ひとりっ子よりニ人目がいた方がよい？メリットとデメリットをご紹介

2020,2,12 更新

赤ちゃんは上の子が大好きなことを伝える

下の子が生まれると、上の子は「パパとママを取られた」という感情が湧いているかもしれません。それはパパとママがこれまで上の子をたくさん愛していた証拠でもあるため、仕方がないことなのです。

「赤ちゃんがいなければよかったのに！」と言って泣くときもあるでしょう。しかし、そう言われても怒らずに、ママは上の子が寂しい思いをしていることを悟って、不安を取り除くように接してくださいね。

上の子は赤ちゃんを受け入れるまでに、少し時間がかかるものです。「赤ちゃんはあなたのことが大好きなんだよ」「◯◯ちゃんが近くにいると赤ちゃんが笑うね」と繰り返し伝え続けると、徐々にお兄さん、お姉さんになったことを自覚していくでしょう。

上の子と一緒に二人目の子育てをする

上の子は日々の生活の中に赤ちゃんの存在を感じて、徐々に家族が増えたのだと認識していきます。小さくて弱い存在の赤ちゃんを「自分が守らなくては」という思いも、湧いてくるかもしれません。

ママは上の子に「一緒に赤ちゃんのお世話をしていこうね」と協力を呼びかけてみてください。もちろん年齢によってできることも限られてきますが、赤ちゃんが泣いているときや、ウンチをしたことを知らせてくれるだけでも十分なお手伝いですよね。

また、生まれたときはあんなに小さかったのに、こんなに大きくなったね」と、赤ちゃんの成長を一緒に喜びましょう。そして「あなただってこんなに小さかったんだよ」と、上の子の成長も認めて、どちらも大切な存在であると伝えるとよいですよ。

上の子が寂しい思いをしないように

妊娠中からパパとうまく協力体制を整える

ママは出産すると赤ちゃん中心の生活を送ることになるので、上の子が寂しい思いをして赤ちゃん返りやわがままにつながるケースは多いです。出産してからも上の子の心が満たされるように、妊娠中からパパと協力体制を整えましょう。

「今はほとんどママが子育てや家事をしている」という家庭は、妊娠中にパパと上の子が過ごす時間を増やして、パパと二人でも安心して過ごせるようにしておくことが大切です。

出産入院中や退院してすぐのころのママは、なかなか上の子まで手をかけられません。「パパがいれば大丈夫」となってくれれば、ママも安心して赤ちゃんのお世話に専念できるでしょう。妊娠中から少しずつパパと話し合って、上の子のケアをしてくださいね。

祖父母など、ほかの大人との関わりを持つ

二人目は、出産してからが大変そうに思っている方も多いでしょう。しかし、妊娠中もつわりや体調不良のときでも上の子のお世話をしなくてはならないため、ママには心身ともに大きな負担がかかる可能性があります。

妊娠中や出産してからもママが楽しく子育てできるように、祖父母など、周りの大人との関わりをたくさん持ちましょう。こまめに祖父母と接しておくと、子どもも少しずつなついてくれますよ。

パパやママとしか関わりを持っていないと、上の子は「ママが最近遊んでくれない」「赤ちゃんにママを取られた」と心が不安定になりやすくなります。周りに可愛がってくれる大人がいれば、上の子は寂しい気持ちを感じずに過ごせるかもしれませんね。

家事を手抜きして子育てに専念

子どもが1人でも、子育てと家事を両立するのは大変ですよね。子どもが2人になれば子育ての負担が増えるだけでなく、家事の量も増えるため両立に悩むママはたくさんいるでしょう。

二人目出産後も「今までのように両立を頑張ろう」と思うと、赤ちゃんのお世話や家事に追われて上の子のケアまで手が回らないかもしれません。上の子に「遊ぼう」「抱っこして」と言われても、「今は忙しいから後にして」と冷たい態度を取ってしまう方もいるようです。

上の子が寂しい思いをすればするほど、赤ちゃん返りやわがままな態度を取るなど、ママを困らせる行動を取りやすくなります。楽しく子育てするためには、家事を手抜きして赤ちゃんだけでなく上の子との時間を大切にしましょう。

まとめ

年齢や経済的な理由など、二人目の妊娠をどうするかはタイミングも含めて簡単には決められないことですよね。ひとりっ子でも兄弟姉妹がいても、どちらの方がよいというわけではありません。どちらも一長一短であるため、夫婦や子どもにとって、よりよい選択することが大切でしょう。

二人目を考えているなら、上の子に「赤ちゃん欲しい？」と聞いてみるのも一つの方法ですね。妊娠中や出産後の上の子のケアについてもパパと話し合っておくと、二人目の不安も少し解消されるかもしれませんよ。