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子どもが転ぶと唇を怪我しやすい?対処法や怪我を防ぐ方法を紹介

子どもが転ぶと唇を怪我しやすい?対処法や怪我を防ぐ方法を紹介

子どもが転んで怪我をしないための防止策

外で歩くときは手をつなぐかハーネスを使う

知的・運動発達の観点から、10歳以下の子どもには危険予測がむずかしいといわれます。周囲の安全確認もせず、急に走り出したり向きを変えたりと、転倒のリスクが常にありますよね。

怪我・事故防止のため、外を歩く際には必ず子どもと手をつなぎましょう。手を握るときに、小指を子どもの手首にまわすとより安心です。親指、人差し指・中指・薬指、小指の3箇所でホールドすることで、子どもがとっさに走り出したり手を払ったりしても、ほどけにくくなります。

ハーネス(幼児用リード、迷子紐)の使用も安全策の一つ。ただし、あくまでもハーネスは補助的なものと捉え、ハーネスを付けているときも手をつなぐようにしましょう。もちろん、危険なことは子どもにきちんといい聞かせることも重要ですよ。

歩きながらの歯磨きはさせない

実に幼児の4人に1人が、歯磨き中に怪我をしたもしくは怪我をしそうになったという経験があるといいます。育児雑誌や新聞等でもたびたびその危険性が取り上げられています。

実際に怪我をした例は「歯磨き中に歩き回っていて転倒した」「兄弟でふざけて歯磨き中に走り、物にぶつかり喉に刺さった」というものです。ほかにも「椅子に座って歯磨きをしていたところ、立ち上がって転落、口腔内に刺さった」という報告もあります。想像するだけでゾッとしますよね。

歯磨きの注意点と危険性をよく子どもにいい聞かせ、パパやママが見守るようにしましょう。箸やフォーク、鉛筆などほかの棒状のものも同様です。不要にくわえないこと、くわえたまま歩き回らないことを根気強く注意しましょう。

家具類の角にはクッションを貼ろう

家の中で、フローリングで滑ったり椅子やソファの上からバランスを崩したりして転倒・転落した際、ぶつけやすいのが家具の角です。大人にとっては、腰以下の家具も子どもにとっては顔の位置。すべての転倒・転落を防ぐのは難しいですが、クッションバーやコーナーガードを貼付しておくことでぶつかったときの衝撃を和らげる工夫はできます。

「スポンジやシリコン製でL字のもの」「棒状・渦巻状で好きな長さにカットして使うもの」「両面テープタイプ」「家具の角にはめ込むタイプ」「透明」「木目調」など、様々な形・貼りつけ方・色がありますので、設置場所やインテリアとの相性に合わせて選ぶとよいでしょう。100円ショップでも多数取扱っていますので、手に取りやすいですよ。

上手に転ぶ方法を学んでおこう

顔にけがをする子どもが急増中

「子どもは転びやすく、怪我をしやすい」と考えるママも多いですよね。実は1970年以降、子どもが小学校で怪我、骨折をする件数が2倍に増えたそうです。幼稚園や保育園でも、怪我をするケースの半分以上が顔や頭部のケガになります。

子どもは頭が重く、転倒しやすいのは本当ですが、転んでもとっさに手で身体を守ることができると怪我を最小限に抑えることができます。しかし、最近は転んでも手がでない子どもが増えているそうです。

そのため、顔から地面に倒れることになり、あごや鼻を打ちつけたり唇を切ったりする子どもが多いのです。転ぶことは仕方ないのかもしれませんが、顔への怪我が多い場合はその原因について考えてみる必要があるかもしれません。

ハイハイが転倒時の救世主になっている

ではなぜ、転んだときに子どもの手が出なくなってしまったのでしょうか。これにはいくつか説がありますが、乳幼児のころのハイハイ不足が原因の一つではないかといわれています。

ハイハイを大人になってやってみると分かりますが、腕で上半身を支えて進むのはかなり疲れますよね。ハイハイは筋トレのように、腕を鍛えてくれます。

しかし、部屋が狭いとハイハイをしてもすぐに家具や壁に突き当たってしまいます。すると、ハイハイするよりも伝い歩きなどの方が都合がよいので、結果的にハイハイが少ない、またはハイハイをしないで歩き始める赤ちゃんも少なくありません。

ハイハイをたっぷりすると、体を支えられる腕の筋力がつき、転んでも身を守ることができるとも考えられますね。

転ぶことで上手な転び方を学ぶ

子どもが転んで怪我をすると、ママはなんとか転ばないように対策を考えますが、それよりも上手な転び方を学んでもらう方が効果的です。2~3歳までにたくさん転んだ子どもほど運動能力が高くなるともいわれています。

たくさん転ぶことを経験する中で、とっさの判断やバランス、手足の連携などを学ぶことができて、本当に危険な場面で転倒したときに身を守れる、または転倒を回避することができるようになるのです。

たくさんの軽度な転倒を経験するには芝生の公園など、転んでも衝撃を吸収するような場所でたっぷり遊ぶのがよいでしょう。外遊びはそれだけで運動神経を発達させますので、積極的に行いたいですね。たくさん走って転んで、また立ち上がる経験を大事にしましょう。

まとめ

唇や口腔内の怪我は出血が多く、子どもはもちろんパパやママもびっくりしてしまいますよね。万が一怪我をしても慌てずに、まずは止血をすることが大切です。

「診察が必要かどうか」「何科にかかればよいのか」判断に迷う場合は、電話相談で指示を仰ぎましょう。かかりつけ医や相談窓口の連絡先をスマホの電話帳に登録したり、メモを持ち歩いたりすると安心ですよ。

子どもが痛がっている姿を見るのはパパ・ママにとっても辛いものですよね。家庭内での工夫や子どもへの日ごろの注意喚起を怠らず、大きな怪我を未然に防ぎましょう。
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