赤ちゃんに花火大会はまだ早い?その理由と連れて行くときの準備やコツ
夏になると、さまざまな地域で花火大会が開催されますよね。「赤ちゃんと一緒に花火大会に行きたい」と思うパパやママも多いのではないでしょうか。今回は、何歳頃から花火大会を楽しめるようになるのかや、花火大会に赤ちゃんを連れて行く場合に気をつけたいことなどを、ご紹介します。
赤ちゃんに花火大会がまだ早い理由
赤ちゃんにとっては花火大会の音が怖いから
花火大会の場合は打ち上げ花火がメインになるので、花火が打ち上がるたびに「ドーン」というような大きな音がします。赤ちゃんは体が小さいので、「花火の大きな音で、鼓膜が破れることはない?」と心配になるママもいるかもしれません。
花火の大きな音で赤ちゃんの鼓膜が破れることはないので、心配しなくても大丈夫でしょう。しかし、普段の生活では聞かない大きな音に赤ちゃんがびっくりして、怖くて泣き叫んでしまう可能性があります。
花火からの煙や喫煙などで空気が悪いから
赤ちゃんの体はまだ未熟なので気管支が発達していません。煙を吸い込むと咳がで出るだけではなく、喘息や気管支炎になることがあります。手持ち花火の煙でも吸い込むと咳が出るので、花火大会の大量の煙には注意しましょう。
また、花火大会は屋外で開催されるので、タバコを吸う方が近くにいるかもしれません。タバコの煙は赤ちゃんの体に悪影響を及ぼしますよね。パパやママが吸っていなくても、「花火大会などの人が集まる場所では、タバコを吸う方がいるかもしれない」ということを頭に入れて、赤ちゃんを連れて行くかを判断しましょう。
花火大会を楽しめるのは何歳から?
友人の話では、子どもが3歳の頃に初めて花火大会に連れて行くと、「すごいね。きれいだね」と大喜びしてくれたそうです。一緒に1歳の下の子も連れて行ったそうですが、花火の大きな音が怖くて「帰りたい」とぐずってしまったと話してくれました。
3歳くらいの年齢になると花火の大きな音にも怖がらず、パパやママと一緒に楽しめるかもしれませんね。しかし、3歳の子どもでもまだまだ小さいので、子どものペースに合わせてあげることが大切ですよ。
赤ちゃんを連れて行く場合に考えておくこと
授乳やおむつ替えできる場所を確認しておく
授乳やおむつ替えができるスペースがない場合は、歩いて行ける距離にショッピングモールなどの、赤ちゃんのお世話ができるスペースがあるかをチェックしておくと安心でしょう。しかし、花火大会当日はショッピングモールなどの施設も混雑していることが多いので、早めに授乳やおむつ替えをしておきましょう。
赤ちゃん連れで花火大会に行くときは、車で移動すると車内で赤ちゃんのお世話ができるので、よいかもしれませんね。
暑さや脱水への対策を考えておく
大人なら人混みの熱気にも耐えることができますが、まだ小さい赤ちゃんには負担が大きいでしょう。花火大会の人混みの中で、熱中症や脱水症状を起こす危険性もあります。
人混みの中で赤ちゃんが急に体調を崩しても、混雑していてなかなか移動ができない可能性もあります。花火大会に赤ちゃんを連れて行くときは、授乳グッズ以外にベビー用スポーツドリンクなどの水分補給ができるものや、保冷剤や保冷シートなどの、暑さ対策ができるものを持って行きましょう。
赤ちゃんは大人と比べて熱中症になりやすいので、こまめに水分をとらせましょう。
行き帰りは混雑する時間を避けるようにする
先輩ママに聞いてみると、赤ちゃんが生後10カ月の頃に近くの花火大会に連れて行ったそうです。花火大会が開催される少し前と、花火大会が終わった直後は混雑すると予想していたので、時間をずらして人混みを避けたと話してくれました。
花火大会の開催される3時間前には、場所取りをして赤ちゃんと待機していたそうです。そして、花火大会のクライマックス前には片付けを終わらせて帰ると、混雑に巻き込まれることなくスムーズに帰ることができたそうですよ。
赤ちゃんと花火大会を楽しむためのコツ
中心部に行かず、離れたところから見る
花火大会の中心部に近づくにつれて、人がたくさん集まるので混雑しています。混雑しているだけではなく、花火の音も大きくなり赤ちゃんが煙をたくさん吸い込む心配もありますよね。
離れた場所だと人混みも少なく安全ですし、赤ちゃんがぐずってもすぐに移動ができるのでパパやママの負担も少なく済むでしょう。「離れたところからだと迫力がない」と感じる方もいるかもしれませんが、赤ちゃんの安全を第一に考えましょう。