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幼児期の言葉の発達を年齢別に知ろう!具体的な働きかけ方の例も紹介

幼児期の言葉の発達を年齢別に知ろう!具体的な働きかけ方の例も紹介

3歳以降の言葉の発達や働きかけ方

言葉数は1,500以上、5歳で上手に話せる

3歳になるとすっかり複雑な会話もできるようになります。3歳は言葉数を一番覚える時期といわれ、2歳の約2倍の1,500以上を使えるようになるのです。

4歳になる頃には、「これはなんでこうなの?」「どうして?」などと質問も増えてきます。言葉数が増えるだけでなく、様々なことに興味を持ち、色々なことを知りたい時期でもあるのですね。「うんち、ばか」などの汚い言葉を使ってママを困らせる時期でもあります。

「○○がきょうはお当番だったの」「私、幼稚園の給食せんぶたべたよ」と自分の体験したことや、自分の考えていることなど、自分のことを多く話してくれます。5歳になる頃には、すっかりお話しするのが上手になり、親と対等に話をするようになるのです。

思っていることを代弁してあげよう

3歳になってもなかなか言葉数が増えなかったり、3語文のまま複雑な文章に移行していかないことが気になるようでしたら、子どもが思っていることをママが代弁していってあげましょう。

例えば、棚の上に置いてある本をとろうとしているのを見かけたら、ママが「ここの本がとりたいの?本をとってほしいときはなんていうのかな?」ときき、子どもが答えるかを待って、それでも出てこなければ「ママ、本をとって、というのよ」といってみましょう。

子どもはママの言葉を真似して「ママ、本をとって」というでしょう。そしたらママも「本をどうぞ」と本をとって子どもに渡してあげてください。生活の中でそんなやり取りを繰り返すうち、子どもも少しずつお話が上手になってきますよ。

 レベルに応じた質問に答える練習をしよう

この時期になって会話するのが難しそうであれば、質問に答える練習の仕方があります。子どものレベルに応じて練習するのが大切です。

まずはママが「何が食べたい?」などと質問してみましょう。子どもが答えなければママが選択肢を出すなどして、子どもに答えてもらうよう工夫してみましょう。ママがする質問も少しずつ抽象的な内容にして難しくしていきましょう。

その会話がスムーズにできるようになれば「今日は幼稚園で何をしてきた?」などと質問し、子どもの答えを聞いて、さらに内容を深めるような質問をしていき、ママが誘導しながら複雑な会話をしてみましょう。繰り返すうちに、自分でも複雑な内容の会話ができるようになってくるでしょう。

まとめ

子どもが覚える言葉数は年を追うごとに多くなり、単語から2語文、3語文へと複雑な会話もできるようになります。発語が遅いと気になりますが、子どもの発語に関係なく、たくさん子どもに話しかけてあげましょう。ママとの楽しい会話が、きっと子どもの話す意欲を高めてくれるはずです。

子どもが言葉を話し始めたら、子どもの思いを代弁してモデルを示したり、質問に答える練習をして、子どもの言葉を引き出してみましょう。ママの言葉を理解しているようであれば、突然話し始める子もいますので、子どものタイミングを待てるとよいですね。
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