美しい姿勢は好印象を与える!忙しいママでも簡単にできるストレッチ
子育てをしていて姿勢が悪くなってきたと感じることはありませんか?姿勢は人の印象を決める大事なポイントです。しかし、ママには姿勢が悪くなる原因がたくさんあります。ここでは、姿勢が人に与える印象やよい印象を与えるポイント、よい姿勢に改善する方法などをご紹介します。
姿勢は人にどんな印象を与えるの?
人の印象を決める三つの要素
アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンは、人の印象を決める要素は「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」という法則を発表しました。これらの情報が与える影響は言語7%、聴覚38%、視覚55%ということです。この三つのバランスがうまくとれると、相手に好印象を与えられるということですから、姿勢が人に与える影響は大きいと考えられますね。
今回詳しくご紹介する姿勢は、この三つの要素の中の視覚情報になります。いつ誰に会っても好印象を持たれるように、日ごろから姿勢には気をつけたいものですね。
姿勢と歩き方が大きな割合を占める
しかし、姿勢は歩き方にも大きく関係します。例えばいつも猫背気味の人は、歩いているときも猫背でやや下を向きがちです。そんな歩き方をしている人を見たら元気がないような感じがしますよね。
やはり綺麗な姿勢で堂々と歩いている人のほうが印象がよいでしょう。また姿勢だけでなく、歩幅や腕の振り方にも気を配りながら歩くと好印象を与えることができますよ。
姿勢が悪い人は老けて見えるという結果も
反対に、年配の人でも、姿勢がよく前を向いてきびきびと歩いている姿を見ると若々しい印象を受けますよね。また、姿勢がよいことで気持ちも明るくなり、顔色や表情もよくなることに繋がります。
姿勢が悪いと実年齢より老けて見られる可能性が高いですが、姿勢をよくするだけで若く見られる可能性も高くなるということですね。体や顔のたるみなど、美容にも影響するので気をつけましょう。
印象の悪い姿勢にはどんなものがあるの?
なだらかなS字を描く「猫背」
猫背は骨盤の歪みや、筋肉量の少なさ、日常的な姿勢の悪さ、運動不足などが原因にあるといわれます。産後のママは骨盤がゆるんでいますし、授乳で姿勢も悪くなりがちなので、油断していると猫背になりやすいでしょう。
背中を丸めないと授乳しにくいという場合は、授乳クッションやバスタオルなどを赤ちゃんの下に敷くと背中を丸めることなく授乳できますよ。また、足を左右に崩して座ると骨盤の歪みにつながりますので、座り方にも注意してくださいね。
腰痛の原因にもなる「反り腰」
人間はもともと前側に重みが偏っている状態ですが、妊娠をするとさらにその偏りが大きくなります。妊娠してお腹がだんだん大きくなってくると、無意識のうちにバランスをとろうとしてお腹を前に突き出すようにして生活しがちです。
また、産後も赤ちゃんを抱っこするときに、腕の負担を軽減しようと腰に乗せているママも多いですよね。こういった習慣が、妊娠中から子育て中も続くことで反り腰を引き起こします。
正しい姿勢を意識することが大切ですが、骨盤を支えるお腹やおしりの筋肉を鍛えることも大切です。筋肉量が少ないと腰に負担がかかり腰痛の原因となります。
現代病ともいわれる「ストレートネック」
子育て中のママは、赤ちゃんをベッドから持ち上げたり、抱っこしながら寝かしつけをしたり、おむつ交換をしたりなど、赤ちゃんのお世話をするだけでも前かがみになることが多いです。また、掃除や料理などの家事をするにしても、前かがみになる時間が多いので「姿勢が悪いと思ったら、実はストレートネックになっていた」ということがあるかもしれません。
最近では、スマホの見過ぎがストレートネックの大きな原因となっているようです。
よい印象を与える正しい姿勢を手に入れよう
まずは正しい姿勢を知ろう
正しい姿勢のポイントは、
・頭をまっすぐ上に引き上げる感覚
・まっすぐ遠く前を見つめるように
・あごを軽く引く
・肩の力を抜き、左右の高さを合わせる
・お腹に少し力を入れて腹筋を持ち上げる感覚
・立ったときに太ももの横に手がまっすぐ添えられている
ということです。初めはうまくできないかもしれませんし、慣れていないため疲れることも多いでしょう。鏡の前に立つたびに意識して取り組んでみてください。慣れるとこの姿勢が楽になりますよ。