秋から始める快適薄着生活。赤ちゃんの体の機能を鍛えよう

2018,10,22 更新

いきなり薄着にするのは控えよう

薄着生活を始めるタイミングも大切ですよ。だんだんと肌寒くなってくる秋は、薄着を始めるのにもっとも適した季節です。

体温調節機能は寒さを感じることで鍛えることができますが、真冬にいきなり薄着にチャレンジするのは体に無理をさせることになってしまいます。昨日までフリースに、ダウンコートに、モコモコ靴下に…と、たくさん着込んでいたのに、「薄着で体を鍛えよう！」と、次の日から急にタートルネックと半ズボンだけになってしまうと、体温調節が追いつきません。

涼しくなってくる秋から徐々に寒さに慣らしていくことをおすすめします。もし、冬から薄着を始めるとしても、赤ちゃんの様子を見ながら日数をかけて服装を軽くしていきましょう。

寒くないかを判断するポイント

赤ちゃんの手足が冷たいと「寒い」と、思いがちですが、手足は冷たくても大丈夫です。ただし、手足が青白くなっているときは、寒過ぎる可能性があります。

顔色や唇についても同様です。いつもより青白くなっていると感じたら、服を重ねたり、室温を上げたりして温めてあげましょう。

また、手足ではなく、お腹や背中が冷たいときも寒過ぎている可能性があります。体を丸めるようにして泣いていたり、ガタガタ震えていたりするときも寒過ぎが考えられますよ。

厚着をし過ぎて汗をかいて冷えていることもあるので、その場合は、汗を拭いたり、着替えさせて服を調節したりしてあげましょう。

薄着生活をするときは、赤ちゃんの顔色や汗の状態を観察することも重要ですね。

まとめ

赤ちゃんは寒くならないように、たくさん厚着させてあげるのが、かつての常識でした。しかし、最近は薄着が推奨されていますね。

それは、厚着やエアコンでいつでも快適な温度にしていると、体温調節機能が発達しにくくなるからです。薄着生活をしていると、気温の変化にも強くなり、自律神経にもよい影響を与えるので、強い体作りに役立ちます。

おばあちゃん世代は「足が冷たい。かわいそう」と思うかもしれませんが、ポイントさえ踏まえて調節していけば、薄着は厚着よりも、子どもにとって快適なものになりますよ。