家族で銭湯に行くときの注意点は?家族風呂や銭湯を選ぶポイント
銭湯や温泉にゆっくり浸かるのが好きというパパやママも多いでしょう。しかし、幼い子どもを連れて銭湯に行くというのは少しハードルが高くなりますよね。子連れで銭湯に行くなら、衛生面や安全面を考えて「家族風呂」に入るのがよいですよ。家族で銭湯に入る際の注意点や選ぶポイントを解説していきます。
子連れで銭湯に行くときの注意点とは
銭湯の混浴は各都道府県で年齢条件が異なる
子連れで銭湯に行くとき、気になるのは「子どもの混浴はいつまでOKなのか」という点です。銭湯の混浴は、各都道府県の「公衆浴場法施行条例」によって年齢条件が異なります。
一番多いのは「9歳以下」という県ですが、「11歳以下」とする県も5県あります。また、規制を設けていない県がある一方で、銭湯ごとに「身長110cm未満まで」など、独自の制限を設けているところもあります。
子どももかけ湯をしてから入浴する
かけ湯には二つの意味があります。一つは「体の汚れを落とす」ため。子どもは汗かきで、よく見ると頭や首のあたりに汗がしっとり…ということもよくありますね。また、足の指の間や裏にゴミがついていることもあります。衛生面を考慮して、しっかり洗い流してから入浴しましょう。
かけ湯のもう一つの役割は「体をお湯に慣らすため」です。かけ湯をせずにいきなり熱い湯船に浸かると、血圧が急上昇してしまいます。かけ湯でお湯の温度に体を馴染ませてから、ゆっくりと入浴するのが安全な入り方です。
周りの人の迷惑になるので走らない泳がない
銭湯の床は濡れているうえに石けんの泡があるため、とても滑りやすくなっています。転んで頭を打つこともあるので、走る行為はとても危険ですね。銭湯の中ではいつもしているメガネやコンタクトをはずしていて、目が見えにくい状態の人もたくさんいます。走ってぶつかることも迷惑になります。
また、湯船の中で泳ぐことも厳禁です。バシャバシャとしぶきを上げると、のんびり浸かることを楽しんでいるほかのお客さんの迷惑になってしまいますよ。ママがしっかりと子どもの行動に目を配る必要があります。
銭湯で家族風呂を貸切するメリット
お湯の温度を子どもの適温に変更できる
子連れで銭湯に行く際、家族風呂にするメリットとして、「お湯の温度を子どもの適温に変更できる」という点があります。小さな子どもにとっては大浴場のお湯の温度が熱すぎて、泣いてしまうこともありますね。また、熱いお湯に浸かると、思っている以上に汗をかいて脱水状態に陥る危険性もあります。
その点家族風呂なら、浴槽が小さい分、水でぬるくして温度を調節することができますよ。小さな子どもはのぼせやすいので、家族でゆっくりお風呂を楽しむなら家族風呂がよいでしょう。
おむつが外れていない子どもも入浴できる
家族風呂なら、おむつをしている子どもでも入浴OKとしている銭湯が多いですよ。とはいえ、赤ちゃんがお湯の中でうんちやおしっこをしてしまうと、パパもママもゆっくりお風呂を楽しむことができません。授乳や食事の直後は避け、できればうんちが出た後で入浴すると安心です。
また、おむつが外れていない子どもが浴槽内に入ることを禁止している銭湯でも、家族風呂にベビーバスを準備してくれる場合があるので、事前に確認してみてくださいね。
子どもがはしゃいでも周りに迷惑をかけない
いずれにしても、おとなしくゆっくりと入浴を楽しむというのは難しい可能性が高いので、周りに迷惑をかけずに済む家族風呂を選択するのが安全策といえるでしょう。大浴場よりは狭くなりますが、家族風呂も自宅より広い浴槽になっていると思うので、家族で足を伸ばしてお風呂に浸かることができますね。
また、大人が体や頭を洗っている間に子どもが離れていったり、滑って転んだりすることがあります。家族風呂ならパパとママが交代で自分を洗うことができるというのもメリットですね。
家族で楽しめる銭湯を選ぶ際のポイント
脱衣所にベビーベッドがあると支度が楽
ハイハイ赤ちゃんの場合、髪の毛が落ちている床で動き回られるのも気になります。大人が身支度している間は、転落防止の柵がついたベビーベッドで待っていてもらうというのが一番安全でしょう。
柵のあるベビーベッドがない場合、銭湯でよく見かける大きい腰かけ台にタオルを敷いて待っていてもらうという策もあります。しかし、ちょっと目を離した隙に転落するなどの危険性があるので、絶対に目を離さないよう、十分に気をつける必要があるでしょう。