ひとりっ子よりニ人目がいた方がよい?メリットとデメリットをご紹介
ひとりっ子を育てていると、周りから「ニ人目はどうするの?」と声をかけられることも多いですよね。子どもは1人でよいと思いつつ、兄弟姉妹がいた方が子どものためになるのかと悩むママも少なくないでしょう。ここでは、ひとりっ子でいることのメリットデメリットと、ニ人目を迎えるにあたっての注意点をご紹介していきます。
目次
- ひとりっ子のメリットとデメリットとは
- パパとママの愛情と時間をたっぷり注げる
- 経済的余裕を持って子育てができる
- 同世代の子ども同士のつき合いが苦手な子も
- 子育てをしながらニ人目出産の注意点
- 上の子の嫉妬や寂しさを見逃さない
- 妊娠中ママの体が辛いときは誰かに頼ろう
- 上の子が授乳中なら卒乳の判断は慎重に
- ひとりっ子が二人目を受け入れるポイント
- ママとパパが上の子を優先することが大切
- 赤ちゃんは上の子が大好きなことを伝える
- 上の子と一緒に二人目の子育てをする
- 上の子が寂しい思いをしないように
- 妊娠中からパパとうまく協力体制を整える
- 祖父母など、ほかの大人との関わりを持つ
- 家事を手抜きして子育てに専念
- まとめ
ひとりっ子のメリットとデメリットとは
パパとママの愛情と時間をたっぷり注げる
家庭に子どもが複数いれば、両親が一人一人にかける時間は物理的に少なくなりますね。特に一人目の子どもは下の子が生まれると、寂しい思いをする傾向があります。
ひとりっ子であれば、パパとママは時間的にも経済的にも子どもに費やす余裕が持てるでしょう。子どもにとってはパパとママを独り占めできるという、最高の環境だといえるかもしれません。子どもの発達にとって、両親の愛情は何よりも大切なのです。
経済的余裕を持って子育てができる
その点ひとりっ子であれば、習いごとや塾へ行くのも、経済的に余裕が持てるでしょう。場合によっては、私立などの学費の高い学校に通うことも可能ですよね。子どもの進路の選択肢を増やせるというのは、親としても嬉しいことです。
子どもの人数は、家計とのバランスも大切なのかもしれません。一人の子どもに十分な教育を受けさせたいと考えているのなら、ひとりっ子を選択するのもよいでしょう。
同世代の子ども同士のつき合いが苦手な子も
ひとりっ子が必ずしもわがままであるというわけではありませんが、お友だちと譲り合う、小さな子と接するのが苦手な傾向があるといえるでしょう。同世代の子どもとのつき合い方が苦手なようであれば、児童館や公園などで積極的に同世代の子どもと接するように環境作りをしてみてください。
ケガをしない程度であれば、子ども同士のケンカを経験することも大切です。譲り合う、競い合うなど、家庭で不足している経験を外で補えるとよいですね。
子育てをしながらニ人目出産の注意点
上の子の嫉妬や寂しさを見逃さない
出産後は、どれだけ上の子に注意しながら接していても、授乳やおむつ交換など、下の子を優先しなければならないときもありますよね。嫉妬や寂しさから、「赤ちゃん返り」という状態になることもあるでしょう。
上の子のそういったサインを見逃さずに、後でしっかりとフォローすることが大切です。「さっきは待っていてくれてありがとう」「えらかったね」と抱きしめて褒めると、徐々にお兄さん、お姉さんになったんだという自覚を持ってくれますよ。
妊娠中ママの体が辛いときは誰かに頼ろう
しかし、「二人目だし、何とかなるだろう」と動き過ぎて、お腹の赤ちゃんに悪影響がおよんではいけませんね。二人目の妊娠では、一人目のとき以上に周りの助けを借りながら過ごすことが大切ですよ。
上の子のお世話は、パパや祖父母に遠慮せずに頼りましょう。家族の協力が得られなければ、地域の支援サービスなどを利用するのもよいですね。妊娠中は、ママとお腹の赤ちゃんの健康を優先することが重要です。上の子が我慢しなくてはいけない場面が増えますが、それもまた経験と捉えましょう。
上の子が授乳中なら卒乳の判断は慎重に
しかし、妊娠初期の授乳ではあまり子宮に影響がないことや、授乳によって早産などのリスクが上がったという明確なデータがあるわけではないので、一概にはいえません。医師によって考え方が色々あるようなので、まずは妊娠中に授乳してもよいか相談してみてください。
上の子にとっても、授乳はママと過ごす大切な時間であるはずです。卒乳を急ぐと精神的に不安定になることも考えられるので、タイミングは子どもの様子を見ながら慎重に判断してくださいね。
ひとりっ子が二人目を受け入れるポイント
ママとパパが上の子を優先することが大切
しかし、パパやママが下の子に対して発する言葉や態度を見て、上の子は寂しい気持ち、羨ましい気持ちになるかもしれません。これまで数年間パパとママを独り占めしていたはずなのに、自分以外の存在に愛が向けられている状況に不安を感じるでしょう。
そういった不安な気持ちが、情緒不安定にさせたり、赤ちゃん返りになったりすることの原因になる可能性があります。下の子を可愛がるのは上の子が寝ている間など、見ていないときにするように心がけるのがポイントです。