子ども同士を比較しないことが大切!ありのままを受け入れる接し方で
子どもにはそれぞれ個性や違いがあって当たり前と頭で分かっていても、ついほかの子どもと比較することはありますよね。ママが我が子をほかの子どもと比較してしまうのはどのようなときなのか、また比較しないためにどうしたらよいのかを一緒に考えましょう。子どもの成長は早いからこそ、焦らず見守れるとよいですね。
ママがほかの子どもと比較するときとは
発達の違いが気になり同年代と比べるケース
同じくらいに生まれた子が歩いたと聞けば「我が子はいつ歩くのかな?」と気になり、しゃべったと聞けば「我が子はまだ?」とつい比較してしまうこともあるでしょう。
子どもの発達には目安があっても、それぞれに個性や違いがあり、一律ではありません。頭では分かっていても、つい我が子には「早く」と思い、ほかの子どもとの違いが気になってしまいますよね。
ほかの兄弟はできていたことができないとき
同じ両親から生まれた兄弟とはいえ同一人物ではないため、発達の違いや個性があります。ですが身近にいるだけに比較対象にしやすくなりますよね。
ただ、比較するということは優劣をつけることでもあります。優れているとされた子どもは嬉しく思いますが、劣っているといわれた子どもは寂しく感じるでしょう。
ママ自身の幼少期のころと重ねてみたとき
ところが、子どもはママと同じようにはできないことが多々あります。「どうして我が子なのにできないのかな?」と無意識のうちに幼少期の自分と重ねて比較していませんか?
逆にママが子どものころにはできなかったことを、子どもには「できるようになって欲しい」とつい期待することもありますよね。実はこれも「できなかった自分」と比較していることになるのです。
子ども同士を比較しないための適切な接し方
まずは子どもの敏感期について理解する
周りの子どもが読み書きに興味を持っていて、ぐんぐんその能力を高めているからといって、我が子もできるはずと無理に読み書きを教えても、なかなか能力が開花しないことがあります。ですが我が子は音楽が好きで、歌ったり楽器を弾いたりすることに興味があるなら、たくさん歌える環境や楽器を与えることで音楽に関する能力が花開くかもしれないのです。我が子は音楽に対しての敏感期にあると考えましょう。
周りと比べるよりも、我が子の興味を優先した方が楽しく成長を見守ることができますよ。
子ども自身が成長した点を褒める
周りの子どもと比較するよりも、日々の成長を比べた方が子どもの頑張りを褒めることができますよ。子どもは成長するにつれ、できることが増えていませんか?子ども自身が以前に比べてできるようになったことを褒めるようにすればよいのです。自然と「うまくなったね」と成長した点を褒められるようになりますよ。
「たっちができた」「歩けた」「走れた」と日々の成長を喜んだころを思い出してみましょう。
長所も短所もその子らしさと前向きに捉える
例えばすぐにかんしゃくを起こし「怒りっぽい」と感じる短所も、自分の考えを周りに伝えられる「表現できる」という長所と捉えてみてはどうでしょうか?思うようにトイレトレーニングが進まないなら「まだ早かったかな?」と考えてみるのです。
子どもは敏感期に入ればぐんぐんと成長します。まだできないことがあっても、そのことに対する敏感期にはまだ入っていないためです。成長する姿をママが目の当たりにできるチャンスはこれから巡ってくるのです。子どもの短所やできないことも前向きに捉えていきましょう。