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転勤で子どもはどんな気持ちになるの?転勤前後の欠かせないケアとは

転勤で子どもはどんな気持ちになるの?転勤前後の欠かせないケアとは

パパに会社から転勤の辞令が出て、家族でパパの転勤に帯同するケースは多いですよね。ママやパパは転勤による手続きや決めなければならないことなどで忙しくなりますが、そのあいだ、子どもはどんな気持ちになるのでしょうか。転勤前後に欠かせない子どものケアを交えてご紹介します。

転勤で子どもはどんな気持ち?ママの体験談

別れを感じて情緒不安定になった

大人やまわりの環境の変化に敏感な子どもは多いようです。会話ができる年齢の子どもの場合、お友だちから「引っ越しで会えなくなるのが寂しい」と言葉をかけられたり「もうすぐバイバイだね」といわれたりすると、子どもが友だちとの別れを感じて情緒不安定になったというママがいますよ。

転勤の意味や、引っ越しをすることなどを少しずつ、子どもに話しましょう。長い時間をかけて簡単な言葉で話すと効果があるそうです。

また、まだ会話がままならない年齢の子どもでも、忙しく引っ越しの準備をしているママやパパの様子を見ていたり「もうすぐ引っ越しの日だね」などの大人同士の会話を聞いたりして、いつもと違う様子を感じとり、情緒不安定になることがあるそうです。

最初は元気だったのに泣き出すようになった

転勤で子どもの生活環境が変わることに、不安を抱くママがいるでしょう。しかし「友だちと離れるのが嫌だ」「引っ越ししたくない」などの不満を口にすることなく、子どもがいつもと変わらずに元気な様子だと、ママは安心するかもしれませんね。

ところが、あるママが体験した話では、最初は元気だった子どもが泣き出すようになったそうです。「転勤でお友だちとお別れしたり、生活環境が変わったりしても、うちの子どもは大丈夫そう」とママが感じていても、子どもの繊細な心の中に、寂しいという感情がないわけではありません。

大丈夫そうに見えても、我慢していることが多くありますよ。転勤の準備で忙しくても、子どもの心のケアを大切にしましょう。

神経質な子どもには相当ストレスだったよう

子どもによって、転勤による引っ越しの捉え方は違いますよ。転勤することで、新しい友だちや環境を楽しむ子どもがいれば、せっかく慣れ親しんだ友だちや環境と別れなければならないことに、ストレスを感じる子どもがいます。

神経質気味の子どもがいるママの話では、転勤で引っ越しを繰り返したことによる影響で、子どもが泣き止まなくなったり、話をしなくなったりしたそうです。子どもにとっては、大きなストレスを感じる出来ごとだったのでしょう。

新しい環境に溶け込むことに、勇気が必要なママや子どもがいますよね。ママの不安や緊張が子どもに伝わってストレスになることも考えられます。

ママと子どもでゆっくり話す時間を作って、子どものストレスを和らげましょう。

転勤前にやっておきたい子どもへのケア

転勤について子どもにきちんと説明しよう

転勤が決まったら、ママやパパはたくさんしなければならないことがありますが、子どもへのケアは大切なことの一つですよ。転勤前にやっておきたい子どもへのケアをご紹介します。

まずは、転勤について子どもがわかるように、きちんと説明しましょう。「パパが別の場所でお仕事をすることになったから、みんなでそのお仕事場の近くに住もうね」など、子どもにわかりやすい言葉で説明することで、子どもは転勤の意味を理解しようとするでしょう。

また、子どもへの説明があやふやなまま転勤すると、子どもはよくわからないままの状態で、お友だちと別れて、知らない土地に住み始めることになります。子どもがストレスを感じて、精神的に不安定になるかもしれませんよ。

親しかった人への別れの作業を一緒に行おう

子どもは、なかなか引っ越しによる「別れ」を理解することができないかもしれませんよ。生まれてから慣れ親しんだ家や環境が、子どもにとっては当たり前と感じているのです。

大人も慣れ親しんだ環境から、引っ越しをするのは心構えがいるでしょう。それは、子どもにとっても同じなので、転勤が決まったらなるべく早く、引っ越しすることを伝えましょう。

転勤について説明したうえで、子どものお友だちや親しかった人への送別品を一緒に選んだり「ありがとう。また会おうね」など、お別れの挨拶をしたり「別れの作業」を子どもと一緒に行いましょう。ママと一緒に別れの作業をすることで、子どもの気持ちが少しずつ整理され、落ち着いて引っ越しができるとよいですね。

楽しい新生活をイメージできるようにしよう

転勤で引っ越すことは、お友だちと別れたり、慣れ親しんだ環境から離れたりするので、子どもにとっては大きな変化です。別れを想像して、悲しくなってしまう子どもや、引っ越しを嫌がる子どもがいてもおかしくありません。

ママはそんな子どもの姿を見て、かわいそうに感じたり、転勤に帯同することは間違っているのかと考えてしまうかもしれませんね。しかし、ママが転勤をネガティブに捉えていては、その気持ちが子どもに伝わって、よい方向には進みませんよ。

悲しむ子どもの気持ちに寄り添いながら、少しずつ新しい生活をイメージできるようにしましょう。例えば「近所に大きな公園があるよ」「新しいお友だちがたくさん待ってるよ」など具体的に伝えるとよいですよ。

転勤後も子どものケアを欠かさずに行おう

子どものストレスのサインを身近でチェック

無事に転勤をしてからも、子どものケアは大切です。子どもは自分で想像していた新たな生活と現実にギャップを感じたり、新しい環境に慣れるの時間がかかったりするかもしれませんよ。

新たな生活が始まると、しばらくは転居の手続きや引っ越しの片付けなどでママは忙しい時間を過ごすでしょう。しかし、子どものストレスのサインを見逃さないように身近でチェックすることが大切ですよ。

ストレスのサインは、食欲が減る、眠れない、おねしょをするなど、生活態度に表れることが多いそうです。幼稚園や保育園に通っている子どもは、新しい友だちに馴染むことができないときに、よく見られるそうですよ。

また、小さい子どもの夜泣きが再び始まることもストレスのサインです。
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