トイレトレーニングを始める月齢は?時期の目安と進め方のコツ
ひとり歩きが上手になってきたり、受け答えがだんだんできるようになったりしてきた子どもをみて「そろそろトイレトレーニングを始めてみようかしら」と考えるママもいることでしょう。でも、どういうふうにトイレに誘えばよいのでしょう。そこで、トイレトレーニングを始める時期や進め方のコツについてご紹介します。
トイレトレーニングを始めるのに適した時期
心身の発達が進む1歳7カ月以降が目安
また、運動能力も発達してくる時期なので、トイレまでひとりで歩いて行く、トイレにきちんとした姿勢で座ることができるようになります。このようなことができるようになったらトイレトレーニングを始めてもよい時期でしょう。
ただし、成長には個人差があるので、子どものタイミングに合わせることが大切です。しっかりと観察し、タイミングを見極めましょう。
時間に余裕があるときにスタートすると、ママもゆったりとした気持ちで見守ることができますよ。
脳や神経系の発達スピードには個人差がある
腎臓で作られたおしっこが膀胱にいっぱい溜まると、その情報が神経系から脳に伝わり、脳からの指令でトイレに行きたくなるようになっています。赤ちゃんのうちは、この神経系と脳の連携が未熟なので、脳からの指令を待たずに反射的におしっこが出てしまいます。
成長とともに、脳と神経系の連携がよくなり、徐々におしっこをするタイミングをコントロールできるようになっていきます。脳と神経系の発達スピードには、子どもによって個人差がありますので、焦らずに我が子の成長を待つことも大切です。
おしっこの間隔が2時間あくようになったら
日中だけでなく、夜間のおしっこ量もチェックしてみましょう。朝おむつが濡れていないことが増えてきたら、トレーニングパンツに変えてみてもよいかもしれませんね。
子どものおしっこの間隔が分からないママは、ノートに記録をつけてみてはいかがでしょうか。また、おしっこが出なくても、2時間おきにトイレの便座やおまるに座るように促すことも、トイレへ行く意識づけになるでしょう。
トイレトレーニングを始める前の準備方法
おまるや踏み台などトイレ用グッズの用意を
トイレトレーニングを始める1カ月ほど前から、子どもの目につく場所に置くなどして興味を引きつけておくようにしましょう。遊びの延長で楽しく座ってみるなど、トイレ用グッズに慣れておくこともスムーズなトレーニングに繋がります。
おまるは月齢が低く、部屋をあまり移動したがらないような子どもにおすすめです。補助便座は月齢が高く、大人のまねをしたがるような子どもに向いています。
おまると補助便座の両方を用意しておけば、トイレに行きたがらないときには、子どもが気分に合わせて選ぶこともできるのでチャンスが広がりますよ。
絵本などでトイレに興味をもてるようにする
ママやパパ、兄弟姉妹などがおしっこをトイレでする様子を実際に見るのも分かりやすくてよいですよ。トイレに行って何をするのか、子どもがしっかりとイメージを抱くことができるようにすることが大切です。
人形遊びのなかでトイレに行く場面を作るのも楽しいですね。人形のズボンやパンツを脱がせて便座に座らせるお世話をして遊んでみましょう。子どもはトイレに行ったときの動作の流れを楽しく覚えていきます。
子どもがおしっこをするタイミングをつかむ
おしっこをしたいときの仕草や行動は、子どもの様子をよく観察することで、だんだん分かってきます。子どもがブルブルッと身震いしたり、おしりをもぞもぞさせたりするなど、おしっこをしたいときの子ども特有の仕草や行動がみられたら、「トイレへ行ってみよう」と声掛けをしてみましょう。
トイレでおしっこをすることができれば、子どもは成功経験を積むことができるので、その後も自信を持ってトレーニングをしていくことができるでしょう。
トイレトレーニングの進め方のコツとは
トイレトレーニングの流れを把握しよう
おしっこの出る間隔をママがつかめてきたら、子どもがおしっこに行きたいと思うタイミングで声掛けをしていきます。子どもが嫌がるようなら無理には進めず、再びトイレでおしっこする意識づけを根気よく続けることが大切です。
ママの声掛けによってトイレの便座に座ることができ、トイレでおしっこができたときには「できたね!」と褒め、失敗してもトイレに挑戦したことを褒めれば子どもは前向きな嬉しい気持ちになるものです。
トイレで成功する回数が増えてきたら、いよいよトレーニングパンツや普通のパンツに挑戦ですね。