保育園の役員挨拶のポイントとは!子どもの前での晴れ舞台の成功秘策
保育園で保護者会の役員に就任すると、保護者会の活動の一環として各種保育園行事での役員挨拶を依頼されることがあります。子どもが見ていることもあり、大勢の前で話すことに慣れていない場合は特に、緊張してしまうことも多いと思います。そんなママのために、ここでは役員挨拶のポイントについて紹介します。
保育園で役員挨拶がある行事とは
役員決定後の初舞台は「入園式」
入園式での挨拶のポイントは二つあります。まずは入園する園児に向けてのお祝いの言葉を述べたうえで、保育園には楽しいことがたくさんあるということを伝えます。まだ話の内容はわからない子どもも多いので、話の内容と合わせて話し方や表情に気をつけたいですね。
そして次に、新入園児の保護者へ向けた挨拶です。子どもを保育園に預けることへの不安を抱いているママも多いので、自分が入園したときの気持ちなどを交えて、保育園生活を楽しむ子どもの様子などを話すとよいでしょう。
保護者が一番集まる行事は「運動会」
開会の挨拶の場合、まずは天候にも恵まれ無事に運動会を開催できること、準備にあたった保育園の先生方への感謝を伝えます。子どもたちには、今までの練習への労わりと練習の成果を十分に発揮し、今日一日を楽しめるようにと激励の言葉をかけます。
閉会の挨拶では子どもの頑張りに対するねぎらいや一日の感想を述べ、運営にあたった先生方や観覧の保護者への感謝を述べます。
運動会での挨拶は屋外であることが多いことに加え楽しみなイベントを控えているので、長くなりすぎず簡潔な挨拶が好ましいですよ。
桜咲く最後の晴れ舞台の「卒園式」
まずは主役である卒園児へのお祝いのメッセージです。卒園へのお祝いの言葉とあわせて、これから始まる小学校生活への激励のメッセージを送りましょう。次に、卒園児の保護者への挨拶です。卒園へのお祝いはもちろんのこと、在園中の保育園の行事や保護者会への協力に対する感謝の気持ちを伝えます。
最後に、保育園生活をそばで支え成長を見守ってくれた保育園の先生方と来賓の方へのメッセージを伝えます。
思い入れもあり、ついつい個人的な思い出などを話してしまいたくなりますが、なるべく全員に共通するエピソードを話すようするのがポイントです。
我が子も応援!役員挨拶のポイントとは
家族の視線は気にせず堂々と
話のプロによる挨拶ではありませんので、完璧を求める必要はありません。少しくらい言い間違えても、言葉に詰まっても問題はありません。つたなくても、挨拶をするときは堂々と、を心がけましょう。
出席している人全員が聞き取れるような声で前を向いて話をすると、堂々と挨拶をしている印象になります。家族を見て話していると安心できるのであれば家族を見ても構いませんが、その場合は家族にはなるべく後ろにいてもらうようにするとよいでしょう。後ろの掲示物や時計に視線をあわせるのもおすすめです。
子どもも理解できるポイントを抑えた挨拶
入園式などの場合はまだ話の内容がわからない乳児もいるので、話の内容に加え、声のトーンや表情で楽しそうな雰囲気を伝えられるとよいでしょう。話すときには、大人に対して話すとき以上にゆっくりとハキハキと話すように意識すると、子どもでも聞き取りやすくなります。
子どもの集中力は長くは続きません。挨拶は長くならないように、簡潔にまとめるようにしましょう。子どもへのメッセージのときは、子どもへの問いかけを最初に入れるなど、話を聞いてもらうための工夫をするとよいですね。
見た目で印象は変わる!TPOに合った服装
保育園での行事において保護者会の役員は主役ではないので、目立ちすぎずTPOに合った服装を意識するとよいでしょう。入園式や卒園式などは大切なセレモニーなので、スーツを着用します。地域や通っている園によっては着物を着る場合もありますが、基本的にはスーツを着ていれば問題ありません。ただしリクルートスーツのような黒一色のようなスーツは避け、コサージュやアクセサリーで少し華やかさを出すようにするとよいですね。
運動会では、参加するほかの保護者と同じように動きやすい服装で挨拶をするなど、行事内容に適した服装を心がけましょう。
大勢の前で話す役員挨拶の成功秘訣とは
自己紹介が必要なときは簡潔にしよう
そのため、挨拶の初めには簡単な自己紹介を入れるとよいでしょう。自己紹介は「◯◯組の◯◯の母の◯◯と申します」と、子どものクラスと名前、続けて自分の名前を名乗り、一言挨拶する程度で構いません。
役員就任後の初めての挨拶の場合は、役員に就任したことを報告し1年間の抱負を一言簡単に話ができるとよいですね。また卒園式などの最後の挨拶の場では、役員を務めた1年間の感想と感謝を簡潔に挨拶に盛り込んでもよいでしょう。