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子ども同士を比較しないことが大切!ありのままを受け入れる接し方で

子ども同士を比較しないことが大切!ありのままを受け入れる接し方で

子どもにはそれぞれ個性や違いがあって当たり前と頭で分かっていても、ついほかの子どもと比較することはありますよね。ママが我が子をほかの子どもと比較してしまうのはどのようなときなのか、また比較しないためにどうしたらよいのかを一緒に考えましょう。子どもの成長は早いからこそ、焦らず見守れるとよいですね。

ママがほかの子どもと比較するときとは

発達の違いが気になり同年代と比べるケース

子どもの成長は早いですよね。生まれたころは一日たっぷりと寝ていた我が子が、気がつけば寝返りやお座りをするようになり、たっち、あんよとできることが増えていきます。「這えば立て、立てば歩めの親心」という言葉どおり、どんどん成長してもらいたいと感じるのがママやパパの正直な気持ちでしょう。

同じくらいに生まれた子が歩いたと聞けば「我が子はいつ歩くのかな?」と気になり、しゃべったと聞けば「我が子はまだ?」とつい比較してしまうこともあるでしょう。

子どもの発達には目安があっても、それぞれに個性や違いがあり、一律ではありません。頭では分かっていても、つい我が子には「早く」と思い、ほかの子どもとの違いが気になってしまいますよね。

ほかの兄弟はできていたことができないとき

兄弟がいる場合、上の子と下の子で比較してしまうことがありますよね。1歳のころに上の子ができたことが、下の子ができない場合などは「同じ兄弟なのにどうしてできないのかしら?」とつい比較しがちです。また下の子は手伝いをしてくれるのに、上の子は手伝ってくれないため「なんで弟はできるのに、あなたはやってくれないの?」とつい言ってしまうことがあるでしょう。

同じ両親から生まれた兄弟とはいえ同一人物ではないため、発達の違いや個性があります。ですが身近にいるだけに比較対象にしやすくなりますよね。

ただ、比較するということは優劣をつけることでもあります。優れているとされた子どもは嬉しく思いますが、劣っているといわれた子どもは寂しく感じるでしょう。

ママ自身の幼少期のころと重ねてみたとき

ママの中には整理整頓が得意で、物事を計画的に進められる人がいるでしょう。このようなタイプのママは、子どものころから使ったものは元に戻すことができ、親に指示されなくても勉強していたかもしれません。そんなママほど、自分ができたことは我が子もできるという思いが強いのではないでしょうか。

ところが、子どもはママと同じようにはできないことが多々あります。「どうして我が子なのにできないのかな?」と無意識のうちに幼少期の自分と重ねて比較していませんか?

逆にママが子どものころにはできなかったことを、子どもには「できるようになって欲しい」とつい期待することもありますよね。実はこれも「できなかった自分」と比較していることになるのです。

子ども同士を比較しないための適切な接し方

まずは子どもの敏感期について理解する

世界的にも有名な教育法の一つ「モンテッソーリ教育」には「敏感期」という考え方があります。子どもの興味が向いている方向と同じ方向の学びを与えると、子どもの能力は開花しやすいというものです。

周りの子どもが読み書きに興味を持っていて、ぐんぐんその能力を高めているからといって、我が子もできるはずと無理に読み書きを教えても、なかなか能力が開花しないことがあります。ですが我が子は音楽が好きで、歌ったり楽器を弾いたりすることに興味があるなら、たくさん歌える環境や楽器を与えることで音楽に関する能力が花開くかもしれないのです。我が子は音楽に対しての敏感期にあると考えましょう。

周りと比べるよりも、我が子の興味を優先した方が楽しく成長を見守ることができますよ。

子ども自身が成長した点を褒める

比較することは、どうしても何かに対して優劣をつけることになります。誰だってほかの人と比較されるのは嬉しくないでしょう。「◯◯君はできるのに、あなたはできないの?」と大好きなママに言われると、子どもは寂しく感じるでしょうし、自己肯定感を下げてしまうかもしれません。

周りの子どもと比較するよりも、日々の成長を比べた方が子どもの頑張りを褒めることができますよ。子どもは成長するにつれ、できることが増えていませんか?子ども自身が以前に比べてできるようになったことを褒めるようにすればよいのです。自然と「うまくなったね」と成長した点を褒められるようになりますよ。

「たっちができた」「歩けた」「走れた」と日々の成長を喜んだころを思い出してみましょう。

長所も短所もその子らしさと前向きに捉える

ママはどうしても子どもの長所より短所に目が向きがちです。できることよりもできないことが目についてしまうものですが、この短所やできないことを長所や個性と捉え直すとよいですよ。

例えばすぐにかんしゃくを起こし「怒りっぽい」と感じる短所も、自分の考えを周りに伝えられる「表現できる」という長所と捉えてみてはどうでしょうか?思うようにトイレトレーニングが進まないなら「まだ早かったかな?」と考えてみるのです。

子どもは敏感期に入ればぐんぐんと成長します。まだできないことがあっても、そのことに対する敏感期にはまだ入っていないためです。成長する姿をママが目の当たりにできるチャンスはこれから巡ってくるのです。子どもの短所やできないことも前向きに捉えていきましょう。
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