子どもを実家で産むのに必要なものは?事前に確認して出産に備えよう
出産前後に実家でお世話になることができたら、心強いですね。実際に里帰り出産を希望するなら、どんな点に注意して準備をすすめればよいでしょうか。今回は里帰り出産を予定するママに、事前に確認しておきたい準備事項をご紹介します。必要なものや手配しておくことなど、知っておくと安心ですよ。
里帰り出産をきめたら事前に相談や予約を!
まずはパパと実家の両親に相談する
昔に比べて減ったものの、やはり「実家での出産は心強い」と感じる人は多いと思います。里帰り出産を希望したら、まずパパや実家の両親に、しっかり相談しましょう。
実家の場所によっては、パパは出産日に立ち会えないかもしれません。またしばらく一人暮らししたり、可能なら実家へ送迎してもらったりなど、パパへの負担も増えそうです。
受け入れてもらう実家の都合もあります。両親が若くて共働きだったり、反対に高齢で体が弱っていたりすると、里帰出産を拒否されるケースもあるようです。
出産する病院をきめて予約をしておく
分娩できる病院には種類があります。ママに持病があって治療が必要なら、様々な診療が受けられる大学病院や総合病院、産後は個室でゆったりと過ごしたいなど希望があれば個人病院、健康な妊婦ならアットホームな助産院を選択することもできます。
選び方はママの持病の有無や実家からの距離、産後の希望プランを総合して考えましょう。「ここにしたい」と思う病院がきまれば、まず電話で問い合わせます。すでに予約がいっぱいで受け付けてもらえない、また紹介状がいる場合などあるので、候補はいくつか用意しておきましょう。
帰省する時期や移動方法もきめておこう
近隣に里帰りするならそれもよいですが、遠方ならぎりぎりまで待つとリスクになりかねません。予定日より早く生まれるケースもあるので、遠方なら早めの帰省スケジュールをたてましょう。逆に近隣の場合は、産後病院から退院するときに里帰りする人もいるようです。
遠方の場合は里帰りの移動方法も考えておく必要があります。とくに持病のある妊婦が飛行機を利用する場合はリスクがともないます。医師に時期を相談し、航空会社にも妊娠中であることを伝えておきましょう。
里帰り出産に必要なものを準備しよう!
入院時に必要になる書類や持ち物
入院手続きに必要な書類などには、母子健康手帳、病院の紹介状、健康保険証、印鑑などがあります。あらかじめ分娩を予定している病院に聞いて、不足がないよう揃えておきましょう。
もし忘れてしまったり、追加で書類が必要になったりした場合を考えて、家に残るパパに書類関係の入った引き出しなどの場所を伝えておくとよいですね。
入院中にママが着る衣類も大切な準備物です。授乳が楽にできる服を選んでください。ただ、衣類は忘れた場合でも、実家近くで調達できるのでその点は安心です。
産後に実家で必要になるベビー用品
出産前に購入しておきたいのが、新生児用の肌着やベビー服です。また新生児はほぼ寝て過ごすため、ベビー布団も準備しておきましょう。
退院後には車で実家に戻る人がほとんどだと思います。チャイルドシートも忘れずに準備しておきましょう。また入浴グッズや爪切りや麺棒など、赤ちゃんのお世話をするためのグッズも必要です。
消耗品であるおむつやおしりふき、ミルクなどは1セットずつ購入し、病院ですすめられたものと比較しながら買い足しましょう。
大きいベビー用品はレンタルが便利
短期間のみ必要なのであれば、レンタルがおすすめです。ベビーベッドやベビーバスなど、少しの間だけ使いたい場合、大変便利です。
生後1カ月にはお宮参りをする人も多いですね。宮参りの衣装も、レンタルが可能ですよ。大まかな1カ月のレンタル料金は、次のとおりです。
・ベビーベッド 1,500~10,000円
・ベビーバス 1,000~1,500円
・チャイルドシート 1,500~8,000円
・お宮参りの衣装 5,000~10,000円(3日間)
これらを参考に、購入かレンタルかを検討してくださいね。
出産後のことをパパと相談しておこう
産後に自宅に戻る時期を相談しよう
多くの場合、1カ月健診を目途に自宅に戻る人が多いようです。1カ月健診で医師に診てもらい、「大丈夫」と診断を受ければ、安心して自宅に帰ることができますね。
自宅と実家の距離があって飛行機や新幹線などを乗り継ぐようであれば、ママと赤ちゃんの負担を考えて首がすわるまで待つ場合もあるようです。
そのほか、上の子の幼稚園の都合や両親の体力面の問題などを考慮して、予定を立てておきましょう。しかし予定はあくまで未定。ママの体調面や赤ちゃんの成長なども考え、無理のない帰宅をしてください。