4歳児の理想の生活リズムとは?ぐっすり眠って元気に過ごすコツ
4歳児になると幼稚園に通い出すので、入園前に比べて生活はがらりと変わってきます。子どもは慣れない環境での緊張やストレスから体調を崩してしまうことも。お昼寝のタイミングなども気になるところではないでしょうか。ここでは、4歳児の睡眠時間の重要性や理想の生活リズムを作るコツなどをご紹介していきます。
4歳児の生活は入園を迎えて大きく変わる
新生活が始まり疲れを感じやすくなる
入園前はママといつも一緒にいたのに、入園後は離れ離れになります。大好きなママと離れるのが辛くて、初めは泣く子もたくさんいます。また、決まりやルールがあるので、自分の好きなようにできない生活に慣れていくのは大変なことですよね。
子どもは一生懸命頑張っています。しかし、その子にとってストレスが大きすぎると体調不良の症状が出てくることもあります。例えば、熱が出たりお腹が痛くなったり、おねしょをするようになったりする子もいます。
家ではなるべく優しく接してあげたいですね。
お昼寝時間がとれず睡眠不足になることも
幼稚園から帰ると、疲れて元気がなかったり、ぐずったりすることもあるでしょう。夕方いつの間にか寝てしまっていたというケースもよくある話です。
しかし、お昼寝をしすぎると夜なかなか寝れなくなってしまいます。そうなると、生活リズムが乱れてしまうので体調を崩しかねません。
このように、入園後の4歳児の生活は大きく変化します。ママは、今後どのように子どもの生活リズムを整えていけばよいのか悩んでしまいますよね。
4歳児の睡眠時間の目安は10~13時間
生活リズムが乱れていると寝不足になることもありますが、生活リズムが整ってくれば、たいてい必要な睡眠時間は取れるでしょう。お昼寝は子どもの体質や体力などによって、しない子もいればする子もいます。
ちなみに3歳児の平均は12~14時間です。5歳児は4歳児とほぼ同じ睡眠時間になりますが、成長につれて徐々に短くなっていきます。
この頃の睡眠などの習慣は、大人になるまで影響するといわれています。何気ない毎日の生活の積み重ねが習慣となっていくのですね。親子で早寝早起きを心がけて、整った生活リズムを身につけていきましょう。
十分な睡眠時間が子どもの元気と成長を育む
睡眠が子どもの成長に大切な理由
また睡眠は脳の成長も促し、学習や記憶を定着させます。
4歳児は成長も著しく、色々なことを覚えて1人でできるようになります。心も大きく成長します。しかし、このような時期に睡眠不足になるとどうなるのでしょうか。
睡眠不足になると体調を崩すのはもちろん、成長の遅れや注意力の低下、肥満や生活習慣病、イライラやうつの症状などが出ることがあるともいわれています。
大切な我が子のためにも、睡眠はしっかりととらせるようにしたいですね。
しっかり眠ることで記憶力もアップする
しっかり眠ることで日中の集中力も高まり、ぐずることも少なく活発に活動できるようになりますよ。睡眠をしっかりととることは、心身ともに楽しく健やかに生活するために必要なことなのですね。
逆に、睡眠不足になって睡眠の質が落ちると、記憶がうまく定着できなくなってきます。また、日中も寝不足で頭がぼんやりして過ごすというような悪循環におちいります。
子どもは日々いろいろなことを学び吸収しているので、ぜひしっかりと眠って成長してほしいですよね。
必要睡眠時間が確保できる生活リズムの一例
まず、朝は6時~7時ごろに起床します。その後、朝食や幼稚園の準備をして幼稚園に行きます。幼稚園から帰ってくると15時頃におやつを食べ、17時ごろから夕食、18時過ぎから入浴して、20時には布団に入るといった生活リズムです。
入園したころは疲れが出たりして、体力の面でもまだ大変ですので、夕方にお昼寝をしてしまい生活リズムどおりにいかないこともあります。
それは仕方のないことなので、ママは叱ったりせずに優しく接するようにして、親子でゆっくりと幼稚園の生活スタイルに慣れていきましょう。
子どもの元気を育てる生活リズムを作るコツ
まずは早起きから始めてみよう
夜早く寝るより、朝早く起きるということを繰り返した方が生活リズムがスムーズに作れます。それは、朝起きて陽の光を浴びることで、体内時計が正常に働くからです。
体内時計が正常に働くと、日中は活動的になり、夜がきたら自然と眠たくなってきます。しかし、朝遅く起きれば、1日のスタートが遅くなるので寝る時間も遅くなってしまいます。
天気の悪い日は、起きてカーテンを開けたり照明をつけたりするだけでも効果があります。また、早起きが苦手な子には、好きな朝食やごほうびを用意してあげるのもよいですね。まずは、頑張って起きるところから始めてみましょう。