭いや落ちにくい汚れがついてしまったときの対処方法などご紹介します。
靴をつけ置き洗いするときの注意点
つけ置きできるのか素材を確認
一言に靴といっても種類はたくさんありますし、いろいろな素材が使われいますね。そのなかでつけ置き洗いできる種類は布製品です。ただし布製品の靴でも部分的に装飾が施されているような場合、つけ置き洗いをすることで傷んでしまうこともあります。洗う前に確認することが大切です。
実は合皮の靴も水で洗うことができますが、表面の皮が硬くなって劣化してしまう恐れがあるので、軽く水拭きするくらいがよいでしょう。
つけ置き洗いができない種類は本皮やエナメル、スエードなど布製品以外のものです。水につけてしまうと縮んだり硬くなったりするほかに、カビの原因にもつながります。
靴の色によって使用する洗剤を変える
上履きや布製のシューズなどのきなり色、パステルカラーなどの淡い色の靴は無蛍光の洗剤を使います。蛍光剤とは、紫外線を受けると青白い光を発する1種の染料です。蛍光剤入りの洗濯洗剤は白い衣類などの白さを保つために配合されています。きなり色や淡い色のものを蛍光剤入りの洗剤で洗うと、色合いが変わってしまうことがあるのです。
そのほかの色のものは蛍光剤が入っている一般衣料用洗剤を使いましょう。汚れがひどい場合には漂白剤が入っている洗剤を使うなど、汚れの程度に応じて洗剤を変えることもおすすめですよ。
つけ置く時間は様子を見ながら
バケツや洗い桶に洗剤使用料の目安にしたがって洗剤を溶かし入れ靴をつけ置きます。時間は最低でも60分以上はつけ置きしたほうがよいでしょう。
時間が短いと汚れの浮きが甘くなり、汚れ落ちが悪いことがあります。目安としてはきなり色や淡い色のもので一晩、それ以外のものは8時間以内です。金属などの装飾が施されているような靴は1時間以内が目安です。
いつまでもつけて置けばよいというものではなく、長時間つけ置きしておくとゴムの部分が劣化するおそれがありますので注意が必要です。
汚れがそこまでひどくなければ15分~30分のつけ置きでよい場合もあるので、様子を見ながらつけ置きしましょう。
子どもの靴をつけ置き洗いしよう
まずは乾かして泥を叩き落とす
泥は乾いた状態で叩き落とします。手で叩いただけで落ちない場合は歯ブラシや洗濯用のブラシで落としてください。叩き落とす前に水につけて洗うと泥の小さな粒子が繊維に入り込んでしまい、落とせなくなってしまうかもしれません。靴底の泥汚れも忘れずに落としましょう。
泥などの汚れを叩き落とさずつけ置き洗いをしていて、汚れが落ちないと感じていたママは、この方法を試すのをおすすめしますよ。
40℃程度のお湯に洗剤を溶かしつけ置く
なぜ水よりもお湯のほうがおすすめなのかというと、お湯の方が洗剤がよく溶けるからです。洗剤がよく溶けた状態のお湯につけ置くようにしましょう。
汚れの程度によってつけ置く時間を決めて、その後洗濯石鹸などをつけてブラシで洗います。靴底などのゴムの部分の汚れがなかなか落ちない場合は、メラミンスポンジを使うときれいに汚れを落とすことができますよ。
長い時間をかけてこびりついた靴の汚れは、長い時間つけ置きをすることで洗剤が汚れにしみこんでいきます。そのため40℃くらいのお湯に洗剤をよく溶かすことで汚れが落ちやすくなるのです。
ブラシで洗いながらよくすすぎ日陰に干す
洗い終わった靴を干すときは、靴の形を整え日陰に干します。日光にあたると靴の生地が傷みやすく色褪せの原因にもなります。日陰の風通しのよいところに干すようにしましょう。
干す際は靴専用のハンガーや、なければ肩先の部分を曲げた針金ハンガーなどにつま先をかけて干すと水切りが早いですよ。
スニーカーのベロなどはできるだけ広げた状態で、マジックテープがついている靴であればマジックテープをはずして干すと乾きがよくなります。
落ちにくい頑固な汚れや臭いは
洗剤の濃度を濃くする
高濃度のつけ置き洗い用のお湯の作り方は、お湯に通常の使用量のおよそ6倍の洗剤を溶かすのです。洗剤の洗浄成分である界面活性剤や酵素などは、高濃度になればそれだけ汚れを落とす力を発揮します。高濃度洗剤のつけ置き洗いは、洗剤が繊維の奥まで浸透し汚れを分解させるという効果が期待できるのです。
高濃度洗剤につけ置く時間は白物の靴であれば一晩から1日、色物の靴であれば8時間以内を目安にするとよいでしょう。金属製の留め具や、装飾などが施されている場合は、長時間のつけ置きはせず1時間以内にすると傷めずつけ置き洗いができますよ。