実家に夫婦で住むきっかけは?同居の心構えやメリットとデメリット
実家で親と同居している子育て家庭はどのくらいあるのでしょうか。なんとなく大変そうなイメージのある同居生活ですが、お互いを尊重しながら仲良く生活をしていくコツを知りたいママも多いですよね。ここでは、実家に住むメリットとデメリットを踏まえて、円満な同居生活を送るための心構えについてご紹介します。
実家に夫婦で住むきっかけや経験者から学ぶコツ
夫婦で実家に住むきっかけとは?
特に、親が土地や同居可能な広い家を所有しているような場合は、同居することによって住居に関する費用を抑えられますよね。その分を子どもの教育費に充てられると経済的に助かるでしょう。
子育てに関しても、パパが仕事で忙しいとママだけに子育ての負担が集中してしまいます。同居をすることで、子育てのサポートを受けられるのも魅力ではないでしょうか。そのため、子育て家庭が同居を検討するきっかけとしては、やはり「子どもが生まれたから」の理由を挙げる家庭が多いです。
同居経験者から学ぶコツとは?
例えば、気になることがあってもお互いのやり方には口を出さず、お互いの家庭には干渉しないように心がけたいですね。ママやパパも同居していると甘えが生じてしまいがちですが、あくまでも独立した家庭として甘え過ぎないように気をつけましょう。
しかし、干渉しないことは大切ですが、一方で同居しているのにコミュニケーションがないというのもよくはありません。挨拶は必ずするなど、最低限のコミュニケーションはしっかり取ることで、適度な距離感で気持ちよく生活できますよね。
実家に夫婦で住むときの心構えとは?
ルールなどはあらかじめ話し合うことが大事
話し合いの内容についてですが、まずは家事などの役割分担について決めておきましょう。ほかにも、帰宅が遅くなるときの対応など、生活の上でのルールについても話し合っておきたいですね。
基本的なルールを決めた上で、どうしても守れないときだけ分担を変わってもらうなど、お互いを思いやる気持ちを持って協力して生活していきましょう。
毎月生活費を納めることが必須!
費用については、定額で毎月いくらかを生活費として渡す、家賃がかからない代わりに水道、光熱費、食費は負担するなど、負担方法について話し合いで決めておくとよいでしょう。毎月実際にかかった金額を折半する方法よりは、少し多めに定額で渡す方法のほうが、お互いにストレスなく生活ができるようです。
また、生活費の負担が大きいと、同居の経済的メリットを感じられなくなってしまい、同居解消の選択をする家庭もあります。お互いにとってほどよい金額を話し合いで決められるとよいですね。
ママの実家の場合はパパの居場所作りを
ママは、毎日の家事をするときなど、自然に親とコミュニケーションを取る機会がありますし、実家なのであまり気を使わずに過ごすことができます。しかし、パパの場合は居場所がなく、暮らしにくいと感じるかもしれません。居心地が悪いと部屋にこもるようになったり、外出しがちになったりして、夫婦関係が悪くなる可能性もあります。
親との共有スペース以外に、家族だけの部屋にテレビを置く、お酒を保管できる小さめの冷蔵庫を設置するなど、パパがリラックスできるような家族だけ過ごす場所や時間を確保するようにしましょう。
夫婦で実家に住むメリットやデメリット
ママとパパがそれぞれ感じるメリット
ママにとってのメリットは、やはり子育ての協力をお願いしやすいことです。子育ての体力的な負担が軽減されるだけでなく、子育ての先輩としてよき相談相手となってもらうことで、精神的な不安感の軽減にもつながります。特に、実親との同居であれば気を使うことも少ないため、家事や子育てを協力し合えるのが魅力ですね。
同居をして保育園の送迎などの子育てを分担できると、仕事をしているママがお迎えの時間を気にせずに仕事に集中できるという点も、ママにとってメリットといえます。
一方、パパにとってのメリットは、経済的な負担が減ることです。パパだけのメリットというわけではないですが、ママが専業主婦の場合はパパだけで家族を養わなくてはいけないというプレッシャーがありますよね。同居をすればプレッシャーも軽減され、生活費が安く済むので教育費や家族のレジャーにお金を使うことができます。
また、仕事が忙しく家事や子育てをママに任せてしまっているパパにとっては、ママのサポートをしてくれる人が近くにいるので安心です。
ママとパパがそれぞれ感じるデメリット
ママでもパパでも感じるのは、やはり親との人間関係です。実の親であれば、あまり気を使わないと思うかもしれません。しかし、結婚してしばらく離れてそれぞれの生活をした後に再び一緒に過ごしてみると、家事や生活のルールに違いがあることに気がつきます。
日々の家事をこなすママにとっては、家事のやり方における些細な違いもストレスの一因になります。実の親であればまだ直接不満を口にしやすいですが、義理両親との同居は不満を抱え込んでしまいがちです。そんなときは、パパを通じて伝えてみると、嫁姑の人間関係を円満にしつつお互いの妥協点を見つけられるかもれしませんよ。
パパにとっても、親世代と一緒に暮らすことは生活リズムの違いから気を使う場面が出てきやすいでしょう。残業や飲み会で帰宅が遅くなってしまった場合、遅い時間の生活音が親にとっては迷惑に感じてしまうときもあります。また、パパの親との同居の場合は、嫁姑関係の仲介をしなくてはいけなくなると精神的にも辛いですよね。