1歳の子どもの適切な睡眠時間は?一日の中でバランスのよい睡眠を
1歳の子どもをスムーズに寝かせるコツ
寝るときはパジャマに着替える習慣を
1歳児のお着替えは時間がかかるし、せっかく眠たくなっているときに着替えを挟んだら起きてしまうのではないかと思われるかもしれませんが、毎回習慣にしていると脳が勝手に寝る時間だと認識するようになります。
一瞬目が覚めそうになったとしても、脳が「寝るモード」に切り替わるのでスムーズに寝つけるようになるでしょう。また、パジャマは快適に眠れるように作られているので、リラックスして寝ることができますよ。
お昼寝の場所を決めておく
ママの目の届く場所、子どもが眠りやすい場所を選ぶということはもちろん大切なのですが、寝る場所はできるだけ同じ場所に決めておくとよいですよ。毎回寝る場所が変わると不安で何だか落ち着かなくなります。いつも同じ場所で寝ると安心できますよね。
また、バウンサーやお昼寝マットなど、お昼寝用の寝具も同じものを使いましょう。
寝るときにパジャマに着替えることと同じように、その場所に行くと脳が「寝るモード」に切り替わるのでスムーズに寝つけるようになるでしょう。
眠くてぐずりだしたらママのおんぶで後押し
ママにおんぶされていることで、眠たくなるような適度な揺れと伝わる体温、ママの鼓動に触れる安心感など、眠たさを我慢できない要素で満たされます。
おんぶ紐を使っておんぶするならママの両手を塞いでしまうこともないので、家事を進めながらできますよね。子どもがぐっすり眠ったらゆっくりと下ろしましょう。早めに下ろすと目が覚めてしまうことがあるので気をつけてくださいね。
睡眠バランスを整える上での注意点
お昼寝は寝過ぎないように時間を調整しよう
また15時以降にお昼寝をすると、夜の眠りと近くなるので長時間寝てしまいやすくなります。そうなるとぐずってなかなか起きなかったり、夜に眠れなくなったりするので注意しましょう。
夕方に眠たそうにし始めたときは、眠気覚ましにお風呂に入るとよいですよ。寝る直前にお風呂に入ると体温が上がり寝つきが悪くなる原因となります。夕方早めにお風呂に入っておけば、寝つきもよくしてくれますね。
夜は同じ時間に眠れるように入眠儀式を
入眠儀式とは寝る前に毎晩日課にした行動を行うことです。「これをしたら寝る時間」ということを子どもに習慣づけることができ、自然と「寝るモード」に入りやすくなります。
例えば、一緒に絵本を読んだり好きな歌を歌ったりなど、親子のコミュニケーションを入眠儀式にするのはいかがでしょうか。子どもの心が満たされてよい眠りを誘ってくれますよ。また、家の中のおもちゃに「おやすみ」と声をかけてから寝るというものよいですね。おもちゃに「おやすみ」を言ううちに、自分も寝る時間という意識が高まることでしょう。
睡眠以外の生活リズムも一定に
例えば、朝寝坊は一日のスケジュールを後ろ倒しにして、夜寝る時間が遅くなるきっかけとなります。そうならないよう早起きを目標に、できるだけ決まった時間に起きるようにしましょう。
生活リズムが整うと睡眠時間が確保されるだけでなく、遊ぶ時間やお昼寝の時間など一日の流れが決まってくるので、ママもスケジュールが組みやすくなりますよ。さらに、次にすることが子どもにも予測しやすくなるので、ぐずる回数が減るというメリットもあります。
まとめ
家庭によっては、都合により就寝時間が遅くなり夜の睡眠を12時間確保することが難しいという場合もあるでしょう。そのときは多めにお昼寝をするなど、一日の平均睡眠時間を満たせるよう調節できるとよいですね。子どもが最適な睡眠を取れるよう、各家庭で工夫してみましょう。