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2人目女の子の桃の節句!雛人形、初節句のお祝いはどうする?

2人目女の子の桃の節句!雛人形、初節句のお祝いはどうする?

初めての女の子が生まれたときは、なにも考えず初節句にお雛様を用意しようと考えるご家庭も多いでしょう。でも、2人目も女の子だった場合はどうでしょうか?1人目のときにもう買ったものを2人用にするか、もう一つ用意するのか、ほかに方法があるのか考えてみましょう。

お雛様の本来の意味なら2人目にも雛人形を

3人官女を追加して購入

平安時代に厄災を祓うための「ひとがた」を川や海に流したものから、貴族階級の子どもたちの「ひいな遊び」に転じ、江戸時代に雛人形が生まれました。

そのことからも、雛人形は女児の厄災を肩代わりしてもらうためのもので、1人1台との考え方となります。しかし、二つもいらない、買っても置く場所がないという場合も多いですよね。そんなときは、上の子のものを利用しつつ、雛人形を豪華にしていくという方法もあります。

1人目のときに親王飾りだった場合、2人目は三人官女、3人目は五人囃子やお道具セットなどと場所と予算に合わせて増やすことができますね。

人形専門店へ行くと、三人官女などの単品で購入できますし、ネットでも扱っているお店があります。

場所をとらない小さい親王飾りや立雛

雛人形で気になるのは、自宅での飾る場所・収納場所の確保ではないでしょうか?段飾りは、飾る・仕舞う両段階で場所と時間が必要となり、すこし負担に感じることもありますよね。そんなときには、親王飾りや立雛があります。

雛人形にはサイズがあり、関東と京都でもサイズが異なります。人形サイズ、台や屏風・ケース付きなどによっても総サイズが違ってきます。また、木目込み雛人形は衣装着タイプより小さいものが主流です。

立雛は文字どおり、立ち姿の雛人形です。立っている分、横幅が狭くなり、場所をとらずに飾ることができます。昔の立雛は木目込み人形のシンプルなものが多かったのですが、最近では十二単を着たものや動きがあるものも多くなってきています。

下の子が差を気にしないような声かけを

初節句のときは一つでも気にならないでしょうが、成長すると「どうしてわたしのお雛様はないの?」と聞いてくるかもしれません。上の子もずっと自分のものだと思っていたものが、2人のものといわれても納得できないときもあるでしょう。

だからといって、そう簡単に二つ目を購入することもできません。そんなときはどうすればよいのでしょうか。

できれば、二つ目を買うのがよいかもしれませんが「お姉ちゃんのお雛様の方がかわいい」「妹の方がよかった」となることもあります。そう考えると、先に買った雛人形を「これは女の子のお祝いのものだから2人のものよ」と説明し、陶器などでできた小さなものを1人一つずつ、気に入ったものを買ってあげるという方法もありますね。

雛人形は姉妹で共有、2人目にはお飾りを

桃の節句に関連したお飾り「市松人形」

雛人形を二つはいらないと思う場合は、市松人形はいかがでしょうか?でも、市松人形は怖くて苦手という人も多いかもしれませんね。そのイメージは、テレビや雑誌などで特集される髪の毛が伸びる人形と関係しているのではないでしょうか。

市松人形は、江戸時代の人気歌舞伎役者の女形・佐野川市松に似せて作られたもので、美しい子に育つようにとの願いがこめられています。また厄災の身代わりもしてくれる人形です。

市松人形といえば黒髪のおかっぱ頭の人形が思い浮かぶでしょうが、最近では、髪型もまとめられていたり、現代風にアレンジされていたり、目もかわいくなっています。

興味がある方は、一度お店をのぞいたり、ネットで検索してみたりしてはいかがでしょうか。

桃の節句に関連したお飾り「吊るし雛」

吊るし雛は、江戸時代から始まったものです。雛人形は高価なため、庶民は代わりに子どもの幸せや衣食住に困らないようにとの願いをこめて吊るし雛を作るようになりました。

吊るし雛に吊るされるお飾りは、数多くあり、その一つ一つにきちんと意味がこめられています。代表的なものとしては、犬は「子宝・安産・健康」、イチゴは「厄除け」、猿は「病・災いが去る」などです。手作りして子どもへの願いをこめるのもよさそうですね。

吊るし雛にも種類があります。天井から吊るすタイプ、床やタンスなどの上に置ける台座付きタイプ、折り畳み式で床に広げると大きくなるタイプ、ほこりなどから守ってくれるケース付き、収納しやすいタペストリータイプなどさまざまです。

地方で習慣が違うので相談してからが無難

2人目以降の姉妹の場合、用意するものも土地土地で違ってくるようです。段飾りを1人ずつに用意する、三人官女など足りない人形を追加していく、市松人形や藤娘、吊るし雛、羽子板などを買うなど、さまざまです。

都会では、それほどこだわりがない人も多いかもしれませんが、実家が地方で、そのようなお祝いや行事にこだわりがある場合は、両親またはその土地に精通したお店に相談するのが無難かもしれませんね。

パパとママはそのような習慣を知らず、もう雛人形は一つでよい、あるいはこれを追加してあげようと考えているのに、祖父母は地域の慣習で、もうすでに意に沿わないものを購入なんてこともありうるからです。

お祝いごとですので、行き違いがないよう準備したいですね。
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