赤ちゃんの後追いはいつまで続くの?対処法を知ってストレスを軽減
赤ちゃんの後追いが始まったころは、ママもかわいいと感じたのではないでしょうか。しかし、家事などをするために離れるたびに毎日泣かれて追い掛けてこられると、ママも困ってしまいますよね。そこで、後追いの始まりと終わりの時期や対処法などをご紹介します。
後追いをする理由と時期を知ろう
ママを特別な存在だとわかっているから
赤ちゃんの後追いは、ハイハイができるようになったころから始まるようです。後追いが始まる根底には、パパとママへの愛情と信頼があります。そのため、信頼するパパやママが自分の視界から消えたことへの不安や恐れで追い掛けてくるのです。
後追いが始まるのは、きちんとパパやママの姿が見え、移動する運動能力があり、パパとママが大好きという心の成長があるからです。「初めはかわいかったけど、毎回だと疲れるなあ」と思うかもしれませんが、これも立派に成長した証だと受け止めましょう。
およそ6カ月から始まり1歳半ごろ落ち着く
後追いが落ち着くのは「ママはすぐに戻ってきてくれる」ことが分かってくるからです。最初は視界から消えるということだけで恐怖を感じていた赤ちゃんも、何度も同じことを経験するうちに学習していきます。
「あっちの方向に行ったときは、すぐに戻ってくれるはず」など、先を予想する力がついてくるのです。小さいながらも、日々色々考えているのですね。
1歳を過ぎて、ママの問いかけに返事のような反応を見せるようになるのは、後追いがおさまる前触れかもしれませんよ。
あまり後追いをしない赤ちゃんもいる
あるアンケートによると、後追いがあった赤ちゃんは36.02%という結果が出ています。これを見ると、赤ちゃんは後追いをするものと思っていたママにとっては意外な結果かもしれませんね。
我が子が後追いをしないタイプだったときに、何か問題があるのではと心配になるママもいるようです。しかし、後追いをしないからといって、病気と短絡的には結びつける必要はありません。
保育園に通っていたり、かまってくれる家族が多かったり、ひとり遊びが大好きだったりすると後追いがないこともあるようです。
激しい後追いへの対処方法はあるの?
赤ちゃんに声を掛けてから離れる
しかし、きちんと声を掛けてからの短い時間であればママが離れてもお友だちと遊んでいてくれますね。それと同じです。
赤ちゃんの場合は、声を掛けたとしても最初はなんのことか分かりませんから後追いは続くでしょう。しかし、声を掛け続けることで「ママがこう言ったあとはすぐに戻ってくる」ということが分かるようになります。
これを繰り返していくことで、子どもの気持ちは安定し、後追いが少なくなっていくのです。また、声を掛けることは、親子のコミュニケーションにもなりますね。
抱っこやおんぶをしながら作業する
現代でも後追いに困ったり、目を離した隙に危ないことをしたりしないようにするために抱っこやおんぶは有効です。おんぶをしていれば赤ちゃんはママが常にそばにいているため安心感が得られますし、ママもずっと泣かれて困ることもありませんね。
しかし、ずっとおんぶで長時間作業をしていると肩や腰に負担が掛かり辛くなってくるものです。辛いときは無理をしないようにしましょう。
無理をして作業を続けていると、今度は立ち上がれなくなったり、日常生活に支障が出て結局赤ちゃんのお世話どころではなくなったりする恐れもあるからです。適度な休憩を入れるようにしてくださいね。
成長の過程だと受け入れることも大切
後追いをするようになったということは、赤ちゃんが自分の意思で動くことができる能力がついてきたということです。ハイハイや歩くという手段を手に入れて大好きなパパやママを自分から追い掛けることができるようになり、行動範囲が広がったのです。
ママにとっては、色々なことが思うようにできないストレスが溜まってしまうかもしれません。しかし、ずっと続くわけではありませんから「これも成長の証。そのうち終わる」と待つようにしましょう。
後追いが始まったら気をつけたいこと
ドアの開け閉めのときのケガに注意
赤ちゃんの安心感や安全面を考え、トイレやお風呂のドアを開けっ放しで使うママもいます。中に入って来られると困るので、ドアの前にベビー用イスなどを置いて赤ちゃんを座らせ、ママが見える状態にしておくとよいですよ。
ドアが完全に閉まってしまうのを防ぐドアストッパーや蝶番の部分に手を入れてしまうのを防ぐアイテムもありますので、活用してくださいね。