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子どもの歌で感動を呼ぼう!発表会へ向けての練習法や選曲ポイント

子どもの歌で感動を呼ぼう!発表会へ向けての練習法や選曲ポイント

幼稚園の発表会は、子どもの成長が感じられますよね。発表会で披露する歌は、どのような曲がよいのか迷うママもいるのではないでしょうか。年中さんと年長さんとに分けて歌い方の特徴や選曲のポイント、歌の練習方法についてまとめました。歌唱指導において気をつけたいこともご紹介します。

子どもの歌唱指導で気をつけたいこと

大きく口を開けて、お腹から声を出すように

子どもに「大きな声で歌おう」と言うと、とにかく大きな声で叫ぶように歌うことがありますよね。かといって「叫ばないで歌おう」と言うと、今度は声が小さく元気がなさそうな歌声になってしまうことがあります。

幼稚園児の場合は、大きな声でと言うよりも「大きく口を開けて歌おう」と声がけをする方が、上手な発声につながることが多くなります。大きく口を開けることで声帯が開いて、自然と大きな歌声になりますよ。

また、お腹から声を出すようにするとよいですよね。ただ、子どもにお腹からと言っても伝わりにくいかもしれません。遠くの人に向けてまっすぐ前を向いて歌うように指導をすると、自然とお腹から声が出てきます。発表会は立って歌うので、練習も立って行うとよいですね。

歌詞カードや絵柄などで歌詞の意味を伝える

歌詞の意味が分からない歌を歌うよりも、意味が分かる歌を歌う方がママも感情を入れて歌えますよね。子どもも意味が分からない歌よりも歌詞の意味を知り、歌そのものに関心を持てた方が楽しく歌えますよ。

年中さんになるとひらがなが読める子どもも増えるので、歌詞カードを用意して意味を伝えることもおすすめです。また、絵柄などを添えて分かりやすく伝えることもよいですね。年齢に合った伝え方をするようにしましょう。

子どもは耳でも歌詞を覚えられることが多いですが、意味が分からない状態で聞いた音を元に歌っていることも多いようです。意味が分かっている方が子どもも関心を持ちやすいため、音だけではなく意味も伝えるようにしましょう。

歌うことが楽しくなる環境づくり

子どもは楽しいことは大好きですが、辛いことや苦手なことを続けることは難しいですよね。歌うことは楽しいと感じてもらうことが大切です。子どもが楽しいと感じるためには、まずは指導をするママが楽しそうであることが大切ですよね。

「歌うことは楽しいよ」ということを、ママが楽しんで歌うことで子どもにも感じてもらいましょう。そして子どもが歌えたら、たくさん褒めることも忘れないようにしたいですね。

子どもはママに褒められたことを嬉しく思います。そして褒められた理由となる歌のことを好きになり、だんだん上手に歌おうという気持ちを持てるようになりますよ。

子どもが歌うことが楽しいと感じられる環境づくりや雰囲気づくりをしていきましょう。

年中さんの歌声の特徴とおすすめの曲選び

歌のイメージに合わせて歌えるようになる

元気いっぱいの歌声が特徴だった年少さんに比べると、年中さんは音程が合うようになってきます。ただ大きな声で歌うだけではなく、簡単なメロディーラインなら揃って歌えるようになるのですね。複雑なメロディーラインでも、練習を重ねることで全体的に揃った歌声を披露できるようになりますよ。

歌唱力についても上達が見られ、表現が幅広くなります。歌詞の内容を丁寧に説明し子どもが歌詞を理解すれば、歌のイメージに合わせた歌い方もできるようになってきますよ。また、幅広い音階の歌を歌えるようになるのも、年中さんの特徴です。歌が上手な子なら、全体をリードして歌う様子が見られるかもしれませんね。歌う力が伸びる時期ですので、少し難しいかなと思う歌にもチャレンジするとよいですよ。

テレビなどで子どもが聞きなれた曲

今の時代は幼い子どもでも、テレビやYouTubeなどたくさんのメディアに触れる機会が多いですよね。童謡やわらべ歌だけではなく、普段テレビなどで流れて子どもがよく耳にする歌や聞きなれた歌を選曲するのもよいですよね。

アニメソングやアイドルの楽曲の中には、子どもが合唱で歌うと違った印象になる歌が多数あります。朝の連続テレビ小説の主題歌などには、子どもも歌いやすい歌も多く見られます。このような歌は幅広い年齢層の方が知っている歌ともいえ、発表会を見に来たおじいちゃんやおばあちゃんも耳馴染みのある歌として楽しめますよ。

よく聞く歌はすでにリズムや歌詞が分かっていることも多いため、発表会まで練習する時間が少ない場合にもおすすめです。

輪唱曲や手話の演出をとり入れた曲

年少さんから幼稚園に入園する子どもも多く、年中さんにはすでに一度発表会を経験している子どもも多くいますよね。慣れが起こり、緊張感や集中力がなくなる様子が見られます。選曲をするときに、子どもを飽きさせない歌を選ぶこともおすすめです。

歌いながらほかの表現も行うことで、子どもは飽きを感じずに練習が行えます。例えばタンバリンやトライアングルなどの楽器を使ったり、手話の演出を取り入れてみたりするのもよいですね。

普段よく歌う歌も、輪唱で歌うことで印象が変わります。発表会に向けて一つの歌を練習すると飽きてしまうかもしれませんが、複数の曲を練習しながら、上手に仕上がった歌を発表会で披露するようにしてもよいですよね。

年長さんの歌声の特徴とおすすめの曲選び

歌のイメージを表現して歌えるようになる

年長さんになるとリズムに合わせて歌が歌えるだけではなく、歌のイメージに合わせた表現ができるようになってきますよ。歌い方や声の出し方も、自分たちで意識して変えられるようになり、バラードなども歌えるようになるでしょう。

幼稚園では最高学年となる年長さんは、少し大人っぽい曲にチャレンジしてみてもよいですね。子どもたちのやる気もアップします。またテンポが速い楽曲は難しい分、熱心に練習に取り組もうとする姿勢も見えてきますよ。

楽しそうな歌は笑顔で、しっとりとした歌は落ち着いた表情で歌うこともできるようになってきます。歌だけではなく、歌のイメージを表情や雰囲気を含めて表現しながら歌えるようになってくるのが、年長さんの特徴といえますね。
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