赤ちゃんの冬用肌着を準備しよう!おすすめの素材やシーン別の選び方
赤ちゃんがお腹に宿り、出産が近づくと赤ちゃん用品を揃えていくママが多いですよね。肌着といっても実は色々な種類のものがあり、それぞれの違いがわからないこともあるかと思います。 ここでは、赤ちゃんの肌着の種類の違いや、冬用肌着にはどのような素材がおすすめなのか、シーン別での使い方などをお教えします。
赤ちゃんの肌着の種類はたくさんある
シンプルな作りの「短肌着」や「長肌着」
短肌着は、一番丈が短く腰丈の肌着のことで、生まれてすぐの赤ちゃんに着せる肌着です。赤ちゃんの肌に直接触れている肌着なので、汗を吸い取る役割もあり、季節問わず使用することができます。
長肌着は、短肌着よりも丈が長く寒い冬の季節に生まれた赤ちゃんは、短肌着の上から長肌着を着用します。
短肌着も長肌着も新生児期に使用する肌着なので、サイズは50〜60のものが一般的です。新生児期はおむつ漏れやミルクの吐き戻しなどで着替えることも多いので、洗い替え用に複数の肌着を用意しておくことをおすすめします。
足元をスナップで留める「コンビ肌着」
長肌着の代わりとしてコンビ肌着を新生児期から使用しているママも多くいます。コンビ肌着を着用していると、足をバタバタと動かすことができるようになる生後2カ月頃になっても、肌着がはだけにくくお腹を冷やす心配もありませんよ。
コンビ肌着は新生児期だけでなく、首がすわり寝返りができるようになる生後5〜6カ月頃まで使用できるので、長く愛用できるのもポイントです。
前開きのものなので、赤ちゃんを寝かせたまま着替えさせることができます。首すわり、腰すわり前には必要な肌着の一つです。
赤ちゃんの成長過程に合わせて使用を考えましょう。
股下でスナップ留めする「ボディ肌着」
ほかの肌着と違って前開きのものは少なく、頭からスポッとかぶって着るものが多いです。股下にスナップボタンがあるのが特徴で、おむつ替えのときにはスナップボタンを開け閉めするだけで簡単におむつを替えることができます。
ボディ肌着は、赤ちゃんの肌着の中で一番長い期間使用する肌着で、家庭によって様々ですが、トイレトレーニングを始める2歳前後までボディ肌着を使用している家庭が多いようです。
サイズも70〜90と幅広く、赤ちゃんの成長とともに買い換えていきましょう。季節によって素材も異なるので確認するとよいですね。
冬用肌着のおすすめの素材や種類とは?
綿素材の肌着は赤ちゃんの体温をサポート
まず、通年使用することができ、赤ちゃんの体温をサポートすることもできる、綿素材の肌着がおすすめです。大人にとっても、綿素材は身近なものですよね。
肌触りがよく、赤ちゃんの柔らかい肌に刺激を与えないことも特徴の一つですが、体温調節機能が未熟な赤ちゃんにとっては「夏は涼しく」「冬は暖かい」という利点があるのが綿素材の大きな特徴です。
吸収性にも優れ、通気性もよいので、汗をかきがちな赤ちゃんにとっては快適に過ごすことができるアイテムといえます。綿100%の肌着は多く出回っているので探してみてくださいね。
動きやすいフライスや保温性のあるスムース
フライスとは、リブ編みの木綿生地のことです。通気性に優れており、通年快適に過ごせるとともに、伸縮性のある素材なので赤ちゃんも動きやすいのが特徴です。
大人よりも平熱が高い赤ちゃんにとって、暑い夏は汗をよくかきます。通気性がよいフライスは一年の中でも夏に多く使用されています。
反対に冬におすすめなのが「スムース」素材の肌着です。こちらもリブ編みで、パイル生地よりは薄手ですが、比較的厚みのある素材なので、保温性に優れています。
フライス素材に比べて通気性はやや劣りますが、冬でも汗はかくので、上に着る衣類で調節するとよいですよ。
2層構造で暖かいエアーニット
表面に小さな穴のような通気口があり、そこから空気が入り込み、暖められた空気が入ることによって保温される生地です。そのため、とても保温性に優れています。
赤ちゃんが室内で過ごす場合は、暖房器具で室温を暖かく保っているので、必要以上に衣類で温める必要はありませんが、寒い冬に外出するときなど、今日は少し寒いかな?と感じる日に肌着をエアーニット素材に変えてみるのもよいでしょう。
エアーニット素材はオーガニック100%のものも多く、敏感な赤ちゃんの肌に触れる肌着としては安心な素材です。
シーン別に冬用肌着の選び方を知ろう
室内での肌着は厚すぎないものを
前述しましたが、赤ちゃんは体温調節機能が未熟です。平熱も大人より高く36.5〜37.5℃が一般的なので、大人が寒いと感じても赤ちゃんにとっては、ちょうどよい気温だということもあるのです。
そのため、室内での肌着は厚すぎない綿素材やフライス素材のものを着用しましょう。この二つは通気性にも優れ、汗で冷えることを防ぎます。
もし、薄めの肌着で寒いのでは?と感じたら上に着る衣類で調節します。寒さが厳しい冬には、室内用のベストもおすすめです。
室内では厚すぎない肌着を着用し、おむつ替えのときに体は冷えていないか、背中に汗をかいてないかの確認をすると安心です。