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上の子が下の子に意地悪をする原因は?対処法やママが注意したいこと

上の子が下の子に意地悪をする原因は?対処法やママが注意したいこと

下の子が産まれたら、上の子が下の子に意地悪をするようになったと困っているママは多いのではないでしょうか。それは下の子が産まれたことによって、上の子の環境が変わったことでが赤ちゃん返りをしてしまっているのかもしれません。なぜ赤ちゃん返りをするのか、赤ちゃん返りをしたときの対処法についてまとめます。

上の子の意地悪は赤ちゃん返りが原因かも

ママに構ってほしくて赤ちゃん返り

今まで順調に育ってきた子どもが、自分でできることをしなくなり、急に甘えてきてみたり、ママやパパ、身近な大人に頼るような行動をとったら、それは赤ちゃん返りかもしれません。

赤ちゃん返りは、自分よりも小さな存在である赤ちゃんなどが身近に現れたり、入園をしたりするなどの環境の変化により、気持ちが不安になったりすると引き起こされることが多いと考えられています。

赤ちゃん返りの代表的な症状として、スキンシップを求めてくる、着替えをやってもらいたがる、などがあります。わがままを言うことも増えます。子どものこのような行動は、ママなどにもっと自分を見てほしかったり、もっと構ってほしかったりという気持ちから起きるのです。

下の子に嫉妬して意地悪をすることも

上の子の赤ちゃん返りがひどくなると、下の子に乱暴をするようになることもあります。つねったり叩いたり蹴ったりといった行動をとるかもしれません。

なぜこういった行動をとってしまうのでしょうか。考えられる理由として、今まではママやパパ、ほかの周りの人たちから一身に愛情を受けていたのに、下の子が誕生したことにより、状況が一変したことです。

ママは手の掛かる下の子につきっきりになり、周りの人たちも自分よりも下の子の方に関心がいってしまうため、上の子にしたら、それはすべて下の子のせいだと思ってしまってもおかしくはありません。

嫉妬の感情をどうすることもできず、その矛先は下の子のほうに向いてしまい、それが叩いたり蹴ったりという行動に表れるのです。

よい子になり過ぎる場合も注意が必要

下の子ができたけれど、パパやママを困らせることもなく、下の子に意地悪をするわけでもない。なんてよい子なのかしら、と思うママがもしかしたらいるかもしれませんね。

でも、よい子になり過ぎている子どもには注意が必要なんです。もともと親の気持ちを察しやすく、それにこたえようとする子どもや、親に褒めてほしくて聞き分けがよい子どもなどは、親が気づかないところで我慢をしているのです。

我慢をすることが悪いというわけではありません。しかし親の気持ちを察知して言いたいこともいわず我慢する、ということが続けばきっとどこかでしわ寄せがきてしまいます。子どもが我慢していることを当然のように思わないで、その気持ちを理解して寄り添ってあげられるようにすることが大切です。

上の子の赤ちゃん返りにどう対処する?

上の子が甘えられる時間を作る

実際に上の子が赤ちゃん返りをしたと思われるときの対応について、どのくらい知っていますか?

まずは、上の子だけがママやパパに思いっきり甘えることができる時間や空間を作ってあげましょう。下の子の面倒をみてもらえる家族、友人などがいればみてもらい、その間ママは上の子と一緒に過ごして甘えさせてあげるのです。

上の子は、ママやパパがほとんど下の子ばかりと一緒にいる姿を見ていて、自分よりも下の子の方が大好きなのかもしれない、などとヤキモチをやいてしまうかもしれません。

上の子からそのように思われないように、一緒に過ごす時間を作ってあげるようにし、少しずつ、下の子にもママと一緒に過ごす時間が必要であることを教えてあげられるとよいですね。

下の子のお世話をするときは上の子に配慮を

下の子をお世話するときは、上の子へひと言声を掛けてからするようにしましょう。

例えば下の子が泣き出したとして、すぐに下の子のところに行くのではなく、上の子に「赤ちゃんが泣いているね、どうしたのかな?」、「泣いているから見に行ってもよい?」などと話をしてから下の子の面倒をみるようにしてみましょう。

そして、下の子の面倒をみることができたら、そのことを認めてくれた上の子に、大げさなくらい感謝の気持ちを伝えましょう。「お兄ちゃんありがとうっていってるね」と言ってみる、おむつ交換をしたとしたら「さっぱりしたね、大好きなお兄ちゃんは優しいね」という感じです。

声掛けをすることで上の子の気持ちもきっと落ち着くでしょう。

下の子に意地悪をしたときは叱ることも大事

もしママの見ていないところで上の子が下の子をつねる、叩くというような意地悪をしていたことに気づいたら、上の子を叱ることも大切です。注意が必要なのは叱るとしても大きな声で頭ごなしに叱らないことです。

子どもが意地悪をするときは、フラストレーションがたまっていることが多いです。なぜ意地悪をしてしまったのか、我慢できないくらい何が嫌なのかを聞いてあげましょう。

上の子の話を聞いたうえで、意地悪をしたことがたとえママに構ってほしくてやってしまったことだったとしても、意地悪をしたことに対してきちんと叱ることが必要です。どのような理由があっても、やって良いこと悪いこと、これをやったら危ないんだ、ということを教えてあげることは大切です。
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