転勤で子どもはどんな気持ちになるの？転勤前後の欠かせないケアとは

2019,2,5 更新

話を聞いて不安な気持ちを汲みとろう

「子どもは大人より適応能力があると聞くし、新しい環境でも大丈夫」と、安心しているママはいませんか。そのように見える子どもでも、新しい環境に慣れるために頑張っていますよ。

頑張りすぎて子どもの心が疲れてしまったときは、ママが子どもの話を聞いて不安な気持ちを汲みとりましょう。子どもの不安な気持ちに共感しながら、日頃の頑張りをねぎらうのもよいでしょう。

また、手をつないで散歩をしたり、ひざの上で抱っこをしたりしながら、子どもの話を聞くのもよいですよ。ママと2人の時間やスキンシップは子どもにとって、安心できるコミュニケーションの一つです。

ママが忙しい家事の手を止めて子どもと向き合うことで、親子で前向きな気持ちになれるとよいですね。

子どもが安心できる居場所づくりをしよう

引っ越しをしてから、新しい家に慣れるまでには時間がかかるでしょう。ママは、引っ越しを機に新しいインテリアや家具のレイアウトを考えるなど、楽しみながら過ごすことができるかもしれませんが、子どもの場合はどうでしょうか。

転勤で引っ越しをするという説明を受けていても、いざそのときになると状況を受け入れにくく、なかには「自分の家に帰りたい」「前の家に戻ろう」と泣き出す子どもがいるそうです。

そのような場合、新しい家の中に子どもが安心できる居場所をつくるとよいでしょう。例えば、子どもの好きなキャラクターを飾ったり、お気に入りの本を集めた空間を作ったりするなど、子どもの意見を優先しながら、一緒に安心できる居場所づくりを楽しみましょう。

まとめ

転勤による引っ越しは、ママやパパだけではなく、子どももストレスを感じるものです。転勤前後、慣れ親しんだ環境やお友だちとの別れに不安を感じたり、新しい環境に慣れようと頑張ったりする子どものストレスは、ママやパパが想像するよりも大きいかもしれません。

ママは、子どものストレスのサインに気づくことが大切ですよ。ストレスが見られる子どもの心に寄り添い、しっかりとケアを行いましょう。

子どもの不安な気持ちが、安心や期待に満ち溢れるようなケアやサポートができるよう願っています。