沐浴後ケアのための観察項目は?沐浴前からの確認事項や観察と注意点
初めて出産を経験したママの子育ては、不安がいっぱいです。中でも、沐浴に自信がないママは多いのではないでしょうか。そこで、沐浴を始める前に確認しておくことや沐浴後に必要な観察項目とケアについてご紹介します。あわせて、沐浴する上で押さえておきたい注意点についてまとめました。
沐浴を始める前に確認しておくことは?
沐浴前に赤ちゃんの体調を確認しよう
沐浴するときには赤ちゃんが沐浴しても大丈夫かどうか、体調を確認しましょう。新生児にとって、沐浴は体力を使います。決して無理をしてはいけません。
まず、沐浴の前に赤ちゃんの体温を測ります。体温が高いときにはその日の沐浴はやめた方がよいでしょう。もしお尻が汚れているようであれば、お湯に浸したタオルなどで優しく拭くだけでもよいかもしれません。
発熱がなければ赤ちゃんの全身を観察し、皮膚が赤くなっていないか、湿疹は見られないかを確認します。赤ちゃんがご機嫌かどうかもチェックしてくださいね。
沐浴に必要なものを揃えよう
【ベビーバスにお湯を張る】
お湯の温度は、37~40℃が最適です。湯温計で測れば安心ですが、なければママの肘の内側で適温か確認してください。
【沐浴グッズ】
・洗面器…赤ちゃんの体をすすぐときや上がり湯のときに使います。
・ベビーソープ…固形タイプ、液体タイプ、泡状タイプがあります。
・ガーゼ(2枚)…1枚は、沐浴布として沐浴中に赤ちゃんが怖がらないように、お腹の上に乗せます。もう1枚は、赤ちゃんの体を洗うときに使います。
・バスタオル…大きめのバスタオルを広げた状態で用意しましょう。
授乳直後は沐浴を避けるように
赤ちゃんの胃は大人よりも真っ直ぐな形のため、少しの刺激で母乳やミルクをもどしやすくなっています。授乳後のゲップは、胃の中の空気を出してもどしにくくするためです。
ですから、授乳直後に沐浴すると吐くことがあるので、30分以上間隔を空けてからにしまょう。授乳直後はウンチが出やすくなる赤ちゃんも多いようです。
また、授乳直前の赤ちゃんはお腹が空いていて、機嫌が悪くなりがちです。不機嫌な状態で沐浴すると、ぐずってママも赤ちゃんも大変です。赤ちゃんがお腹を空かせているときの沐浴も、避けた方がよいでしょう。
沐浴後に必要な観察項目とケアとは
耳と爪の状態を確認しよう
沐浴後は、赤ちゃんの耳の状態を確認しましょう。その後、耳の周りに残った水分やふやけた汚れなどを綿棒やガーゼで優しく拭き取ってください。耳の中は粘膜を傷つけないよう、あまり奥の方まで入れずに優しく拭き取りましょう。
耳のお掃除が終わったら、赤ちゃんの爪の状態も確認してください。爪が伸びているようであれば、赤ちゃん用の爪切りなどでケアしましょう。
赤ちゃんの爪は、沐浴後は柔らかくなっています。指を軽く握り、深爪にならないように切りましょう。安全のために、指は優しく固定するとよいですよ。
おへその状態をチェックする
へその緒のケアについては出産した病院で説明されることが多いようですが、指示がなくてもへその緒のケアはしばらく続けた方がよいでしょう。
へその緒は、沐浴後のケアをおすすめします。沐浴後のおへその水分は、綿棒でそっと拭き取りましょう。汚れが目立つときには、綿棒にベビーオイルを塗ってケアしても構いません。
へその緒の周りに膿のような液体があれば、膿を拭き取るように優しく消毒します。消毒のやり過ぎは炎症の原因になるので注意してくださいね。へその緒が取れた後でも、しばらくは綿棒でのケアを続けましょう。
肌が乾燥したり赤みや発疹がないかを確認
また、沐浴により赤ちゃんの皮脂がお湯で洗い流されてしまうので、肌が乾燥しやすくなっています。赤ちゃんの肌を健康な状態に保つためにも、保湿ケアを忘れないでください。
赤ちゃんの肌を乾燥から守るため、保湿力に優れた沐浴剤をお湯に混ぜるとよいでしょう。沐浴後に保湿乳液を塗る方法もあります。
せっかくスキンケアするなら、赤ちゃんとのスキンシップを楽しんでみてはいかがでしょうか。ママの手のひらでベビーマッサージをすることで筋肉がほぐれ、ママの愛情が赤ちゃんに伝わります。