子どもの教育方針で大事なこと!幼稚園に提出する願書の書き方
家庭の教育方針はさまざまですよね。しつけを厳しく、自主性を尊重する、健康第一など、同じ子育てでもなにに重点を置くかで、子どもの性格や進路が変わってくるかもしれません。そこで、教育方針で大切なこと、夫婦で教育方針が違う場合の解決方法、そして幼稚園の願書に家庭の教育方針を書くときの注意点をご紹介します。
子どもの教育方針で大切なことは?
自己肯定感を高める教育をしよう
また、周囲の人を大切にできるので、人間関係も良好で幸福な人生を歩みやすいでしょう。自己肯定感は乳幼児期に、パパママに愛された経験によって育まれます。
たくさん声をかけ、一緒に遊び、スキンシップをして、子どもとの触れ合いを楽しむと、子どもはいきいきして、自信をつけていきます。反対にほかの子と比較したり、人格を否定する叱り方をしたり、努力を認めず結果だけを評価したりすると、子どもは「ありのままの自分では愛されない」と学習してしまうかもしれません。
コツコツと努力する力を持てるようにしよう
まずは努力の内容を「楽しそう」と思える工夫が必要です。たとえばボタンをはめる練習でも、ママが、動物のボタンなどで「ウサギさんが穴から出てきたよ」と遊びにしたり、1つでもできたら「がんばったね!」と心から褒めたりすると、子どもは喜びますよね。
「まだできないの?」などといえば、A10神経群が「つまらない」「嫌い」とラベリングするので注意しましょう。次に、努力そのものを褒め続ければ、子どもは「がんばるとママが褒めてくれる」という嬉しさで、努力を惜しまない子になります。
勉強机に座る習慣を身につけよう
たとえば電車が好きな子ならば「世界中の電車は何種類あるのだろう」「なぜ『踊り子』という名前なんだろう」と、いろいろな疑問がわいてくるかもしれません。それを一つ一つ調べるのは立派な勉強ですよね。
そのときに調べものをする「ミニ机」を作ると、子どもは自分専用の机を喜びます。専用の机で調べものや折り紙、お絵かきをするのに加えて、子どもの好きなものをモチーフにした、点つなぎや迷路などを毎日ほんの少しずつ続けることで、自然な形で勉強机に座る習慣が身につくでしょう。
子どもの教育方針が夫婦で違うときの対処法
目指すビジョンを話し合おう
そのビジョンは、子どもの様子や成長に応じて変更があっても構いません。生物が好きだった子がサッカーに夢中になれば「スポーツを通してコミュニケーションを学んでほしい」となるかもしれませんよね。
ただし、パパママの願いを子どもに押しつけるようなビジョンは避けましょう。子どもを親の理想に押し込めようとするほど、親子関係にすれ違いが出てきてしまいます。
色々な意見があることを理解しよう
夫婦喧嘩を見た子どもは、その後の感情面や勉強によくない影響が及ぶといわれます。子どものために真剣になっているのに、ダメージを与えてしまうのは残念なことですよね。
けれどパパママが、子どものためといいながら、思いやりを忘れて自分の言い分を通すために相手をコントロールしようとしたことに気付けば、きっと、よりお互いを尊重し合う関係を築けるでしょう。
相手の意見を聞き入れる心をもち、先輩夫婦の体験を聞くなどして客観的な視点を取り入れて冷静に話し合うことで、お互いの着地点を見つけられるとよいですね。
子どもの発達を見ながら夫婦で地道に作ろう
パパが自分の理想にこだわり、子どもの成長を無視する様子があれば、ママはさり気なく子どもの気持ちをパパに伝えられます。パパもママも子どもを愛しているから幸せになってほしいと願いますよね。だから習い事や勉強をすすめたりして、将来幸せになれる可能性を広げてあげたいと考えます。
けれど、一番大切なのは子どもが「自分は愛されている」と感じることです。その土台があれば、子どもの強い心が未来の可能性を広げていくでしょう。