子どもが泣くと家事ができない!子への対応法と家事負担を減らすコツ
「子どもが泣くので家事が進まない」という悩みはよく耳にしますよね。抱っこをせがまれる、後追い時期でママが離れると泣かれるなどの理由で、家事が思うようにできないママは多いでしょう。今回は、ママがいないと子どもが泣く理由やその対処方法、家事負担を減らすコツなどをご紹介します。
ママがいないと子どもが泣くのはなぜ?
母子分離不安の時期に突入している
赤ちゃんからママが少しでも離れると動揺してしまい、不安を感じて泣き出す、後追いをするなどの行動は、認知能力の高まる生後8カ月ごろから現れ始め、10〜18カ月ごろをピークに自然になくなっていきます。
離れるだけで毎回大泣きされては困ってしまいますが、これは「ママは大好きな人」だと赤ちゃんが認識できるようになった心の成長の証でもあるので、おおらかな心で見守りましょう。
怖くてママに助けを求めている
大人からすれば「どうしてこれが怖いのかな?」と微笑ましく思えるようなものでも、怖がりな子どもにとっては恐怖の対象となり得るのです。犬や猫などの動物や虫、風や木の揺れる音などの自然現象、雷、遊具、絵本のイラストなど、子どもによって怖がる対象は様々ですが、その都度内容を確認してフォローすることが大切です。
年齢を重ねて新たな体験をしていくことで、恐怖心を乗り越えられる可能性が高くなります。あまり神経質にならず、気長にそのときを待ちましょう。
環境の変化のストレスで泣くことも
しかし、3歳以降になってもママが離れたときに泣いてしまう場合、ただ不安を強く感じやすい性格なのかもしれません。環境の変化がストレスとなっているときもあるので、様子を見てみましょう。
引越しや入園、ペットや家族との別れ、兄弟の誕生などによる環境の変化への不安から、ママへの依存度が高まるときもあります。子どもがどのようなときに泣いたり甘えたりしてくるのかを注意深く観察し、不安を取り除くために愛情を伝えていけるとよいですね。
子どもが泣くとき家事はどうしたらよいの?
家事は手抜きで子ども優先でOKにする
「いい加減、泣き止んで」「トイレぐらいゆっくり行かせてよ」と、子どもの泣き声や後追いを不快に感じる、部屋の乱雑さや調理時間が確保できないことに対してストレスが溜まるときも、珍しくないのではないでしょうか。
ですが、そのような時期もほんのわずかです。今は子どもに寄り添う時期だと割り切り、家事は手抜きにして子どもを優先しましょう。惣菜や冷凍食品、時短調理キット、外食などもうまく利用し、イライラせず子どもと接することができるとよいですね。
子どもと一緒に家事をする
とはいえ、産後は骨盤がゆがみやすく、慣れない育児で腰痛になってしまうママも少なくありません。おんぶが難しい場合には、子どもにお手伝いをお願いする方法も有効です。
例えば、レタスをちぎる、玉ねぎの皮を剥く、雑巾がけや台拭きをするなど、簡単なお手伝いであれば小さな子どもでも可能でしょう。もちろん子どもなので完璧にはできませんが、親子で楽しみながら一緒に家事ができると楽しい気分になれますよね。
家事のあいだはおもちゃやテレビに頼る
トイレや洗濯物の取り込みなどで数分離れる程度であれば、「◯◯してくるね」と一声かけてから離れることも可能です。しかし、料理のように時間がかかる家事のときは、お気に入りのおもちゃでひとり遊びをさせる、テレビやDVDに頼るなどもときには必要ではないでしょうか。
テレビを見せることに関しては家庭の方針もあるので、子どもの年齢や性格に合わせ、適切な方法を試してみてくださいね。
ママの家事負担を減らすことを考えよう
パパに家事を協力してもらう
近年、女性の社会進出は増加傾向にありますが、共働き家庭においても家事や育児の負担はママの方が多いケースは珍しくありません。「どうして私だけがしなければならないの」とイライラする前に、パパと家事を分担することが大切ですよ。
お風呂を掃除する、子どものおむつを交換するなどの簡単な用事をお願いし、家族で助け合いながら家事をこなしていけるとよいですね。