赤ちゃんの機嫌が悪いのは差し乳だから?特徴や授乳中に怒りだす理由
「授乳中に赤ちゃんの機嫌が悪くなるけど、原因が分からない」という悩みを持つママも多いですよね。授乳中に赤ちゃんの機嫌が悪くなるのは、ママが差し乳であることが原因かもしれません。ここでは、差し乳の特徴や赤ちゃんが授乳中に怒りだす理由についてご紹介します。
差し乳ママの特徴とメリットデメリット
おっぱいがあまり張らずトラブルが少ない
差し乳ママのメリットには、おっぱいがあまり張らずトラブルが少ないという点があげられます。溜まり乳ママだと常に母乳が作られているので、赤ちゃんがあまり飲まなかったり授乳間隔が開いたりすると、母乳が詰まりやすくなってしまいます。母乳の詰まりが原因で乳腺炎になることもあるそうです。
また一般的には、赤ちゃんが生まれてすぐは溜まり乳になりやすく、母乳を飲む量が定まってくると差し乳に変わるようです。赤ちゃんがおっぱいを吸うときにツーンと感じる場合は、差し乳が多く母乳育児が順調だといえますよ。
授乳刺激で母乳が出るので搾乳がしづらい
差し乳ママだと、赤ちゃんがおっぱいを吸うことで母乳が分泌されます。ホルモンの関係で吸い始めは、母乳が出にくいこともあるそうです。そのため溜まり乳タイプのママと比べると、搾乳がしづらいというデメリットがあげられます。
差し乳ママが搾乳する場合は、おっぱいが張りやすい時間を選ぶとよいでしょう。朝一番だと体の疲れが出始める夕方よりも、母乳がよく出るといわれていますよ。
母乳がしっかり出ていても不安になりがち
赤ちゃんの体重増加が平均的であるかどうかを調べるには、母子手帳や育児書に記載されている成長曲線を参考にするとよいですよ。平均値内に収まっているかどうかをチェックしましょう。月齢にもよりますが、赤ちゃんのおしっこの平均的な回数は、新生児では1日10~12回、Sサイズおむつの赤ちゃんでは1日8~10回といわれています。これよりも回数が少なかったり、色が濃かったりする場合は母乳不足かもしれません。
一番よくないことは母乳の出を気にしすぎて、ママがストレスを感じてしまうことです。本来授乳とは、赤ちゃんとの幸せな時間です。母子ともにリラックスして臨みたいものですね。
授乳中に赤ちゃんの機嫌が悪くなる原因とは
母乳が不足していたり出すぎたりしている
このような場合は、母乳が不足していたり出すぎていたりするのかもしれません。赤ちゃんは月齢が低ければ低いほど、上手におっぱいを吸えず、母乳を飲むことも一苦労だそうです。何度も授乳を繰り返すうちに、赤ちゃん自身も体力がついてきて、上手に母乳を飲めるようになります。
赤ちゃんが授乳中に不機嫌になる場合は、赤ちゃんが飲みたい量と母乳の出る量のバランスが崩れているのかもしれません。母乳の出が多い場合は搾乳を、少ない場合はママ自身も休息を取るとよいでしょう。
授乳する環境などでも機嫌が悪くなる
授乳は赤ちゃんにとってお腹が満たされたり、大好きなママとくっついたりできる幸せな時間です。赤ちゃんはデリケートなので、授乳する環境が整っていないと不機嫌になってしまうこともありますよ。
例えば「おむつが濡れていて気持ち悪い」「部屋が暑すぎたり寒すぎたりして不快」「眠たいのに眠れず怒っている」などの理由があげられます。
ほかにも授乳する部屋のテレビがついていて気になっていたり、ママがスマホを触っていたりして、赤ちゃんが授乳に集中できないこともあるでしょう。赤ちゃんが授乳に集中できるよう、静かな場所で行ってはいかがでしょうか。
おっぱいの量ではなく味に不満があることも
母乳はママの血液から作られていて、母乳の味はママの体調や食事によって大きく左右してきます。油っこい物やケーキ、お菓子など甘い物を食べすぎると、母乳の味がまずくなってしまうそうですよ。このような食事は乳腺炎の原因にもなりかねません。
産院のマタニティスクールなどで指導を受けたママもいるかもしれませんが、母乳の味を向上させるには和食がよいですよ。煮物や野菜を中心とした和食をできるだけ取るようにして、水分摂取も忘れずに行いましょう。ジュースよりもお茶や白湯など、カフェインの少ない物を選んでくださいね。