妊娠線ができる時期と対処法は?妊娠線の原因と予防方法を紹介
保湿ケアをして肌を柔らかく保つのがコツ
保湿ケアには一般的な保湿クリームなどを使用してもよいですが、妊娠線専用のクリームを使用するとより効果が出やすいです。
クリームなどの保湿剤を、はじめは1日1回、お風呂あがりに塗布します。お腹がどんどん大きくなってきたら1日2回に増やしましょう。
また体の内側に水分を補給することも大切です。水や麦茶などノンカフェインのドリンクを、1日2Lを目標に摂取します。ただし冷たい飲み物は代謝が落ちやすいので常温や温かい水や麦茶などをたっぷり飲むようにしてください。
妊娠線を予防するマッサージケアもプラス
マッサージの方法は簡単です。まず摩擦で肌が傷まないように、クリームなどをたっぷり手に取ってください。お腹のマッサージは「の」の字を書くように手を優しく動かします。
胸のマッサージは胸の中心に向かって、上から下、また下から上へ手を動かしてください。太ももは下から上へ向かってマッサージします。
妊娠前から保湿ケアを習慣にしていたママは元々皮膚が柔らかく、妊娠線ができにくい傾向があるようです。妊娠線をどうしても作りたくないなら、妊娠前から保湿を習慣にするのも効果的ですよ。
妊娠線予防におすすめの保湿剤の選び方
低刺激で安心して長く使える保湿剤を
おすすめはオーガニックタイプや低刺激タイプの保湿剤です。肌に優しく安心して使える成分でできています。
反対に肌に刺激になるため避けてほしいのが、合成香料や合成着色料などの合成成分や、石油系合成界面活性剤などの石油系成分が配合された保湿剤です。またアルコールや保存料のパラベンも塗り続けると肌や胎児に影響をもたらす可能性があるので、できるだけ少ないものを選びましょう。
保湿剤は惜しみなく使う必要があります。長く使うことを考え、価格も考慮して選んでください。
保湿効果の高いオイルやクリームを選ぼう
植物系オイルは保湿効果が高いことで知られています。シアバター、ホホバオイル、アルガンオイルなど、天然成分なら安心して使用できますね。さらにオーガニックのオイルなら、デリケートな肌にも安心です。
ただオイルという特性上べたつくものもあるようです。とくに夏場のべたつきが気になるママもいるようですね。試供品など利用し、快適なものを選んでください。
クリームの代表的な高保湿成分には、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などがあります。とくにセラミドは高保湿なだけでなく高浸透な成分なので、肌にしっかりと潤いを与えてくれますよ。
オイルとクリームを併用するとより効果的
オイルの特徴は保湿力の高さです。クリームより強力に保湿してくれますよ。一方、クリームはオイルに比べて肌なじみがよく、スーッと浸透します。
これらの特徴を生かしてより効果的に使うためには、併用することをおすすめします。肌なじみのよいクリームを塗り、オイルで保湿しましょう。オイルを先に塗るとクリームをはじいてしまうので気をつけてくださいね。
妊娠線ができやすい下腹部にオイル、ほかのバストやお尻などにクリームと、場所によって使い分けるのもよいですね。コスト面を考えてオイルだけ使用する場合は、お風呂あがりに塗るとよいですよ。
妊娠線ができてしまったときの対処法
妊娠線専用のクリームで産後もしっかりケア
手軽にできる対処法はやはり保湿です。肌を十分保湿することは、妊娠線の予防法にも対処法にも役立ちます。
やり方や保湿剤の選び方は予防法と同じです。クリームとオイルを上手に使いこなしてくださいね。
予防法と対処法で違う点を挙げるなら、妊娠中か出産後か、ということです。赤ちゃんが産まれている産後にはデリケートな赤ちゃんのケアにも使えるオイルを使用するとよいですね。ホホバオイルは人間の皮膚に近い成分なので肌への刺激が比較的少なく、赤ちゃんのマッサージにも利用できますよ。
規則正しい食生活で肌の調子を整えよう
食事バランスを整えるには主食、主菜、副菜を意識します。主食はごはん・パン・麺など、主菜は肉・魚・大豆(大豆製品)・卵など、副菜は野菜・キノコ・海藻です。
肌の状態を改善する栄養素を積極的に摂取することも皮膚の回復につながります。皮膚組織を修復するビタミンA・β-カロテンや、美肌の元になるビタミンEなどを多く含む食品を食卓に取り入れましょう。
ビタミンA・β-カロテンを多く含む食品にはレバー、ウナギ、乳製品、緑黄色野菜などが、またビタミンEを多く含む食品には大豆(大豆製品)や緑黄色野菜、ナッツ類などがありますよ。
病院で妊娠線を治療する方法もある
瘢痕修正術は、真皮などの裂けている部分を極細い線状に縫合する手術です。妊娠線の跡を消すのではなく、傷の幅を変えて目立たなくさせます。
傷の深さや感染症の有無などで術後の観察が必要になったり、傷が治癒するまで多少のかゆみが出ることがあったりするようです。
レーザー治療は妊娠線ができている部分にレーザーを当て、真皮や皮下組織を再生する方法です。メスを入れずに治療できる点や短時間で治療が終了できる手軽さが人気です。
注意点は、人によってレーザー熱で痛みを感じたり、レーザーの熱で火傷したりする副作用があるようです。