2人目の育休時の保育園事情。退園と継続のメリットとデメリット
2人目を妊娠しても、今までどおり仕事を続けたいと考えるママは多いですよね。そうなってくると悩ましいのが上の子の保育園事情です。育休中は仕事をしていないのだから退園するべきか、下の子の保活を考え継続すべきか…そんな方に役立つ退園と継続のメリットやデメリットをわかりやすくご紹介していきたいと思います。
2人目出産で育休へ。上の子の保育園は?
産前産後休暇は保育園に通える
では、出産は「家庭での保育が難しい理由」に該当するのでしょうか。結論からいうと「該当する」です。そのため、産前産後休暇中は上の子を継続して保育園に預けることができます。
また、産前産後休暇中に上の子を継続して保育園に預ける場合は、役所へ申請を行わなければなりません。母子手帳のコピーなど必要な書類は就労状況や自治体によって異なるため、あらかじめ必要なものを調べてから申請をしに行きましょう。
育児休暇中も通えるが理由が必要
しかし、出産後の体調不良や、継続して保育園に通わせなければ復職が難しいなどの事情がある場合は育児休暇中であっても継続して保育園に通うことができることがあります。
また、自治体によっては一定の条件を満たすことで、育児休暇中であっても継続して保育園に通うことができます。多くの自治体では出産前から保育園に入所していることや、育児休暇明けに復職すること、上の子の年齢が3歳以上であることなどが条件になっているようです。
自治体によってさまざま。まずは相談を
そのため、自分の住んでいる自治体がどのような制度になっているのか、まずは役所のHP等を調べて確認してみましょう。それでもわからない場合や不安な場合は、1人で悩まずに自治体の保育相談窓口に直接相談してみましょう。
また、申請方法や申請時期、申請書類についても自治体によってさまざまです。あらかじめ相談をしてから申請することで、二度手間になることもありませんよ。
保育園継続のメリットとデメリット
ゆっくり育児に集中できる
まず、日中は上の子を保育園に預けることができるため、下の子の育児に集中することができます。子ども1人でさえ大変な育児ですが、子どもが2人になると想像よりも手がかかります。上の子が赤ちゃん返りをすると、今までより上の子に手がかかりますし、遊びたい盛りの子どもを相手にしながら赤ちゃんのお世話となると、産後の体には堪えますよね。
また、下の子の育児に集中できると、上の子に対しても気持ちに余裕を持って接することができます。また、保育園の先生に育児の悩みを相談することもでき、安心して育児ができた、と感じるママも多いようです。
下の子が入園のときに同じ園に入りやすい
仕事に行く前の忙しい時間に、2人の子どもの支度を済ませ、それぞれ別の保育園へ送ることは本当に大変ですし、それが何年も続くと考えると滅入ってしまいますよね。一般的に上の子が保育園に入っていれば、下の子が同じ園に入園の申し込みをした際に保育指数に加点されます。そのため、入園優先順位が上がり、上の子と同じ保育園に入れる可能性が高くなります。
特に激戦区では上の子と下の子を同時に同じ保育園に入れることが難しいのが現状です。退園か継続か悩んでいる方は、まず自分の住んでいる自治体の待機児童数などを調べながら検討することをおすすめします。
保育園は働くママの施設。目線が気になる
育児休暇中に上の子を預けている多くのママが、「仕事を休んでいるのに子どもを預けていいのだろうか…」という悩みに直面します。同じ保育園のママが忙しそうに子どもを預け仕事に向かっている姿を見ると、自然と周りの目が気になりますし、後ろめたさを感じることがあります。これは激戦区であればなおさら気になりますよね。また、家にいるのに上の子を保育園に預けるため、上の子に対してかわいそう、申し訳ない、という気持ちにもなります。
引け目を感じる気持ちは痛いほどわかりますが、決してわるいことをしているわけではありません。また、上の子は保育園で楽しく過ごしていますから、あまり自分を責めないでくださいね。
退園するメリットとデメリット
送り迎えがなくなるので楽
まず、保育園の送り迎えがなくなるので、体力的にも時間的にも余裕ができて楽になります。特に下の子が小さいうちは外に連れて行くのが心配ですし、自転車で通う距離であれば下の子をチャイルドシートに乗せることができないため、子どもを危険にさらしてしまう恐れがあります。
そんなこと?と思うかもしれませんが、産後は体調が完全ではありませんし、送り迎えにはママがヒヤッとすることやイライラすることが目白押しです。手をつないで歩けば抱っこをせがまれたり手をつなぐことを嫌がったりしますし、下の子をベビーカーに乗せれば、上の子が自分も乗りたいと言い出したりするため、重要なポイントなのです。