赤ちゃんの声が大きいのはなぜ?大きな声を出したときの対処法
赤ちゃんの泣き声や話し声が、周りの赤ちゃんよりも大きいと気になりますよね。それも個性なのでしょうか?周りに迷惑をかけていないか、耳の聞こえが悪いのではないか、などと心配なるママもいるでしょう。赤ちゃんの声が大きくなる原因と、大きな声を出したときの対処法をご紹介します。
そもそもなぜ赤ちゃんは大声をあげるの?
疲れているや眠いなどの欲求
赤ちゃんは生まれるまでママのお腹の中という心地よい環境で過ごしていましたが、外の世界に出るとお腹の中との環境の違いを感じることになります。慣れない環境で一日過ごすと、大人でも疲れますよね。
夕方になるとぐずる黄昏泣きのように、夕方になると一日の疲れが出て、大きな声で泣いてしまうのかもしれませんね。赤ちゃんも新しい環境に慣れるのが大変なのでしょう。
また、お腹の中にいたときのように眠りたいのに眠れなくて、イライラとして大きな声で泣くこともあるのかもしれません。大声を出すことで欲求を表現するのです。
楽しいと意思表示している
これまでは泣くことでしか気持ちを表現できなかったのが、自分の声が出ることに気づき、楽しくて大声を出しているかもしれません。大声を出すだけでなく、笑っていたり、手足をバタバタと動かしたりしていたら、楽しんでいるのでしょう。
疲れているときや眠いときの声と違って、楽しいと感じているときの声ですから、同じ大声でもママも泣き声ほどには気にならないかもしれませんね。
自分の声の質や大きさを確認している
赤ちゃんが言葉を話す前に、言葉にならない「あー」「うー」と声を出すことをクーイングといいます。このクーイングをしながら、発声の練習をしているといわれています。
自分の声がどのような音なのか、どのくらいの大きさなのかを確認しているともいえますね。自分の声を発する楽しみと、自分の声を聞く楽しみを感じながら練習しているのでしょう。微笑ましい光景ですよね。
こうして自分の声を確認するなかで、次第に言葉を話すことができるようになっていきます。
赤ちゃんが大きな声を出し始める時期と特徴
6カ月ころから大きな声が出るように
体重は生まれたときの2~3倍になっているでしょうから、声も大きくなりますよね。ママに意思表示をし始める時期でもありますので、自分の思うようにならなかったときに大声で泣かれることもあるでしょう。
それを受け止めるママも大変です。その大変さから赤ちゃんの声が大きいと気になり始めるママも増えるようです。また、生後6カ月では、聴覚も発達して自分の声を認識できるようになります。大きな声が出るのは、赤ちゃんが順調に成長している証といえるでしょう。
声が大きいことは性格とは関係ない
「大きな声をしているから性格はこうなる」ということはないのですから、声が大きいからと心配しすぎることありません。ただし、声の大きさが個性だとしたら、成長しても大きな声のままかもしれませんね。
声が大きいことも個性の一つですから、ママも気にしすぎないで対応したいですね。大きくなるにつれて、ママが大きな声を出せる場所や出してはいけない場所をきちんと教えることで、時と場所を考えて声の大きさを変えられるようになっていきますよ。
赤ちゃんが難聴の可能性もある
人は自分で発した声を自分の耳で聞いて、適切な声の大きさを決めています。ですから、耳の聞こえが悪い場合は、自分の声がなかなか聞こえてこないために大きな声を出すことがあるのです。
大きな声を出すから難聴ということはありませんが、ほかにも気になることがある場合は、病院で聴力の検査をしてもらうとよいですね。病院以外でも、地域の保健センターや保健所でも簡易検査をしてくれますし、相談にものってくれますよ。