出産後に実家へ里帰りをする期間は?ポイントとメリットやデメリット
出産後に実家へ里帰りをする場合、どれくらいの期間滞在するのかやどのような手続きが必要なのか気になるママも多いですよね。里帰り出産で、慣れ親しんだ実家に帰省することはよいことだけでありません。メリットやデメリットを知って、里帰り出産をするかどうか決めていただければと思います。
出産後に実家へ里帰りをする期間やポイント
産後の里帰り期間は1カ月健診後までが多数
実家で過ごす期間については、自宅と実家との距離やママと赤ちゃんの産後の体調によって決まることが多いです。自宅と実家との距離が離れていればいるほど、実家での滞在期間が長くなる傾向にあるようです。
また、出産はママの体に大きなダメージを与えるので、会陰切開や帝王切開で受けた傷の治りが悪く、なかなか体調が回復しない場合は予定よりも長く実家で過ごすこともあるそうです。
パパへのケアやコミュニケーションが大切
待望の赤ちゃんが産まれたのに、なかなか思うようには会えずに寂しく感じるパパも多いです。立ち会い出産をしていなかったり、赤ちゃんのお世話に関わったりしていないと、パパとしての実感が今後湧きづらいことがあるので注意が必要です。
また寂しさのあまり、里帰り中にパパが浮気をしてしまうケースもあるそうです。里帰り出産をするときは会えるスケジュールをあらかじめ共有したり、普段からこまめに連絡を取り合ったりして、パパとのコミュニケーションを大切にしましょう。
出産後の身体の変化について把握しておこう
出産が近づくと、赤ちゃんがスムーズに産道を通れるようにするため、ママの骨盤は開き始めます。出産で開いた骨盤は月日の経過とともに少しずつ閉じていきますが、骨盤が開いている状態が続くと腰痛や関節痛を引き起こすこともあるそうです。
また赤ちゃんが生まれると、ママの生活は赤ちゃんのお世話が中心となりますよね。生まれて間もない時期は授乳の回数が多く、夜中でも授乳が必要となることが多いです。そのためママはどうしても睡眠不足になりやすく、心が不安定になることもあるでしょう。
今後の子育てを楽しむためにも、産後の身体の変化を理解しゆっくりと過ごすことが大切です。
出産後に里帰りするメリットとデメリット
家事をしなくてすむのでゆっくり休める
産後に自宅で過ごす場合は、赤ちゃんのお世話だけでなく料理や掃除などの家事をこなす必要があります。パパが育休を取得してお手伝いをしてもらうことも可能ですが、日本ではパパの育休取得はあまり浸透していませんよね。また家事が苦手なパパだと、ママがイライラしてしまうことも珍しくはありません。
出産後に里帰りする場合は、ママの両親などが家事のサポートしてくれるので、ママはゆっくりと過ごすことができますね。家事にかかる時間をママの身体を休ませる時間として使うことができるので、里帰り出産でゆっくりできる場合は体の回復も早いでしょう。
子育ての先輩が近くにいる安心感がある
赤ちゃんの性格や成長には個人差があり、すべてが育児書どおりに進むとは限りません。生まれて間もない赤ちゃんは3時間おきの授乳がよいとされていますが、実際には30分や1時間でおっぱいを欲しがる赤ちゃんもいます。育児書とはちがう授乳時間に新米ママは戸惑うこともあるでしょう。
このように子育てに関する悩みが出た場合でも、里帰りであればすぐに母親に相談することができますよ。ひととおり子育てを経験している母親だからこそ、適切なアドバイスをしてくれるのではないでしょうか。
パパが一緒に居ないことへの不安やストレス
また実家でトラブルや悩みが生じた場合、パパが側にいないと困ることもあるでしょう。実の家族であっても、子育てへの考え方が異なることもあります。実の家族だからこそ、オブラートに包まずにはっきりと言われて落ち込むこともあるでしょう。
産後はホルモンバランスの影響で、どうしても心が不安定になりやすいです。パパに相談したくてもできず、ストレスが溜まってしまうこともあるので気をつけましょう。
出産後に里帰りをする場合の心得や注意点
事前に実家と相談をしてトラブルを回避
どちらの場合であっても、いきなり里帰りをすると実家側は受け入れる準備ができておらず、迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。どのくらいの期間を実家で過ごすのか、里帰り中の生活費はどうするのかなど、大まかでもよいのでパパと決めておき、あらかじめ実家に相談するとよいですよ。
実家だからと甘えっぱなしだったり、ついイライラしてキツイ口調で言ったりすると、今後の両親との関係が悪くなってしまうこともあるので気をつけましょう。