幼児が外出時に起こす予測できない行動。外出する影響と練習方法
幼児を連れての外出は子どもが急にどこかに行ってしまったり、ぐずってしまったりと何かと大変ですよね。スムーズに用事が済ませられずにイライラしてしまうこともあると思います。そこで、子どもを連れての外出のコツや外出時の子どもへの対応・マナーやルールの練習方法をまとめてしました。
予測できない子どもがする驚きの行動
お母さんの手を振り払って走り出す
幼児は好奇心が旺盛です。ママと手をつないでいても、気になるものがあるとママの手を振り払って一目散にダッシュしてしまうことはよくあることです。特に4歳くらいになると足も速くなってきて追いかけるだけでも一苦労です。
ですが子ども自身悪気はなく、ただ気になったものがあったから手を振り払って行っただけなんですよね。「迷子になっちゃうから勝手に行っちゃダメ」と伝えてもお構いなしな子ども。
いつどこで走りだしてしまうのか予測がつかないし、ママはずっと手をつないでいるわけにもいかず…。見失わないように神経をつかい、帰宅するころにはどっと疲労を感じてしまいます。
周囲を気にせず騒ぎだす
公共交通機関では移動中に休息をとる方もいるので申し訳ない気持ちでいっぱいになります。レストランでもゆっくりと食事をとりたい利用客にとっては不愉快に感じてしまう場合もあります。
「静かにしてね」と伝えても子どもは言われたことが楽しくなってしまい、更に騒ぎ出してしまうケースもあります。
特にイヤイヤ期は、自分の思い通りにならないとその場で寝転がって大泣きしたり、おもちゃなどで対応してもその時に気に入らないとおもちゃを投げてしまったり…こうなってしまうとママはお手上げ状態ですよね。
抱っこを執拗にせがんでくる
買い物をしている他のお客さんにも迷惑が掛かってしまったり、スムーズに買い物ができなかったりとママはイライラが募ってしまいますよね。
実は、幼児にとって外出先での抱っこをせがむ心理は「不安」や「甘え」なのだそうです。初めて行った場所や人が多い場所で歩くのが不安な時や、下の子を抱っこしている時に甘えてみたりとただワガママを言っているだけではない時もあるのだとか。
外出が子どもの脳に与える良い影響
五感を使うことで脳に良い刺激を与える
人間の五感(視覚・聴覚・味覚・触覚・臭覚)を外出先で使うことで、成長中の子どもの脳にとてもいい影響を与えることがでるんですよ。
どんな些細なことでも子どもからしたら発見になり、公園などで自然に触れることで子どもなりに多くのことを学ぶことができます。
公園などでは走ったり、ジャンプしたり、転んだりと身体の使い方も学ぶことができます。遊具の使い方や遊び方も学ぶことができますね。
環境に適した行動をとる力がアップする
人見知りや恥ずかしがりやな子など子供の性格にもよりますが、ママが積極的に子どもと外出し自然や動物・家族以外の人とふれあいを持つことで自然と行動力が身につき、また人見知りをしにくい子になるとも言われています。
例えば、近所のお散歩で人とすれ違ったときにママが「こんにちは」とあいさつすれば、子どもも真似して「こんにちは」というように。さらに言えたことをほめてあげることで恥ずかしがらずにあいさつができる子になります。
幼児にとって生活や習慣のお手本はパパとママなんです。子どもにできるようになってほしいと思うことは、大人が意識してみるといいかもしれませんね。
状況を理解する力を養う
「病院は静かにする場所」ということは子どもは理解できていません。病院はどうして騒いではいけないのかなぜそうなのかなど、その場その場の状況をママが繰り返し教えてあげることで状況を理解する力を養っていきます。
また、公園などでほかの子たちが遊んでいる時は、相手のことを考えて相手を理解する力を養う絶好のチャンスです。
子どもが横入りをしてしまったら、その場で「どうして横入りしたのか、横入りされたらどんな気持ちか」などを伝えましょう。
ただ上から怒るのではなく、なぜしてしまったのか子どもの気持ちを聞くことが大事です。本能と心を鍛えることができ、理解力と判断力が身につくようになりますよ。
事前にお出かけの練習をしてみる
いろんなケースを「ごっこ遊び」で練習
子どもと一緒にごっこ遊びをし、マナーやルールを教えていくことができます。マナーやルールを教える時は「どうしていけないのか」「周りの人はどんなきもちになるか」など相手の気持ちを子どもに考えさせることが大事です。
ごっこ遊びを通してマナーやルールを覚えてきたら、「レストランで走ってもいんだっけ?」「信号は赤だけど車が来てないから渡っちゃおうかな」「電車のシートからジャンプして遊ぼうかな」など、パパとママは遊びの中でマナー違反をしてみましょう。
子どもがきちんとマナーやルールを理解しているのかが分かりますよ。