チャイルドシートが暑いのを解消!原因と涼しく過ごす方法やグッズ
夏が近づいて日差しが強くなると、直射日光に当たった車内はとても暑くなります。チャイルドシートには熱がこもり、子どもが座りたくないと嫌がったり汗をたくさんかいたりと、不快な思いをさせてしまいますね。今回はチャイルドシートの暑さ対策のご紹介です。工夫次第で涼しく過ごすことができますよ。
チャイルドシートが熱くなる原因
車の気密性が高いため熱がこもる
ただ、気密性が高いだけなら車内は熱くなりません。車が日差しを受けたとき、ダッシュボードなどが熱を吸収して熱くなります。気密性が高い車内ではその熱の逃げ道がなく、一気に暑くなるのです。
赤ちゃんや子どもがいるご家庭ではチャイルドシートを使用しますが、分厚いチャイルドシートはダッシュボードと同じように太陽の光を受けて熱を溜め込みます。また、一度溜め込んだ熱はなかなか下がりにくいため、車内の温度も下がりにくくなります。
窓からの直射日光で熱が蓄積される
直射日光により車内の温度が上がるのは夏だけではありません。あるデータでは外気温が14℃でも直射日光にさらされた車内温度は43℃に上昇したそうです。
窓から直射日光が入ると車内温度は時間が経つにつれてどんどん上昇し、チャイルドシートやシートベルトの金具部分は火傷をするほどの熱さになることもあります。
逆に真夏でも太陽の光が当たらない立体駐車場などに車を駐車しておけば、熱が蓄積されないので車内温度が危険なほど上昇することはありません。
日差しに含まれる紫外線や赤外線
人も同じで、例えば日差しの強い日にUVカットの日傘で直射日光を遮ると、暑さが随分と和らぎます。子育て中のママはなかなか日傘なんてさせないかもしれませんが、子どもを産む前の経験を思い出してみてください。日傘で日差しを遮ると涼しくなるのは、紫外線や赤外線を遮断するためです。
車内でも紫外線や赤外線をカットすることで車内の温度上昇を防ぐことができます。車内用のUVカット用品がたくさん販売されているのは、こうした理由からです。
チャイルドシートで涼しく過ごす方法
車内を素早く冷やし熱を逃がす
この車内の熱気を改善するためにぜひ試してほしいのが、熱気を窓から逃すドアの開閉です。
1.助手席の窓を全開にする
2.運転席のドアを、うちわを仰ぐように5回ほど開閉する(バタン、と閉めなくてよいです)
窓から熱気を逃したら、さらにエアコンを効率よく使って車内を冷やしましょう。エアコンは初めに最大風力、最低温度にして素早く冷やすと効果的です。
快適な温度になったら風力や温度を下げて、室温を維持するようにしましょう。一気に冷やすことで省エネにもつながるようです。
チャイルドシートを直射日光から守る
また直射日光が当たる場所に駐車するときには、チャイルドシートにカバーをして日光を遮ることも大切です。チャイルドシート専用のサンシェードなども販売されていますが、家にあるもので試してみたいなら白いバスタオルを使いましょう。
白い色は光を反射するので、遮熱効果を高めることができます。火傷しそうなほど熱くなってしまう金具部分も、覆うことで熱さが和らぎますよ。バスタオルなら丸洗いも簡単なので、清潔を保てますね。
サンシェードや保冷剤で子どもも涼しく
サンシェードは運転席用もあります。運転席にも利用すれば、子どもだけでなくママも快適に座ることができますね。
サンシェードと一緒に使うことで、さらに熱くなりにくくするのが保冷剤です。サンシェードの内側に入れておくだけでOK。バスタオルを使うときにも有効ですよ。
ただし保冷剤をそのまま置くと、溶けるときに結露で保冷材の周りに水滴がついてチャイルドシートが濡れてしまう恐れがあります。保冷材をタオルに包んで使ってくださいね。
チャイルドシートの暑さ対策に便利なグッズ
ベビーカーにも使える保冷剤入りマット
例えば西松屋の「やわらかcoolシート」。子どもが触れる部分は綿100%で、背中が当たる部分に保冷剤が入るアルミ製のポケットがあります。
付属の保冷剤はジェル状で、冷やしても柔らかいので使いやすいです。冬には温めて保温もできます。
OGKの「保温冷シートカバー」もおすすめです。汗をよく吸収するパイル生地が使用され、洗濯も可能です。
冷蔵庫で冷やした保冷剤をカバーの首部分から入れて使用します。冬はレンジでチンすると、温かく使えますよ。