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幼児の手遊びはメリットいっぱい!秋をテーマに親子で一緒に楽しもう

幼児の手遊びはメリットいっぱい!秋をテーマに親子で一緒に楽しもう

道具いらず、準備いらずで、いつでもどこでもできる手遊びには、子どもの成長に欠かせないメリットがいっぱいです。今回は、手遊びによって期待できる効果やポイントをご紹介します。ママも子どもが一緒に楽しみながらできる手遊びを育児に取り入れてみましょう。

幼児が手遊びすることのメリット

手を動かすことは脳の発達を促す

昔から伝わるわらべ歌などに合わせて、手を動かしながら子どもと楽しめる手遊び歌はたくさんありますよね。うたうだけでなく、なぜ手を動かすことが大切なのでしょうか?

簡単な言葉と覚えやすい動きを繰り返すことで、子どもたちは自然と歌を覚えます。遊びながら、新しい言葉を吸収し、動きと同時に覚えることで言葉の意味も理解していきます。さらに、そこから自分の関心を広げ、新しいことを学んでいきます。

つまり、手を動かして歌をうたうことは、子どもたちの脳の発達を促すことにつながるのです。楽しみながら学べる手遊びは、子どもの成長にとても大切な効果をもたらすのですね。保育園や幼稚園でも手遊びが多く取り入れられている理由にも納得できますね。

コミュニケーション能力を育てる

保育園や幼稚園では、先生やお友達と、お家ではママとなど、誰かと一緒に手遊びをすることで、子どもは「人と一緒に何かをする喜び」「楽しいことを共有する喜び」を学びます。それがコミュニケーション能力の原点となります。

「楽しい」という気持ちを誰かに伝えたいという思いから「気持ちを伝える言葉」を学びます。そして、まわりと手の動きや呼吸を合わせようとする中で、協調性も身につけていきます。

みんなで少し大げさな動きをしたり、おもしろい動きのところで一緒に笑ったりすることがコミュニケーション能力の向上につながります。常に新しい歌や動きを覚えようと一生懸命になるよりも、何度も繰り返して同じ手遊びを行うのが効果的なようです。

リズム感や運動機能が発達する

手遊びのポイントは「うたう」と「動作をする」を同時に行うことにあります。これを繰り返し行うことによって、リズム感が自然と身につくのです。さらに、反射機能が発達するという効果も期待できます。

大きな動物の動きの真似をしてみたり、背の高い木になってみたりなど、子どもたちの想像力を自由に使いながら行う動作は、普段それほど使わない手先などの動きを体感することにつながります。体感することにより、体の部位をどのように動かすのがよいかなども学んでいきます。

また、指先を動かす振りつけのある歌などは、楽しく遊びながら手先の器用さを発達させる効果が期待できます。大小様々な動きを取り入れながら、子どもと一緒に楽しく手遊びをしましょう。

手遊びを通して得られる色々なこと

人とのつながりを感じられる

手遊びには様々なメリットがあります。その中でも、手遊びを通して人とのつながりを感じられることは、子どもにとって財産です。

子どもは、遊びの中から自然に人と関わることを学びます。とくに、手遊びは先生や友だちと一緒になって歌をうたったり、同じ動きをしたりして楽しみます。そのような行動は、相手に対して親しみを抱きやすく、一緒に楽しむことで少しずつ仲間意識も芽生えます。そこで、子どもは人とつながっているという感覚を抱くのです。

動画サイトなどでも様々な手遊びが紹介されています。しかし、子どもは動画サイトを見ながらよりも、ママや友だちと向き合ってする手遊びが好きですよ。

ママは、子どもとの経験を大切にしたいですね。

文化を知ることにつながる

手遊びは、形あるものを手で見立てながら楽しむ遊びです。子どもが色々なことを想像したり、どのように手で表現するとよいのかを工夫したりする姿を見ることも楽しみの一つです。

手遊びは世界中の子どもに愛されている遊びです。ですから、その国ならではの文化なども手遊びを通して知ることができます。

たとえば、手遊びの中で「食べる」という動作をすることがあります。片手で箸、もう片方の手で茶碗や皿などを表現して楽しむ子どもが多いものです。手遊びの中に出てくる食べ物について知ったり、食器の使い方を理解したりすることは、文化を知ることにつながりますよ。

また、海外の子どもは、食べる動作では手でスプーンやフォークを表現します。ここにも文化の違いが現れていますよ。

子どもに大切な「五領域」が満たされる

「保育の五領域」という言葉をご存知でしょうか。これは、厚生労働省が定めた「保育所保育指針」に記載されている保育のポイントを五つに分類したものです。先生が指導案を作成する基になります。

<五領域>
・健康(心身の健康に関する領域)
・人間関係(人との関わりに関する領域)
・環境(身近な環境との関わりに関する領域)
・言葉(言葉の獲得に関する領域)
・表現(感性と表現に関する領域)

この五つに分類されます。
五領域は、バランスよく子どもに伝えることが大切です。周囲とコミュニケーションを取りながら言葉を学び、手や体を使って色々な表現を楽しめる手遊びは、子どもに大切な五領域が満たされる遊びとしてぴったりなのです。

昔から変わらず親しまれていることにも納得できますね。
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