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ひとりっ子よりニ人目がいた方がよい?メリットとデメリットをご紹介

ひとりっ子よりニ人目がいた方がよい?メリットとデメリットをご紹介

ひとりっ子を育てていると、周りから「ニ人目はどうするの?」と声をかけられることも多いですよね。子どもは1人でよいと思いつつ、兄弟姉妹がいた方が子どものためになるのかと悩むママも少なくないでしょう。ここでは、ひとりっ子でいることのメリットデメリットと、ニ人目を迎えるにあたっての注意点をご紹介していきます。

ひとりっ子のメリットとデメリットとは

パパとママの愛情と時間をたっぷり注げる

ひとりっ子というと、「兄弟姉妹がいないと寂しいのではないか」「ひとりっ子はわがままになる」など、ネガティブなイメージを持つ人もいます。しかし、実際はパパとママの愛情をたっぷり受けて、精神的に安定した生活を送ることができるというメリットがあります。

家庭に子どもが複数いれば、両親が一人一人にかける時間は物理的に少なくなりますね。特に一人目の子どもは下の子が生まれると、寂しい思いをする傾向があります。

ひとりっ子であれば、パパとママは時間的にも経済的にも子どもに費やす余裕が持てるでしょう。子どもにとってはパパとママを独り占めできるという、最高の環境だといえるかもしれません。子どもの発達にとって、両親の愛情は何よりも大切なのです。

経済的余裕を持って子育てができる

ニ人目をどうするか考えている夫婦の多くが、経済的な不安を挙げています。確かに、子どもを育てるにはお金が必要ですね。幼稚園から大学卒業までの教育費用は、1,500~2,000万円ほどかかるといわれています。子どもが増えれば、かかる費用も増えることになるのです。

その点ひとりっ子であれば、習いごとや塾へ行くのも、経済的に余裕が持てるでしょう。場合によっては、私立などの学費の高い学校に通うことも可能ですよね。子どもの進路の選択肢を増やせるというのは、親としても嬉しいことです。

子どもの人数は、家計とのバランスも大切なのかもしれません。一人の子どもに十分な教育を受けさせたいと考えているのなら、ひとりっ子を選択するのもよいでしょう。

同世代の子ども同士のつき合いが苦手な子も

兄弟姉妹のいる家庭では、妹や弟におもちゃを譲ったり、一緒に遊んだりする中で忍耐力や協調性を学んでいきます。一方、ひとりっ子の場合は家庭では基本的に子どもは自分だけなので、大人がみんな自分を優先してくれるという環境で育ちます。

ひとりっ子が必ずしもわがままであるというわけではありませんが、お友だちと譲り合う、小さな子と接するのが苦手な傾向があるといえるでしょう。同世代の子どもとのつき合い方が苦手なようであれば、児童館や公園などで積極的に同世代の子どもと接するように環境作りをしてみてください。

ケガをしない程度であれば、子ども同士のケンカを経験することも大切です。譲り合う、競い合うなど、家庭で不足している経験を外で補えるとよいですね。

子育てをしながらニ人目出産の注意点

上の子の嫉妬や寂しさを見逃さない

二人目を妊娠したら、上の子には下の子が生まれる前からしっかりとお兄さん、お姉さんになることを伝えておきましょう。その際は、「楽しみだね」「きっと可愛いよ」「一緒にお世話しようね」など、ポジティブな声かけをしたいですね。

出産後は、どれだけ上の子に注意しながら接していても、授乳やおむつ交換など、下の子を優先しなければならないときもありますよね。嫉妬や寂しさから、「赤ちゃん返り」という状態になることもあるでしょう。

上の子のそういったサインを見逃さずに、後でしっかりとフォローすることが大切です。「さっきは待っていてくれてありがとう」「えらかったね」と抱きしめて褒めると、徐々にお兄さん、お姉さんになったんだという自覚を持ってくれますよ。

妊娠中ママの体が辛いときは誰かに頼ろう

妊娠中は体調の変化や精神的なバランスの崩れなど、予期せぬ事態が起きることも多いですね。体が辛いとき、自分ひとりだけならただ横になって休めばよいですが、上の子がいるとそうもいきません。

しかし、「二人目だし、何とかなるだろう」と動き過ぎて、お腹の赤ちゃんに悪影響がおよんではいけませんね。二人目の妊娠では、一人目のとき以上に周りの助けを借りながら過ごすことが大切ですよ。

上の子のお世話は、パパや祖父母に遠慮せずに頼りましょう。家族の協力が得られなければ、地域の支援サービスなどを利用するのもよいですね。妊娠中は、ママとお腹の赤ちゃんの健康を優先することが重要です。上の子が我慢しなくてはいけない場面が増えますが、それもまた経験と捉えましょう。

上の子が授乳中なら卒乳の判断は慎重に

二人目妊娠の際、上の子がまだ授乳中という場合もありますね。授乳によって、子宮を収縮させる働きのある「オキシトシン」というホルモンが分泌されるため、妊娠中の授乳をおすすめしない医師もいます。

しかし、妊娠初期の授乳ではあまり子宮に影響がないことや、授乳によって早産などのリスクが上がったという明確なデータがあるわけではないので、一概にはいえません。医師によって考え方が色々あるようなので、まずは妊娠中に授乳してもよいか相談してみてください。

上の子にとっても、授乳はママと過ごす大切な時間であるはずです。卒乳を急ぐと精神的に不安定になることも考えられるので、タイミングは子どもの様子を見ながら慎重に判断してくださいね。

ひとりっ子が二人目を受け入れるポイント

ママとパパが上の子を優先することが大切

二人目の出産後に注意するべきことは、「まずは上の子を優先する」ということです。生まれたばかりの赤ちゃんは本当に小さくて可愛く、どうしても目をかけたくなる存在ではあります。

しかし、パパやママが下の子に対して発する言葉や態度を見て、上の子は寂しい気持ち、羨ましい気持ちになるかもしれません。これまで数年間パパとママを独り占めしていたはずなのに、自分以外の存在に愛が向けられている状況に不安を感じるでしょう。

そういった不安な気持ちが、情緒不安定にさせたり、赤ちゃん返りになったりすることの原因になる可能性があります。下の子を可愛がるのは上の子が寝ている間など、見ていないときにするように心がけるのがポイントです。
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